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第2回PR塾開催!

8月7日(日)今年度前期のPR塾第2回目が開催されました!
第1回目同様、大変勉強になる内容でしたので
少しだけ講座の内容をご紹介です。

第2回、第3回の講師は
株式会社三角形 代表取締役の福岡佐知子さんです。
ゆったりゆっくり優しい口調で講座は進みます…
(福岡さんの講座では、参加者の方から「ゆったりと落ち着いた声で、すごく分かりやすい(聴きやすい)講座でした。」とのお声をいただくことが多いんです!福岡さんいつもありがとうございます。)

「広告」と「広報」

最初に、第1回目の講座の振り返りをしながら
今回の講座にもつながる大事なポイントについてお話がありました。

「広告」と「広報」って何が違うの?

そもそも「告」と「報」で字が違いますよね。
「告」は、「つげて相手にわからせる」という意味で、いわゆる一方通行…
「報」は、「むくいる:受けた物事に対してそれに見合っただけの事をして返す」という意味で、双方向の意味合いがあります。

「安いですよ」「美味しいですよ」などなど
日常生活で私たちが触れることが多いのは、実は「広告」。

「私たちはこんな団体ですよ」「こんなことを考えて活動していますよ」と相手に知ってもらうこと…
「PR=私と周りとの関係性」を築いていくのが「広報」なんです。

「広報」は双方向で行うコミュニケーションの活動です。
「(団体が)伝えたいこと」と「(相手が)知りたいこと」の間に「広報」は存在しています!

ワークショップ①

私たちのNPOの情報発信はどうあれば良い?

団体ごとに話し合い、発表してもらいました。
・無関心層と関心層の間の層に情報を届けたい。届けるにはどうしたらいいか。
・アナログな方法での広報は有効か。
・どんな人に届けるかによって方法や様式を変えるべきなのかもしれない。
・「してあげる」というスタンスの広報から「一緒にしよう」という広報にしていきたい。
・双方向の広報とはどうすれば良いのか?
などなど…

あらためて話し合うことで
各団体の問題点や課題、この講座で学びたいことなどが明確になったようです。

話し合いの時間には講師の福岡さんが各テーブルを回り、声をかけてくれます。
福岡さんが入ると、団体さんの話し合いもより活発になっており、発表ではさまざまな意見を聴くことができました。

ワークショップ②

「想い」を受け取るワーク

当日は、福岡さんが自身のコレクションであるフリーペーパーをたくさん持参してくれました。
各団体、その中から一つだけ選び
選んだフリーペーパーの「トーン&マナー」
そして、第1回目の講座で学んだ5つの「どん」
どんな人へ
どんな時に
どんな手段で
どんな点を
どんな人と
について団体ごとに話し合い、発表してもらいました。

受講者の皆さんは、発信者としてこの講座に参加していますが
「私たちは発信者であるとともに受信者でもあるんです。」と福岡さん。

「発信者」になると、途端に「受信者」であることを忘れがちになるのだとか…

私たちは、日常生活の中でたくさんの情報を受信し、選んでいます。
このワークショップでは「受信者」として広報物から情報を受け取る訓練を行いました。

発信者がどんな人にどんな点を届けたいと考え、この広報物を作っているのか…
発信者の意図通りの作りになっているのか…
発信者のこの工夫が良い
もっとこうした方が良いのではないか
など、各々「受信者」として広報物の情報を受け取り、分析しました。

ワークショップを行って分かったことは、私たちは、受信者になると、上手に情報を受け取ることができるんです。
でも、発信者になると、うまく情報を差し出すことができていない…

広報においては「発信者」として「受信者」の気持ち(感覚)を忘れないことが大切です。
届ける相手の立場に立った広報を行うことで、効果的な広報となり、また「双方向の広報」へとつながっていくのだと思います。

ワークショップの様子

第三者に見せてみる

双方向の広報のためには…

制作した広報物などを「第三者に見せる」ことが効果的とのこと。
見せる相手は家族や知人、
団体について興味のない人にも見せてみると良いそうです。

大きな広報プロジェクトになると、プロが集まって仕上げていくので、逆にいろんな意見を聴くチャンスを逃していることも多いんだとか。
結果、一方的な広報になってしまうことも…

内々で話し合うことも大切ですが
外(周り)に向かって話してみることも大切です。

意見やダメ出しを聴くのは嫌だな…と思う気持ちはわかります
が、いろんな意見を聴いて取り込んでいく方が、届けたい人に届く広報になっていきます。

「見た感想教えて?」
と言うことで、聞いた相手が仲間になっていきます。
周りをどんどん巻き込んでいきましょう!

「ナイ」ことはチャンス⁉︎

お金がない
時間がない
専門の人がいない

「ナイ」はひっくり返すとチャンス
と福岡さん。

お金がないなら、手作り(手書き)でOK
時間がないなら、年1回でもOK
専門の人がいないなら、自分たちで作ればいい

そうやって出来上がったものが
その団体の"らしさ"になるはずです。

「ナイ」は"らしさ"に…

最終回に向けて…(宿題)

第1回、第2回の講座内容を活かし
いよいよ広報物を制作していきます!

第3回目までに各団体さんには
『団体について知らせる』ための広報物を作ってきてもらいます。

ルールは以下の通り
・A4用紙
 切る、折るは自由
 カラーもOK
・どんな人に⇨はじめましての人
・どんな時に⇨サポセンのスタッフが窓口で団体の紹介をする時に…

第3回PR塾では
制作した広報物について、各団体さんに
「トーン&マナー」や「5つのどん」について説明してもらい
お披露目会を実施します!

講師の福岡さんにご講評いただき
他の団体さんと意見交換しながら
広報物をよりよく仕上げていきますよ〜。

その他、今現在、配布している広報物などを持参すれば、福岡さんから良いアドバイスがもらえるかもしれない⁉︎時間もあります。

次回も盛りだくさんで楽しい講座になりそうです。

タゴ

第1回PR塾の内容が気になった方は
こちらの記事もご覧ください。
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