完全流体【デッキ紹介】
まえがき
氷水と書いて「こおりみず」と読む
コンセプト
このデッキは「シーランサ―」を使用した氷水のデッキです
BURST OF DESTINYでカテゴリー化された氷水の下級「氷水のトレモラ」「氷水のアクティ」「氷水のティノーラ」には共通効果があります
このカードが墓地に存在する状態で、自分フィールドの表側表示の水属性モンスターが戦闘・効果で破壊された場合、このカードを除外して発動できる。
自分の手札・墓地から「氷水のアクティ」以外の「氷水」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
この特性を利用すれば相手から自分のモンスターを破壊されても盤面を維持することが可能であり、自分のモンスターを破壊すれば新たなモンスターの展開に繋げることができます。
しかし、一回効果を使用してしまえば除外ゾーンにいってしまうため複数回効果を使用することは難しく、盤面維持にも限界が生じてしまうことがしばしば
BATTLE OF CHAOSにて収録された「氷水底イニオン・クレイドル」を使用すれば墓地または除外ゾーンから氷水を回収することは出来るものの焼石に水感が否めません
しかし、そんな氷水の弱点を解消するカードはあります
そう「シーランサ―」ならね
シーランサ―は除外ゾーンに存在する水族・海竜族・魚族(以下海産物)を可能な限り装備することができ、おまけで攻撃力が(どれだけモンスターを装備しようとも何を装備しようとしても)1000ポイント上昇します
つまり墓地で効果を発動した氷水をシーランサ―を使って全部回収すればいくら自分の水属性モンスターが破壊されても盤面を維持することが可能になったのです
つまり何回氷水をバラバラにしても即座に復元できるので気が済むまで何度も再利用できます
心ゆくまで粉砕しましょう
そして「氷水帝コスモクロア」といった盤面に残したくないモンスターをどかしたくてもどかせないもどかしさで相手プレイヤーのメンタルをゴリゴリ削っていき、実質的な勝利を収めることもできてしまうのです
またシーランサ―が装備できる海産物には数の指定がないため好きな数装備することができます。
そこで効果で破壊されると回収効果や蘇生効果を使用できる「マスターボーイ」「No.37 希望織竜スパイダー・シャーク」「引きガエル」「餅カエル」を巻き込んでの装備破壊を繰り返すことで氷水での戦線維持と同時にアドバンテージの確保を行っていきます
ようは素潜りして取ってきた魚やらカエルやら女やらで美味しい思いをしようてことです
ここである裁定を紹介
真竜皇バハルストスFの①の効果を使用した際、モンスターを装備したシーランサ―と他の水属性モンスターを破壊しようとします。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
このカード以外の手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、
水属性モンスターを含むモンスター2体を破壊し、このカードを手札から特殊召喚し、水属性モンスター2体を破壊した場合、相手のフィールド・墓地から魔法・罠カードを2枚まで選んで除外できる。
ここでシーランサ―のフィールド上のこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカードの効果で装備したモンスター1体を破壊できる効果を使用してばバルストスFの破壊から自身を守った際の挙動はどうなると思いますか?
