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【 目覚めるのじゃ~ 】~プロパガンダ~

「目覚めるのじゃ~」
男性の役者さんがラジオパーソナリティを務める朝の番組の冒頭の挨拶。

私は子供の頃からラジオを聴く習慣があり、今でもラジカセでアンテナを伸ばしながらチューニングをするのが日常です。最近はインターネットで地域を問わず、全国のラジオ放送を聴くことができ、聞き逃した番組をリピート放送で聴く手段もできました。

長年に渡り、月曜日から木曜日まで早朝のラジオ番組を担当されている舞台やドラマで活躍されている役者さん、とても愉快な方なんです。ラジオを聴いていなければそんな一面を知ることはなかったでしょう。ラジオはパーソナルな部分がクローズアップされてしまう特別な場所なのだと思います。

2020年以降ここ3年の話ですが、この役者さん1週間程度突然お休みをする時が何度かありました。
そんな時はピンチヒッターが番組を代わりに務めるわけですが、特に「休みの理由」を明らかにしないのです。
「あれの判定にひっかかったのかな?」と私は勝手に度々思い、まぁ真相はわかりませんが、代理の方だとがっかりするのです。

「プロパガンダ」この言葉を、2020年に知りました。

テレビのない生活をしていますので、実家に帰った時に、テレビと新聞を見ることは、主要メディアから情報を得ている人の感覚をしっかり捉える大事な機会でもあります。

テレビは視覚に訴えますから、ものによっては見るのもしんどい時がありますがツッコミどころは満載です。

新聞は「陰謀論に嵌まった家族の分断」が連載されていたり(全国紙!!)
読者のお便りコーナーは本当に読者が書いたのか?と首をひねりたくなるものが掲載されていますね。

もうあらゆるものが素直には見ることができなくなってしまいました。

さて「ラジオ」はどうかといいますと、、

「耳」だけの情報だからいくらかマシ、ってところでしょうか。
例えばイチイチ「対策しっかりしましょうね」という呼び掛けがあったり、
収録のスタジオから出て外部の中継のような場合も、イチイチ
「対策をしっかり行っていますよ!」というアピールがあったり。
外だし、様子なんて見えないし。発表しなくていいですし。
片時も「対策しなければならない状況を忘れさせないしつこさ」が伝わってきます。
リスナーのメッセージの紹介は「本当にリスナーがメッセージ送ってるのかね?」と思わせるような話題だったり。

どんなメディアも結局全て一緒ですね。

「プロパガンダ」

役者でいらっしゃるラジオパーソナリティさんの「目覚めるのじゃ~」の朝のひと声が耳に入る度に

「国民の皆様、どうか目覚めて下さい」

というメッセージに私には聞こえるのです。


クリスマスローズだと思うのですが、この方はお辞儀をせず空を見上げていました。
だだっ広い空間にたまたま種が飛んでしまったようで
ひっそりと、堂々と!?一輪花を咲かせていました。


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