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試験後のつぶやきと密かな野望

全部で9科目と多くて、

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高校:前期試験(面接のみ)
専門学校:特に勉強せずに入学

だったので、こんなに勉強したのは、ほんとーーーーに久しぶりでした。

「最後保育実習理論」の試験が終わった瞬間、達成感と(ひとまず、9科目分の暗記してきたワードを手放せる)解放感がすごかったです!笑

なんて面倒なことを始めてしまったのかと毎日のように思いながらも、毎日勉強してきました。

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(↑正確には誕生日とサミット前後以外でしたね)

このようにスプレットシートに日付とあらかじめ勉強する科目を入れて、終わったら水色で塗って、タスク化してました(笑)

ですが、保育士になりたいわけでも、今の仕事を辞めたいわけでも決してありません。

ではなぜこのタイミングで保育士試験を受けようと思ったのか?

せっかくなので、その理由を綴ってみようと思います。

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きっかけは今年のゴールデンウィーク明け。

今はフリーランスとして広報のお仕事をさせてもらってますが、協会やRIN、そしてアンジュさんや春佳さんといった個人の存在があってこそで、

ふとそれらがないフラットな状態で、自身の価値を考えることがありました。

広報という職種では、メディアでの露出数とそれに伴う効果が分かりやすい評価基準ではありますが、それだけだと会社員と同じで、

せっかくのフリーランスという働き方だからこその、

“仕事とは別の、今後の人生にプラスになる何か”

それらに無性にチャレンジしたくなったのです。

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そんな時にちょうど保育士資格が専門学校に通わなくても良い「国家資格」であること。合格率20%と言われている試験も、3年以内だったら合格科目は免除されつつ、9科目全て合格するまで再度受験出来る仕組みを知りました。

あとは母になるということに関しての思いは、以前このnoteに書いたので省きますが、

そのための知識を知っている状態に、越したことはないと思ったのです。

そんなある意味劣等感のような気持ちから始めた勉強でしたが、いざ一教科ずつ進めてみると、これは全ての女子、いや、男女問わずも学ぶべき内容ばかりだと感じました。

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「保育の心理学」
子どもの発する言葉や、行動の一つ一つに発達段階があり、特に「遊び」の重要性については何人もの歴史上の人物が研究を重ねてました。

「子ども家庭福祉」「社会的養護」「社会福祉」
年々増加している子どもへの虐待。障害児やひとり親家庭への支援。だけどそれを防止するための法整備や、支援するための行政が提供するサービスは、私たちが知らないだけで、暗記しきれないほど、その時代に合わせて試行錯誤されてました。特に最近は、施設から里親など、より家庭的な養育へと移行しているようです。

「子どもの保健」「子どもの食と栄養」
こんなにも予防接種の種類があったなんて…。授乳も離乳食も成長に合わせて細かく調整してたなんて…。うちの母は栄養士なのですが、今私が大きな病気もせず健康なのは、幼い頃の食事のおかげ。だけど免疫の無い幼少期は大変だっただろうなー。全てのお母さんのすごさ。そして育ててくれた母への感謝の気持ちが湧き上がってきました。

「保育実習理論」
この科目は、音楽・造形・言語(絵本等)の、お楽しみ分野。実は小学校から中学卒業するまでずっと将来の夢はピアノの先生でした。音大には通えないよねと諦めたのですが、後期の実技試験はピアノ(と読み聞かせ)を選択したので、経験を活かすことが出来そうで嬉しいです。

「保育原理」「教育原理」
教育基本法、学校教育法、児童福祉法、児童福祉の設備及び運営に関する基準、保育所保育指針、幼稚園教育要領、児童の権利に関する条約などなど…

もう明日にはそれぞれの内容忘れてそうですが←
こうして一つ一つ決められてるんですね。

その中で『生涯学習社会と教育』という項目があったのですが、

実際に社会人になって本格的に勉強をしてみて感じたことは、

“仕事と勉強の両立はとても大変”  ということ。


特にこの10月はシェアサミットもあり、
平日はヘトヘトの限界まで仕事 → きっと平日はそこまで出来ないだろうからと土日まるまるスケジュール空ける → 土日になって自分との戦いでひたすらテキストに向き合う(さらに一度解いた点数のトータルが、再び解いた時の方が低かった時のショックさw)