この場合、シーランサ―の破壊は成立せずもう一体のモンスターのみ破壊されて、バハルストスFは自身の召喚条件を満たすことは出来ないため手札に残ります。
KONAMIに聞いたところそうらしいです
つまり「氷水」の効果発動条件を満たしながらシーランサ―で装備した任意のモンスターを破壊することができます
例えばスパイダーシャークを破壊すれば任意のモンスターを蘇生しながら氷水を蘇生して盤面を広げたり、マスターボーイを破壊することで次のターンのリソースを確保をしたりが可能です。
あとは破壊するカードを選択しながら状況に応じて戦っていきましょう。
採用カードについて
【トランスターン】と【水族カテゴリー】について
ほぼこのカードを紹介したいために記事を書いたと言っても過言ではないほど気に入っているカードが「トランスターン」です
トランスターンはイラストに書かれている通り、同じ種族属性でレベルの一つ高いモンスターをデッキから出す効果を持っています
(尚、キャノンソルジャーからメガキャノンソルジャーへの変身は出来ません)
このデッキではレベル2のガエルモンスターからレベル3の氷水のエジル
レベル3のエジルからレベル4の氷水やサイレンスシーネットル
レベル4の氷水からレベル5の大皇帝ペンギン
へとアクセスすることができるため序中終盤腐ることが無く運用するこが可能です
いやほんとこれだけ覚えて帰ってくれたら満足なのであとは読まなくていいです
ちなみにシーランサーは水属性獣戦士族なので戦華のおっさんどもを海に投げ込めばトランスターンできます
生命の神秘を感じますね
【ペンギン】
展開用カード兼、シーランサ―で装備するカードです
先ほども書きましたがトランスターンで大皇帝ペンギンにアクセスしやすいことに加え「氷水のエジル」の攻撃対象や効果対象になった際の蘇生先として「極氷獣ポーラ・ペンギン」を使用、墓地に「否定ペンギン」を用意することでバトルフェイズを全否定することが可能です
もし効果での除去をしてきたとしても墓地の氷水を使用することで再度出力することも簡単です
またポーラペンギンは効果で破壊された場合でも相手フィールドに干渉できるため、シーランサ―で装備、破壊のコンボで相手フィールドのカードを好きに除外することができます
除外したカードは「深海姫プリマドーナ」の効果を発動するためにも使用できるため無駄なく利用するなどして無駄もありません
他にも「魚雷ペンギン」は直接攻撃しながら相手のモンスターを一時的にパクり、攻撃後破壊されるため墓地の氷水の効果を起動できるためとても相性がいいです。
まさに地球環境にも目をやったエコなシステムと言えるでしょう
【ガエル】
展開補助やバハルストスFでシーランサ―とセットで破壊するためのコストとして優秀な粋カエルを採用しました
また餅カエルや引きガエルといったシーランサ―に装備してアドバンテージを稼げるカードを自然に除外できることができるため細かなところでデッキの動きを助けてくれます
引きガエルだけ割とリアルなカエルなのが面白いですね笑
【水精鱗】
今回は三種類のみの採用です
主にライトロードドミニオンキュリオスを立てるために使用したり、水属性のセルフブレイクの申し子「水精鱗ーネレイアビス」を使用して氷水の起動やシーランサ―の破壊
イ二オンクレイドルと合わせて一気に相手のライフを削ることも可能です
白闘気双頭神龍に使えば打点6000のアライバルを上から粉砕することもできるため最強です。
「水精鱗-アビスグンデ」セットエンドなんてしません。
【カテゴリ外のカード】
この辺りのカードはざっくり説明していきます
フェンリル、森のメルフィーズ、メルフィーズ
墓地の水を除外しながらサイレンスシーネットルと合わせて回収、サーチと出力ができるフェンリルは最強です。
つまりフェンリルは森の仲間たちです
クリスタルガール
かわいい
大皇帝ペンギンと合わせて7シンクロが組めるのとデッキ内のコンボパーツをかき集めます
シーランサ―で装備もできずサーチもできないため森の仲間ではありません
フィッシュボーグアーチャー
強い
多分森の仲間です
【魔法罠】
一撃必殺居合ドロー
リソース回復用です
おろかな副葬・氷結界
サーチ用です
エクシーズリバイブスプラッシュ
実質RUMです。蘇生効果も時々使います
【エクストラ】
「グレイドルドライトロン」
除去兼シーランサ―の弾です、森の仲間です
でも見た目がキモい
「深海姫プリマドーナ」
