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誰のものでもない人生を生きてくれ

はじめに

 皆さん、こんにちは。
 今回は僕の推しである緒方佑奈さん(以下ゆーな)があまりにもいいブログを書くものですから、僕も今の想いをまとめておこうと思い立った次第です。
(FC会員限定にはなりますがとてもいいブログなのでDIALOGUE+やゆーなに興味がある方は是非入会をご検討ください)

 このブログは拗らせオタクが悩んでいたことをつらつらと書き連ねるだけの内容になりますので、心と時間に余裕がある時にでも読んでいただけると嬉しいです。

強いオタクとは

 いかにも拗らせオタクが好きそうなタイトルですが、「強いオタク」とは何だろうと考えることが偶にあります。人それぞれ強いと思うポイントは違うし、その強みが活かせる環境なのかによっても「強さ」は変わってくるだろうし。思考の末辿り着いたのがオタク通知表です(今名付けた)。

オタク通知表のイメージ

 自分が使っているものをそのまま載せるのは消えたくなりそうなのでイメージですが、評価するポイントを明確にして自分に何が足りないのかを考えましょうという話です。創作(絵描いたり楽器演奏したり)が出来ること、企画(フラスタやら寄せ書きやらオフ会やら)が出来ること、ラジオでたくさん採用されること、運(隠語)などなど、オタクをする上であったらいいよねみたいな要素を並べています。

思考のきっかけ

  2022年の1月、その頃は夏川椎菜さんを推していました。夏川さんのオタク(通称ヒヨコ群)って創作活動に熱心な方がとても多いんですよね。ライブの時の企画も盛んだし、絵を描くオタクも多いし、新曲が出れば歌詞の考察とかもよく流れてきます。オタクは推しに似ると言いますが、クリエイター気質の夏川さんの影響なのでしょう(とても素晴らしい)。『ハレノバテイクオーバー』のMVが公開されたときも色んな考察が流れてきていた記憶があります。
 ブログのタイトルにしている「誰のものでもない人生を生きてくれ」、これは『ハレノバテイクオーバー』の大サビ(?)の歌詞です。「夏川椎菜について来たら最高の景色を見せてやる!でも、ただついて来るんじゃなくて自分の意志で考えて、ついて行きたい!って想いを持ってついて来い!」的なメッセージを僕はこの曲から受け取っています。
 僕のことを知っている人は分かると思うのですが、これといった特徴や個性がなく至って平凡なオタクです。有難いことに僕が今まで出会ってきたオタク達は尊敬できる人達ばかりで、僕が考える「強いオタク」ばかりです。そんなオタク達を羨ましくは思っても変わろうともしなかった僕は、この曲を聴いた時に「個性のない僕は夏川椎菜のオタクにはふさわしくない」と強く感じたのを覚えています。
 その後、ゆーなのオタクとして生まれ変わった僕は二度と同じ思いをしたくないと思い、絵を描き始めたりメールを送ったりするようになったので、この言葉は今の僕を支えてくれている言葉にもなっています。ありがとう夏川椎菜さん。
 そんな経緯もあり、定期的に自分の点数を見直しては次の目標へと向かっていく今のスタイルへと考え方を変えていったのです。

それでも病まずにはいられない

 そんな変化を見てくれているのか、長い付き合いのオタクからは「緒方さんのオタクになってから熱量が違うね」と言ってもらう機会が増えました。ゆーなも僕がチョロいオタクであることを知っているのか、接近の時には何かと褒めてくれることが多いです(好き)。
 話を戻すと、仮にオタク通知表をつけた後には目標の立て方に大きく2パターンあると思います。
①自分の得意を伸ばす
②満遍なく出来ることを増やす
僕は必要な時に能力がないから出来ない、という最悪な事態を避けたかったので②のパターンで目標を立てることにしました。
 ここまで目標だの何だの大層な言葉を並べていますが「フラスタのイラストを自分で描けるようになりたい」、「どうしても触れてほしい話題のメールを通せるようになりたい」という2つくらいだったのでそれなりに満足のいく結果は得られていたように思います。