みたいな日々でした。

どちらかというと、私は自由な働き方をさせてもらっているため、普段の時間は作りやすい方だと思いますが、

これがお子さんがいる家庭や、平日みっちり働いている方だと、勉強なんてそもそも出来ないよな…。

もちろん資格の勉強をするだけでなく、副業で実践的なスキルを活かしたり、読書で学ぶというような、色々な方法がありますが、どちらにしてもこれからの多様化する社会で『生涯学習』はより必要になりそうですね。

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それと偶然にもこのテキストにも載っていたとある症状が自分に当てはまってて、こないだ脳検査を受けました。5%以下の確率で良くない状態だったらしく、人よりもキャパが小さく、寝ている時も常に頭がフル回転しているそうです。

驚いたけど、疲れやすい原因や苦手としている状況が、それが理由だったのねと、少し安堵した気持ちにもなりました。

たしかに、今まで何事もまず “出来るか出来ないか”で判断しがちでした。

進学先も就職先も、今の仕事も最初はそうだったのかもしれません。


そんな中で今回の試験は、誰に言われたからでもなく始めたのですが、

身近なところで、この試験を受験することを喜んでくれた人がいました。

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母は栄養士として、保育園で給食のおばちゃんをしてます(笑)


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最後に、この日々の勉強時間を仕事に費やせば、いくつかのプロジェクトを進めることも出来たかもしれません。(恥ずかしくてほとんど社内にも公表してませんでしたけどね)

まだ後期試験もあるし、合格率20%なので半年後に向けて勉強再開する可能性も高いですが、ここまで応援してくれたメンバーには感謝の気持ちです。


冒頭にも書いたように、もし全ての科目が合格して「保育士資格」を取得したとしても、保育士になりたいわけではありません。今の仕事はまだまだやりたいこともたくさんあります。


だけど長期的に見て、いつになるかはわかりませんが、自分に子どもが出来た際に、その学んだ知識を活かしたいという気持ちだけでなく、地域の子どもたちも一緒にめんどうが見れるような大人になりたいという、密かな野望はあります。

実際にいとこの家が家庭で子どもを預かる「保育ママ」をしてたり、うちも母子家庭で児童手当をもらってました。

きっと、そうした環境も影響しているのかもしれないなーと思いました。

あとは、先日亡くなった農家の祖父がしてきたこと。
地元紙に掲載されたインタビューにはこのようなことが載ってて…

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地域の子どもに積極的に農業体験の機会を提供している。通学路にある畑で作業していると良く声をかけられるそうで、地元の子どもからは人気者だ。
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地域で子どもを育てていくというのは、これからの社会でより大事になると、テキストにもたくさん書かれてました。


ここまで読んでくださりありがとうございました。


今後どうだったかについては、またお知らせします!


* * * 追記 * * 

自己採点の結果
「子ども家庭福祉」があと1点、
「社会的養護」があと2点足りず
全ての科目の合格は難しかったようです〜><!

それを保育の専門学校の先生に伝えたところ、

『3科目以外は合格ラインを越えていらっしゃいましたか?1回目ご受験で合格科目が半分以上というのは、とても素晴らしいと思います。保育士試験を1回で合格される方は非公開ながら全体の6%程度と言われております。ですので、初受験で半分以上の科目を合格されるのは、すごい事なのです!この調子で次回是非、頑張ってください!』

とのことでした。(そうだったんだ)

どちらにしても、正式な結果は11月末なのでまだなんともいえませんが、1教科だけ不合格なパターンが一番悔しかったと思うので、今回はこの結果をプラスに捉え、また半年後に繋げていこうと思います!

そして友達(1才の女の子のママ)にもこの結果を伝えたところ、

『まぁテストは点数でしかないから実践が大事。実際テスト満点の人より子供を笑顔にできる人にお願いしたいからね!』

と、ママの視点で励ましてくれました。


* * * 結果 * * 

結局「子ども家庭福祉」「社会的養護」に加え「子どもの保健」が合格点にいかず、

さらに「社会的養護」はニコイチといって、一緒に「教育原理」も受けなきゃいけないので…

「子ども家庭福祉」「社会的養護」「教育原理」「子どもの保健」の
4科目が再受験になりました。


最後までご覧いただきありがとうございました✨