主に否定ペンギンで除外したモンスターで効果を起動したり、墓地に送られた際の除外ゾーンからデッキにカードを戻す効果を使用して氷結界やハイレートドロー、リバイブスプラッシュを使いまわします
こいつもシーランサ―で装備できるので森の仲間です
深海に住んでますが
「白闘気双頭神龍」
名前がカッコイイ、死ぬほどかっこいい とてもかっこいい
打点かつ条件次第で6000打点のアライバルを突破することができます。
一応森の仲間だと思います。多分淡水魚
「海晶乙女コーラルアネモネ」
平均打点が低いこのデッキのほぼ全てのモンスターを蘇生することができます
当然、シーランサ―も打点が低い(1300)であるため蘇生するこができます。
残念なことにサイバース族なので森の仲間ではありません。お高く留まってます。
「海晶乙女グレート・バブル・リーフ」
シーランサ―のコストを除外しながらドローによってデッキを回すことができることに加え、除外される度に攻撃力が上昇するためこのデッキのメインアタッカーとして活躍してくれます
でも森の仲間ではありません。 海って書いてるし
「水晶機巧-ハリファイバー」
名前を入力するのが面倒です。当然森の仲間なわけありません。
固そう
「ライトロード・ドミニオン・キュリオス」
初動で出し、氷結界を落とします。
相手ターンに氷結界の墓地効果を使用することで6枚のカードを墓地に送ることができるため、落ちたカード次第では準備時間を短くできます
森の仲間でもなければライトロード以外での採用の方が多いのでライトロードでもないです。
「No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ」「CNo.103 神葬零嬢ラグナ・インフィニティ」
氷水底イニオン・クレイドルと合わせて相手ターンに相手のモンスターを除去できるため採用しました。
綺麗
以上がデッキの中身となります
あとがき
新年あけましておめでとうございます。 サンゾクです
本年度も皆さま、何とぞよろしくお願いします。
新年一発目は幻想召喚師の記事を書くと言ったな?
年末の記事では幻想召喚師のデッキについて記事を作成することにしていましたが、採用カードの見直しに伴いデッキを作り直しているためまた後日に回しました
・デッキ名の由来
元ネタは謎のアルターエゴλの第2スキルと孫氏の有名な兵形象水から取りました
『夫れ兵之形は水に象る。水之形は高きを避け低きにおもむく。
兵之形は實を避けて虚を撃つ。
水は地に因りて流れを制し、兵は敵に因りて勝を制す。
故に兵に常勢無く、水に常形無し』
簡単に意訳すると軍とは水のごとく自由自在に姿を変えるのが理想だよといった内容です。
装備内容や破壊を変え、変幻自在に戦えるようなデッキを組みたいという願いを込めて
そしてペンギンを採用したためFGOに登場する謎のアルターエゴλの第2スキル「完全流体」とのイメージがぴったりでこの名前を名付けました。
(可愛いですよね、メルト...謎のアルターエゴλ)
・今回のデッキについてのちょっとした愚痴のような何か
以前にもシーランサ―を使用したデッキは以前にも作成しましたが理由あって解体となりました。
大きな理由は2つ
一つ目は「相剣大公-承影」の登場です。
以前のデッキではレベル10シンクロモンスターが立てやすく相手ターンと自分ターンで毎回承影を起動できるたためめちゃくちゃ強かったです
そう、ただ強かっただけです
強すぎてシーランサ―を使う意味が無くなりました、それこそ新規のリバイアサンを潜海奇襲を除外して相手の行動を制限しながら継影を起動し続ければ相手は死にます
二つ目はNo.4 猛毒刺胞ステルス・クラーゲンの登場です
先手で立てれば相手の動きを完封できる場合があり、デッキの性質上レフトハンドシャーク、ライトハンドシャークを素材にしているため破壊体制まで持った最強モンスターが爆誕してしまいました
そのためデッキで当初出す予定だったスパイダーシャークを出す必要が無くなってしまったのです。
つまりコンセプト崩壊です。普通に心が折れました
新規のカードは強力である分、採用するデッキを間違えればデッキを崩壊させてしまいます。
ご利用は計画的に
せっかくメインに据えているカードが他のカードより目立たなければ悲しいですからね
それでは今回はこの辺で
お相手は粋カエルがシンクロ素材にできないことを3回忘れて対戦相手に平謝りしたサンゾクでお送りしました。
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