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塀の中の美容室を読んで
「刑務所」と聞くと私は「暗い」「怖い」などネガティブなイメージを持ちます。
日常からかけ離れているからこそそのようなイメージがあるのかもしれません。
テレビのドキュメント番組で刑務所での様子をみることがあるが殺伐とした印象というのが本音
そのような刑務所のイメージを少し変えてくれたのが漫画「塀の中の美容室」
私は漫画は読むことはほとんどなく、読んだとしても感想を書くことはありませんでした。
いつか本屋さんで並んでいたのをみて、刑務所の中にある美容室という話とあらすじが書いてあり、すごく不思議に思ったのを覚えています
刑務所に美容室?
どういうことだろう?
私はそう思ったからこそすごく興味を持ち、kindleで読みました。
周りの人から
女子刑務所内の、一般人が通う美容室にて
女子刑務所の中に、
“受刑者が一般客の髪を切る”美容室がある。
美容師は、重い罪を犯した者。
だけどそこには、いつも青空があった――
服役中に美容師となった小松原葉留は、
女子刑務所内の美容室で、一般客の髪を切っている。
天井から壁まで青空が描かれた
その美容室を訪れる者は、
小松原がもたらす静かな時間に
いつしか心を洗い流され……
小松原はなぜ、美容師として鏡の前に立つのか。
客たちはなぜ、そこで髪を切るのか。
この漫画は1冊完結型
最初は女子刑務所にある美容室を取材する記者、刑務官、美容室のお客さん、そして、受刑者で美容師の小松原のお姉さんと美容師の周りにいる人たちの視点で物語が展開されます。
小松原の生い立ちや過去、そして、どうして犯罪するに至ってしまったのかが浮き彫りになります。
私は刑務所と関係ある本だから目を背けたくなるようなシーンもあるがしれないと思いました。
でも、読んでみるとこの物語に対しての印象が変わりました。
懸命に生きる姿に感動
どんな犯罪を犯していても1人の人間
過去に犯罪を犯してしまっても、美容師として仕事をする小松原の姿に感動しました
ある時は人を慰め、勇気づけ、美容室を通じて日常の楽しみを提供する
まさに彼女だからこそできる役割
どんな人でも人を喜ばせることができるそんなことを教えてくれた漫画でした
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