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SAP認定コンサルタント資格について

本投稿では、SAP認定コンサルタント資格に関する情報をまとめています。
また、次回から投稿予定の新シリーズ ”SAP コンサルタント 基礎知識編” に関する情報についても少し語っているので、最後までご覧頂けると幸いです。

1.SAP認定コンサルタント資格とは?

SAP社が説明するコンサルタント資格とは以下のようなものになります。

SAPは、認定試験を実施することで、SAPシステムに関する知識を公式に認定する機会を提供しています。コンサルタントが認定を持っている=保有している認定資格領域の SAPシステムを導入するために必要なプロジェクトノウハウを持っていることの証明となります。
SAP認定コンサルタントには、SAPのさまざまな情報ネットワークに参加する機会が提供され、そこから得た最新でかつ質の高い情報をお客様にフィードバックすることができます。また、その資格名称を業務上の書類、名刺上に付加することが認められています
SAP認定コンサルタント資格は、各認定資格に対応する製品・リリースに対しての知識を保有していることの証明となり、その製品・リリースに対しては無制限に有効となります。

テストの種類はアプリケーションコンサルタント(業務コンサル向け)デベロップメントコンサルタント(プログラマー向け)テクノロジーコンサルタント(インフラエンジニア向け)の3種類あります。

アプリケーションコンサルタント (業務コンサル向け)
こちらは主に、業務コンサルタントを対象とした試験です。
この分類の試験に合格すると、「販売管理(SD)」「購買・在庫管理(MM)」「財務会計(FI)」「人事(HR)」「管理会計(CO)」「調達計画(PP)」などの企業における業務プロセスを効率化するための知識を有した人材であることを証明できます。

デベロップメントコンサルタント (プログラマー向け)
こちらは、プログラミング技術力を備えているかが問われる内容となっています。

テクノロジーコンサルタント (インフラエンジニア向け)
こちらは主に、インフラエンジニアを対象とした試験です(SAPに携わる人の間では「ベーシス」と呼ばれることもあります)。この分類の試験では、ERPパッケージシステムを導入する際に発生するシステム管理上の問題について解決することのできる技術力を有しているかが問われます。

2.受験方法・受験料について

受験方法は以下の2種類です。

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Type Aは試験会場で受験、Type Bはオンラインでの受験です。
それぞれの特徴は下記をご覧ください。主な違いは太字の箇所になります。
結論から言うと、料金・利便性どれを取ってもType Bを選択すべきです。

【Type Aの特徴】
定期開催スケジュールの中から受験日を選択いただき、試験会場(品川)で1回のみ受験可能です。試験開催スケジュールはコース詳細画面よりご確認ください。
全日程において試験監督は日本人が担当します。
試験環境は用意されているのでお客様に用意いただく必要はありません。
料金 : 5万円前後 (受験回数 : 1回分)

【Type Bの特徴】
1 Subscription購入で12か月間(期限延長不可)最大6回受験可能です。6回中3回まで同一リリース再受験できます。3回不合格の場合は次リリースまで受験不可です。受験申込み権利は他者へ譲渡不可です。
ご自身で試験環境を用意していただきご自宅や勤務先など、お好きな場所でオンライン受験いただきます。詳細は次セクション「環境要件」で確認してください。
電話、Chatを使用しEnglish Speakerの試験監督とコミュニケーションが必要です。テクニカルサポート等も全て英語です。当日試験監督とのコミュニケーションに不安を感じる方は試験当日の会話例をご確認いただき試験に備えてください。試験自体は口頭形式ではありません。
料金 : 6万円前後 (受験回数 : 6回分)

3.試験に向けた学習方法

SAP認定コンサル資格試験に合格するための学習方法ですが、正直なところあまり選択肢がありません。考えられる方法は下記の3つくらい。

①.SAP社が提供する超高額なトレーニングを受講する(50万円~)
②.未経験者を採用している企業に入社して実務経験を積む
③.ネットで配信しているSAPトレーニング動画やブログから学ぶ

①は個人では出せる金額ではないと思います。今所属している企業があなたに投資してくれるのであれば、最も効率的な学習方法ではありますが、そんな恵まれた環境にいる人は稀ではないでしょうか。

②の方法も選択肢の一つではありますが、このご時世ですので、未経験の採用はそう多くはありません。新卒であればチャンスはありますが、入社してもSAP職に就ける保証もないのでなかなか難しいでしょう。

③は独学でSAPを学ぶ方法です。お金をかけず学びたい方は③しか方法はないと思います。
多少のお金をかけても良いという方は、SAP社が提供しているe-Learning(概要説明のみですが。。)や、有料の英語でのSAP解説コンテンツを購入することでより効率的に学ぶことができます。
大体5万~10万円程度でSAPコンサル試験対策のトレーニング動画を購入することができます。

以上の通り、SAPを学ぶ方法は現実的に考えて選択肢がかなり狭いです。SAPを独学するのであれば、③しか方法はないと言っても良いでしょう。
ただし、③を選択したとしても、教材はほぼ100%英語なので、その点だけは覚悟が必要です。
また、これはSAP業界のあるあるなのですが、コンサルはインド人が多いです。市場で出回っている教材もインド英語での解説が多く、SAPを学ぶ前に彼らの発音を理解するのに少し苦労してしまうかもしれません。。

SAPの試験問題自体はあまり難しいものだとは思わないのですが、
上記に挙げた通り、SAPを学習する方法があまりに限られており、尚且つどれもハードルが高い。これがSAPコンサルタントの希少性を高くしてしまっている理由だと考えています。

私がNoteでの投稿を始めた理由も実はここにあります。私はSAPを未経験から独学しました。方法は③です。
幸いにも英語は難なく話せたので、言語の壁も特にありませんでした。
しかし、日本語で解説されている教材があればどれほど楽だっただろうかと今でも思います。

そこで、次回以降はSAPコンサル資格試験対策用のNote記事を投稿していこうと考えています。

投稿は1つのモジュールをカバーするのに100~200程の投稿になるのではないかと思います。1記事当たり300円~で販売いたします。

全て購入して頂いたとしても、10万円以下になるので、SAP社提供の50万円を超すトレーニングや10万円を支払って英語による解説動画を購入する方法に比べればリーズナブルかつ、理解しやすいのではないかと思っております。

英語のe-Learning教材などをベースに学習して頂き、わからないところだけ、私のNoteを見て部分的に購入して頂くという方法もありかと思います。

また、SAPコンサルは目指していなくとも、普段の業務でSAPを使用している方にとっても、部分的にSAPの専門知識を学ぶよい教材になるのではないでしょうか。

是非次回以降の投稿をお楽しみにお待ちください。




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