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「伝える」力を上げたいなら「写経」をすべし!

突然ですが、今、私は腱鞘炎になりかけています。
なんなら、ペンだこもできかけています。

…そう、「書き過ぎ」です。

デジタル隆盛のこの時代、
まさか自分がこんなに文字を書くことになるとは
思いもしませんでした。

何をしているかというと
「写経」です。

ついに悟りの境地を目指し始めた…
わけではありません。

私がコピーライターの講座に通っていることは
先日ご紹介したとおりですが

講座の課題として、
お手本となるチラシやメルマガ、ランディングページなどを
書き写す、というものがありまして。

それを「写経」と呼んでいるんです。

こんな感じで「トレーシングペーパー」を使って
手書きで書き写しています。
(モザイクかけちゃったのでよくわかりませんが)

多いときは2000文字以上書き写すこともあって
軽く苦行ですw

本来の写経ならば、おそらく
字を書いている間は”無心”なんでしょうけれど

この写経の目的は
「広告の構成はどうなっているのか」
「どんなキャッチコピーが使われているのか」
「どんなデザイン(構図)になっているのか」
などを学ぶことなので

まったく無心になることなく、
むしろ頭をフル回転させながらの作業です。


…そんな作業中、私の脳裏に
ひたすらノートに文字を書き連ねていた記憶が
よみがえってきました。

今から10年ほど前。
私がNHKのキャスターだった頃。

おもに、夕方のニュースの中継コーナーを
担当していました。

当時、先輩に勧められてやっていたのが
「上手なアナウンサーの中継を
一語一句、ノートに書き起こす」
ということ。

書き起こすことで、
「どんな順番で話すとわかりやすいのか」
「どんな言葉を選ぶとキャッチーなのか」

ということが可視化されるんです。

「この言い回し、いいな!」と思うものがあれば
こっそりとパクる…ではなく、真似する。

それを繰り返すことで、自分自身の中継も
レベルアップしていくことを実感できました。

今振り返ってみると、
この「書き起こし」の作業も、
一種の「写経」なのかな、と思います。

ちなみに今でも「この人の話し方、良いな!」
って思ったら
書き起こすようにしています。
(最近はもっぱらwordに打ち込んでいますが、
 手書きの方が自分に染み込んでいく感じはします)

「書き方」にしても「話し方」にしても、
世の中には「達人」がいるわけです。

達人がどのように書いているのか、
話しているのかを
まずは真似することが
上達のための第一歩かな、と思っています。

学ぶ=まねぶ、ともいいますしね。

そのための「写経」
なかなか骨の折れる作業ですが、
確実に力はつくと思うので、おススメです。

※腱鞘炎にならないよう、書き過ぎには注意です!

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