 それでもやっぱり各分野で自分より優れている人はたくさん居て。
エチュード、感想、ふつおた全部でいつも採用されている人とか
イラストの技術もスピードもセンスも自分より優れている人とか
イベント中の細かい表現にまで気づいて伝えてあげられる人とか
接近で面白い話をして推しを笑顔にしてあげられる人とか

自分が絵を描くまでは絵を描くオタクはそのクオリティに関わらず全員偉い!天才!と思っていたのに自分にはそうは思えなかった。
結局、何を取っても誰かの劣化版でしかない自分が本当に嫌で、オタクをしているのが苦しかった。褒めてくれる推しの言葉ですら素直に受け取れなかった自分が本当に嫌いだった。

向き合うきっかけ

 こんな思考が常に頭の中を支配していた2023年7~8月頃、夏コミでお話会イベントがありました。残念なことに緊張すると余計なことまで喋ってしまうタイプのコミュ障なので、そのお話会の最後に何を思ったのか「ゆーながファンの人を平等に扱おうとしているのは理解しているけど、それでも僕はゆーなにとっての1番になりたいという思いを捨てられない。」などと負担にしかならない呪いのような言葉をぶつけてしまいました。愛ほど歪んだ呪いはないよ(五条悟)。
 そのままコミケ帰りの足で近くの会場でリリースイベントをしていた東山奈央ちゃんの現場に行きました。現場に通っていたのはもう8~9年前になりますが今でも仲良くしてくれるオタクがたくさんいる実家のような場所です。こんなオタクになりたいと思うと同時に、この人達と自分を比較して落ち込むこともたくさんあります。責任を取ってくれ。
 とにかく誰かに話を聞いて欲しかった。家に帰るはずだったオタクも夜行バスに乗るはずだったオタクも、朝の4時までたくさん話をしてくれました。僕はずっと号泣していた。それぞれ考え方が違うしやれることも違うからその場で全部解決!とはならなかったけど、自分の中では「ゆーなを好きな気持ちは本物で、好きなら苦しみながらでも進むしかないんじゃない?」という結論になりました。いつも僕は答えを急ぎすぎるので、答え合わせにはまだ早いかなと。
 オタク通知表に人脈を入れるのなら、僕は10点満点中10点の自信があります。ゆーなもオタクのことを見てくれているし、有難いことに直接お話しする機会もそれなりにあります。結論が他力本願な感じでカッコつかないですが、この環境なら僕は苦しみながらでもちゃんと進んでいける気がします。

答え合わせ

 2024年1月の僕はすこぶる調子がいい。何ならオタクの前で号泣した2週間後くらいからずっと調子がいい。というのも今までやって来たことの答え合わせをする機会に思いの外早く恵まれたからだ。
 自分の言葉や思いが推しにちゃんと伝わっていて、それが力になっていたことを知れたのがとても大きかった。というか思い返せば接近の時にはそう言ってくれていたはずなのに僕は何を病んでいたのだろうか…。

 とは言え今でも自分に自信がないのは変わらない。いいところって何かってなった時、オシャレだよねって言われるとそれはオタクに必要なことか?と悩みもする(そもそも大してオシャレでもない)(最近はそう言ってもらえるとなら、と意識してる部分はあるので褒められるのは嬉しい)。
他のオタクと比較をして落ち込むのは止められないし、通知表満点の最強のオタクへの憧れも捨てられない。
「咲いたのか分かんないまま 実落として 出来たって言えっこない」し、「蒔いたのは分かんないまま 見落として 出来ないってしたくはないから」これからも生き続けようと思います。

 FCブログに書かれたゆーなの悩み方が自分に通じるところが多かったのでここまでダラダラと文章を書き連ねた訳ですが、ゆーなのブログを読むとポジティブな気持ちになれるのでやはり全人類読むといい。(FC会員限定(ry)


(ブログの本編で歌詞引用した場合ってどうすればいいんですかね…。『ハレノバテイクオーバー』と『ササクレ』から一部引用しています。良かったら聴いてくれ。)

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