アナカラー零龍墓地ソミッツァイル解説
はじめまして、アルペジオです。先日プレマ争奪戦に参加したのですがその際優勝したのでnoteを書いてみようかと思ったわけです。というわけで早速デッキリストをお見せします。
オカルトアンダケインのようですが全くの別デッキとなっています。コンセプトを簡単に紹介すると、ギガンディダノスでハンドを刈り取って復活と手札の儀を達成。その後、GTやミッツァイルで墓地の儀と破壊の儀を達成し、零龍卍誕、可能であればダッチーで山からガラムタを釣ってきて過剰打点で押し切るというデッキです。
なぜこんなイカれたデッキができたのか?初めはウラギリダムスとギガンディダノスって結構シナジーあるからそれを軸にしたデッキを作りたいなぁ、と思ってました。そこで当時の最新カードであった零龍をみて、「こいつと組み合わせたら面白そうだな」という考えに至り、そこから基盤を作りました。ただ、墓地の儀、手札の儀、復活の儀は達成できても破壊の儀が達成しづらいから零龍を作ることは難しい、そう思ってました。
しかし、ある日の深夜二時ごろ、突如天啓が降ってきました…
お ま た せ
これには迫真デュエマ部の皆さんもニッコリ、破壊の儀の課題を突破したところでどうやって詰めるかに思考をシフトしていきました。
当時、零龍発売直後だったのであるカード(速攻温泉にいった)が使えたのでそいつと組み合わせることにしました。
それがみんな大好きヨミジ丁ー二式。
もう察しのいいかたはお分かりだと思いますが最終的にこいつで墓地からガラムタを釣ってきてミッツァイルでSAなのでフルパンでほぼ勝ち確です。
というわけで昔のリストがこちら!
ついでにあいみょんも入ってるのでマナからモールスが出たり、デドダムが出たりで墓地にガラムタがいなくても下手をすれば相手が爆散します。
…と、まぁ身内で回してただけなので対して実害はないのですが(大嘘)ヨミジが温泉に湯治に行ったっきり帰ってこなくなったので、リペアをつくることになったのですが、当時はショックが意外と大きかったのでちゃんと戦えるリストには仕上がりませんでした。
オカルトアンダケイン、襲来
そして時は流れ現代、現環境最強デッキが頭角を現します。
世間がオカルト一色になっていたころ、私はこのデッキがふと頭をよぎりました。デッキリストを見ても、やっていることを見ても似ている…そう思って私もオカルトを回してみましたが、どうも肌に合わない感じがする。序盤は動けるのですが終盤、キーカードを引けず突破されてしまうことが多かった気がします。それを経てオカルトのデッキリストと回し方だけ学習して、現在のデッキリペアに乗り出しました。
オカルト亜種の誕生
過去と現在のリストを見比べていただければわかると思いますが、過去のリストにはノロンやアツトなどの2コス初動が入っていませんでした。基本的には、オブザやデドダム等を使って墓地にギガンディダノスを落とすのですが、すべて手札に来てしまうとどうしようもないことが何度かあり、オカルトのように打点としても機能することに魅力を感じました。そこから調整を繰り返し、最初にお見せしたリストに落ち着きました。長々とデッキ制作秘話を語ってきましたが、ここからやっと各種カード解説やプレイング、覚えておくと使えるテクニック等をまとめていきます。
各種採用カード解説
ではカード解説に移りたいと思います。
1,アツト このデッキの2コス初動枠です。ノロンやドゥゲンダと違って効果が任意なのが偉い。特にいうことはないと思います。
2,イワシン 墓地ソといえばこのカード!最強です、異論は認めない。(迫真)
3,クロック このデッキのトリガー枠です。踏めばターンが返ってくるし、1ターンあれば盤面の制圧も可能なので4でいいと思います。後述するヴァイモデルとも相性がいいです。
4,デドダム 昨年のバグカード。マナも伸びるし手札減らないし墓地も増えるし、なんなんですかねこいつ…色も強いため4確でいいと思います。
5,モールス オカルトでも使われこのデッキでも使われる万年無休のモールス先輩、破壊の儀で回収できてそれからなんでも回収できるのはどう考えてもヤヴァイ、できれば二枚入れたいんですけどダメですかね…?ダメみたいですね(諦め)
6,ヴァイモデル この子もかなりできる子。デドダムから繋いで墓地に落としておいた3コス以下の生き物を釣りつつ復活の儀を達成できる良カード。墓地に何もなくてもお祈りできるのもいいポイント。枠の都合上3で押さえています。
7,ガラムタ 昔イメンループで冤罪をかけられた被害者、もう許してあげてください…基本的にダッチーで山から釣ってきますがたまに素出しすることもあります。
8,フェルナンドソシュール トリガーで墓地を肥やせて回収が任意なヤベーヤツ、ちなみに上のクリーチャーのほうだと墓地を二枚肥やせてアツトやデドダムを釣ってこれます。強いんですがこいつも枠の都合上二枚です。
9,クロスファイア Gゼロで出てくるなんでも殺すマン。ただで出ておきながら殴ってきた相手のクリーチャーを粉砕したり、フシギバースのコストにもなる器用なカード。GTに枠を一枚譲ったので3枚です。それと、オカルトのデッキも多少参考にして作り、3あれば十分という結論に至りました。
10,ミッツァイル 超天編の問題児、特に解説することはないです。ミッツァイル最強!
