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助成金・補助金セミナー開催!

先週金曜日(5月20日)
北九州市市民活動サポートセンターにて
「助成金・補助金セミナー」を開催しました。

講師は「ふくおかNPOセンター」代表の古賀桃子さんです。
令和2年度から北九州市市民活動サポートセンターが実施する各種セミナーの講師をお願いしており、
これまで、この「助成金・補助金セミナー」をはじめ、「組織力アップセミナー」や「協働セミナー」などの講師を務めていただきました。

古賀さんの優しい喋り口調は耳に心地よく、
ご自身の体験や、多くの参考資料をもとに
いつも大変分かりやすい講義をしていただいています。

セミナー終了後のアンケートでも「わかりやすかった。」「聴きやすかった。」との回答が大半です!(私もそう思いますw)

北九州市立大学大学院マネジメント研究科特任教授も兼務されており、
毎回、当センターのセミナー講師を引き受けてくださる際に
「北九州大好きなので」「北九州のためにぜひ」と嬉しい言葉をいただきます。
古賀さん、いつもありがとうございます!

助成金・補助金セミナー

助成金・補助金をよりよく活かすための考えかた、進めかたについてご講義いただきました。

団体の財源についてのお話からスタートし
助成金・補助金の効果が団体にとって、
また、社会にとってどのような「効果」があるのかをお話しいただき、セミナーはすすんでいきます。

助成(補助)する側のねらいについて…
実際に助成金(補助金)の審査などをされている古賀さんのお話はとても貴重です。
どの助成金(補助金)にもその目的がしっかりと示されているので
助成(補助)する側の思いを汲み取って企画することが大切です。

そして、現在どのような助成金・補助金の募集があっているのか
助成金・補助金を活用した事業(活動)の実例紹介など
さまざまな資料をもとにお話しいただきます。

「こんな補助金があるんだ。」「帰って詳しく検索してみます。」と
参加してくださった団体さんにとっても有益な情報となったようです。

いつも多くの参考資料をもとにお話しいただくので
イメージも湧きやすく、大変わかりやすいセミナーです。

そして、「申請」「実施」「検証+報告」3つの段階において
それぞれどのようなことを大切にして(注意して)進めていけば良いのか
段階ごとに「知恵あれこれ」をいただきました。

出す側の思いを汲み、適正規模で見通しを(ストーリーやインパクトも必要)
計画と工程をしっかり練って、事務ルールに沿って事業実施
記録も兼ねた折々での発信、エビデンスも重要
報告、決算は丁寧に(敗因分析、ふりかえりも大切)
などなど…

最後に「プレゼンのコツ」についてアドバイスをいただきました!
これまで検討委員として参加した審査会において印象に残っているプレゼンのお話しを交えて教えていただきました。

パワポなどPCを使ったプレゼンでなくても効果的な手段はいろいろある
一に練習、二に練習!
プレゼンを自ら楽しもう!
…なるほどです。

参加者からも申請事業やプレゼンについての質問が飛び
大変活発なセミナーとなりました。

NPO公益活動支援事業補助金実績報告会

当日は、NPO公益活動支援事業補助金実績報告会を同時開催しました。
令和3年度NPO公益活動支援事業の補助金決定団体から
2団体が実績報告を行い、
講師の古賀さんにご講評いただきました。

発表団体は
NPO法人 ALL OKさんと、
NPO法人 北九州市建物遺産トラスト
さんです。

NPO法人 ALL OK 理事長の佐藤さん
採択事業「おいしい・たのしい・あたらしい防災!」の実績報告をしていただきました。
自然災害の少ない北九州市ではまだまだ「人ごと」の「防災」
自分の命を守る「自助」の重要性の啓蒙活動を楽しく、継続的に開催
「防災」で繋がる「命」のまちづくり活動に取り組みました。

事業をふりかえって
コロナ禍での事業実施で大幅に予定が変更となり苦戦したそうですが、
結果的に変更になったことで次の活動につながったこともあったとのこと。
広報活動の大切さを実感し、継続的な事業実施には事業収入の確保も重要であるとの報告がありました。

NPO法人 北九州建物遺産トラスト吉﨑さん
採択事業「池本邸(茅葺民家)の保存と活用提言事業」の実績報告をしていただきました。
北九州市ではほとんど消滅してしまった茅葺民家が八幡東区猪倉に存在
茅葺民家を地域の共有財産として活用し、新たな活力を得るきっかけとなるような事業を計画
茅葺職人を招聘、実例の紹介や施工法などを含む講演会、茅を使ってモノをつくるワークショップを開催
この茅葺民家を地域活動の新たなシンボルとして考えうる下地造りに取り組みました。

事業をふりかえって
茅葺民家の調査を行い、建物と地域の関係を見直したことで、専門家だけでなくより多くの多様な世代の人に知ってもらうことが重要であると再認識したとのこと。
コロナ禍で人数制限がある中での事業実施で参加者の確保が難しかった実感から、今後は広報活動を充分に行いたい、また、同じ地域で活動する他団体との協力関係を築き、より広範な活動を目指したいとの報告がありました。

2団体の実績報告を受け、
講師の古賀さんからは、それぞれにご講評いただき、事業をふりかえっての反省点に対し、アドバイスもいただきました。
ぜひ今後の活動に活かしていただきたいです。

NPO公益活動支援事業について

令和4年度「NPO公益活動支援事業」は
6月10日(金)まで申請受付中です。

北九州市内で実施する公益的な活動が対象となります。
皆さまには補助金を有意義にご活用いただき
さまざまな課題解決のための事業を実施していただきたいと思っています。
(注:審査の結果、不採択となることがあります。また、採択された場合も補助金交付申請額より補助金額が減額されることがあります。)

今回のセミナーが助成金・補助金を申請する際の参考となり、
また、団体の中で補助金活用について再考するきっかけとなれば幸いです。

ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください!


北九州市市民活動サポートセンターでは
今後もNPO法人、市民活動団体を対象とした
各種セミナー、イベントを実施予定です。
情報はHP(キラキラネット)やFacebookに掲載していきますので
ぜひご参加ください!

5月26日(木)18:30〜「5月サポートセンターの日 NPO活動発表会」を開催します!
発表団体は、ミャンマーの子どもたちへランドセルや教育物資を届ける活動をされているNPO法人ドリームランドセルさんです。
ミャンマーの子ども達を取り巻く環境や法人設立から活動して2年目の思いなどをお話しいたただきます。

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