東京工業大学エンジニアリングデザインプロジェクトに参加しています
UXデザイングループの アマカス / @Sapphirus です。2018年度に続き、さくらインターネットが参加している東京工業大学のエンジニアリングデザインプロジェクト(以下「EDP」)について紹介します。
この投稿は さくらインターネット Advent Calendar 2019 の 8日目の記事です。
EDPとは
協力企業と策定したテーマに基づいて,チームで課題を発見し,解決手法をエンジニアリングの手法を用いてプロトタイプで提案する授業です.
「エンジニアリングデザインプロジェクトの目指すもの」から引用
さくらインターネットは協力企業としてテーマの提供とメンターとして参加しており、デザイン思考とリーンのプロセスを社内に取り込むことを目的としています。2019年度のテーマは「フルタイムで働く親が子どものためにできる食育をデザインせよ」です。
EDPとの出会い
前職で IoTパートナーコミュニティ に参加した際に、メンバーの方から東工大で面白い取り組みをしているよと教えていただいたのがきっかけです。ちょうど2017年度の発表を控えていたタイミングだったので大岡山へ行き、最終発表を見終わった頃にはいつか参加したいと思っていました。翌年から参加できると思っていませんでしたが。
EDPの魅力
1.デザイン思考を活用したコト・モノづくりのプロセスを間近で観れる
デザイン思考にリーンが組み合わさったプログラムに思えます。ユーザーインサイトからMVPを作り、そこで得た学びを次に反映する。この一連の流れを繰り返しながら、また迷走しながらプロダクトを作っていく過程が観れるところがとても気に入っています。失敗しにくい現場であれば尚のこと価値を感じられると思います。
2.多様な視点をもったチーム構成
面白いのが、社会人と東工大生と美大生で構成されていることです。枠の中で収めようとする社会人と、枠に縛られない学生とがチームとなってテーマに取り組みます。この状況は上司と部下に近い関係になるはずです。声の大きい人(上司の意見など)に引っ張られずにアイデアをカタチにしていくにはどう振る舞えばよいのかが学べます。
3.多様な先生たち
斉藤先生をはじめ、先生方も多様です。そして強力です。社会に出れば先生方がするようなレビューを受ける機会はありません。厳しいコメントにも愛を感じます。これはメンターとして参加している自分たちにとっても貴重な体験です。
EDPの様子は書籍になっているので興味が湧いた方はぜひ読んでみてください。このような実務に近い設定の講義を受けられる学生たちがとても羨ましいです。
この取り組みの素晴らしさは参加するとより実感できると思うので、2月8日の最終発表に足を運んでみてください。
最後に
チームipi とチームいわしのみなさん、ラストスパートがんばってください!
楽しみにしています!