11,卍獄殺 アカギでいうところの領域外の刃、無警戒で殴ってきた相手の盤面を更地にできつつ、なおかつ破壊の儀も達成できます。マナが多いときはごくごくまれに上でだすこともあります。
12,オブザ 上も下も強い最強カード、こいつのせいで墓地ソの出力は格段に上がった気がします、邪魔な奴を抹殺しつつフシギバースの種にもなれるので4でいいと思います。
13,GT 墓地ソといったらこのカード!この言い方イワシンでも使った気がするな…まぁええわ、一言だけ言わせてください。愛してるぜ相棒!
14、ギガンディダノス このデッキを作るきっかけをくれたカード。覇道やヴァイカー相手に出したらその時点で即詰みまでもっていける人。色配分の関係と割と初手埋めをするので4枚採用してます。
15,ウラギリダムス フシギバースの種になりつつも自身は下のカードをボトムに送れば居座り続ける犬(失礼)オブザと違ってゲンムエンペラーなどのパワーの概念を忘れてしまった奴らも倒せるできる子。こいつも枠の都合上2で押さえてます。
GRクリーチャーは山を掘れる奴を三種、山からガラムタを出すダッチー、墓地からオブザを拾える回収、気持ち程度の墓地メタのぽくたまとなっています、受けが心配な方は回収かぽくたま好きなほうをルールブックに変えればいいと思います。それと零龍くんも忘れずに
デッキの回し方
続いて回し方ですが基本的に墓地ソと一緒です。墓地を肥やしてハンド刈り取ってトリガー封じれば大抵勝てます。なので要点だけお話しします。
ギガンディダノス最短着地ルート
ダノスの最短着地は2パターンあります。
1,墓地が6枚以上で墓地にダノス、ハンドにファイア、黒、緑マナが一枚以上かつ7マナ以上の時
この場合はファイアをGゼロで召喚、フシギバース14で支払うマナは7なので、決まれば5ターンで着地します。
2,墓地が8枚以上で墓地にダノス、ハンドにオブザ、黒マナが二枚以上かつ緑マナが一枚以上の時
これはオブザを1マナで召喚して、残った黒緑含む5マナでダノスを出す場合です。このルートだとついでに相手の生き物も一体消すことができます。(パワーが高い奴は厳しいですが)
デッキのフィニッシュプラン
フィニッシュは相手のデッキによってプランを柔軟に変えていきましょう。
1,ウラギリダムス、ギガンディダノスを使ってボトムを固定したのち、ミッツァイルでGR召喚、ダッチーでガラムタを出してフルパン
このルートの素晴らしいところは相手に何もさせず殺すことが可能です。大体はケアできますが、唯一革命ゼロトリガーや槍による敗北回避はケアしきれません。なので、ドルマゲドン相手に悠長に構えていると禁断爆発で終わります。それと、このルートは準備に時間がかかるためダノスでハンドを刈り取って盤面を整えてから行いましょう。
2,アツト、デドダム等で盤面を整えつつ、オブザとファイアを使って速攻で勝負を決めるルート
これはオカルトでも取るルートだと思います。気を付けるのは墓地の儀のタイミングと、オブザをどう使うかだと個人的に思ってます。これらで相手のメタクリーチャーを処理しつつ、こちらの盤面を展開、余裕があればフシギバースで相手のハンドを刈り取ってから詰めに行きましょう。
3、盤面をロックしてウラギリダムスで相手のLOを狙うルート
ウラギリダムスとギガンディダノスで相手のクリーチャーを止めつつ、墓地を増やし続けてウラギリダムスで耐久するルートです。GTやミッツァイルが両方盾落ちしててこちらのロックが決まっていれば、無理に殴る必要がないので、このルートを取ることをお勧めします。といっても零龍とダノス、除去耐性付きのダムスで殴れば大抵通るので、本当にどうしようもないときだけこのルートを取りましょう。
その他採用候補カード
色々と調整はしてきましたが、色バランスは正直悪いデッキです。なので改造案として、以下の4枚を紹介します。
1,凄腕プロジューサー
入れ替えるとするならばガリュザーク二枚だと考えています。いつ踏んでも強く、最低限の仕事はしてくれます。ただ、このカードを採用するとクソ高ルールブックが二枚必要になってきますので、自分のお財布と相談してから採用するかどうかを決めてください。
2,マッドデーモン閣下
こちらも入れ替えるとするならばガリュザークでしょう。単純にトリガーで、なおかつ墓地を肥やさずに一枚拾ってこれるのが魅力的です。モールスの二枚目、三枚目と考えれば盤面を広げつつ、墓地回収をし、ミッツァイルの種にもなるのが強力です。
3、ヴァイモデルの4枚目
こいつもパワーカードなので4採用は勿論あり。殴ってくるデッキに対して墓地を肥やしつつ、次の自分の動きの選択肢が増えることは素晴らしいです。
4、今も我らの願いはただひとつ
赤マナ増強を考えたときに、一番器用に動けるのがこのカードでした。1マナで墓地を最低2枚肥やせるので、痒い所に手が届きます。ただ、入れすぎても出力が落ちるので、入れても1、2枚だと個人的に思っています。
これら以外にも相性のいいカードはまだまだあると思いますので、そこは皆様の好みや環境に合わせて変えていってください。
先日参加したプレマ争奪戦の対戦デッキと結果
先日参加した大会は4試合で優勝が決まりました。その時の対戦デッキは以下の通りです。
1,赤白タイヨーヴァイカー
2,星龍ベンゾ
3、赤青ヴァイカー覇道
4、ダムド
でした。
2試合目以外はどの試合も墓地の儀の発動タイミングで勝敗が変わっていたと思います。赤白や赤青はメタクリーチャーがいるのでそこを墓地の儀で突破しつつ、有効トリガーが一枚以上要求されるので意外とシビアでした。
環境デッキへの有利不利
とはいっても、所詮は墓地ソ。プレイがバレているとなかなか厳しいですが、基本的に殴ってくるデッキには有効トリガー一枚を起点に即詰みまで持っていけるくらいのポテンシャルは秘めています。対して、不利デッキはループ全般ですね、こちらの勝ち筋といえば最短ダノスからGTやガラムタで詰めるしかないので、正直かなり厳しいです。ですが戦えないことはないので、腐らずにイワシンを四枚引いて最速でやってやろうという気持ちで挑みましょう!
それはそうと、このデッキいくらかかるの?
結論から言うと今の環境デッキと比べるとかなり安いです。一番最初に紹介したリスト通り組むと約三万、最低レートなら約二万で組めます。正直かなり安い部類だと思いますので、この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ組んで遊んでみてください!
オリジナルにも対応できる柔軟性の高さ
実はこのデッキ、ガラムタとミッツァイルを変えるだけですぐにオリジナルでも使えるようになります。私はそこの二枚をGTとゲンムエンペラーに変えて使用しています。ただ、この辺りもかなり個性が出ますので、自分の好きなカードを採用するのが一番でしょう。
最後に
ずいぶん長くなりましたが、これで解説は終わりです。最後まで読んでくださった方がどれほどいるかは分かりませんが、少しでもこの記事が何かの参考になれば幸いです。TwitterIDも載せておきますので、質問等あればDMでお願いします。
アルペジオ@DMP @DQ10zeronine
ではまた
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