見出し画像

決闘者BGM論

まえがき

[名](スル)本文に入る前に簡単に書き添えること。また、その文章。序文。端書き。序。⇔後書 (あとが) き。

〔例〕まえがきについて書くことはありません。内容はありません。最後に今年お世話になった方々に挨拶を書いてますんでそこだけ読んでください。

デッキ構築やカード整理のお供 BGM


BGM

バックグラウンドミュージックと呼ばれるそれはその名の通り、映画やテレビなどで画面の背景として用いたり、喫茶店・職場などで穏やかな雰囲気をつくったりするために流す音楽。背景音楽とも呼ばれる

通勤や通学時に聞くことで気持ちを落ち着けたり、テンションを上げたりと日々の生活に彩を添える等、日々の生活に密接に関わるものだ

常日頃デッキ構築に悩まされ、相手の強いカードに悩まされ、初動を引けないことにストレスを感じる全国の決闘者にとって自身のメンタルケアや遊戯王のモチベーション維持に欠かせないものとなっている


ここで一つの疑問が生じる

画像3


「デッキ構築を行う際の最適なBGMは何か」


今ここに筆者の独断と偏見に基づく決闘者最強BGM考察が幕をあけるのであった

画像4


エントリーナンバー1 遊戯王アニメBGM


やはり決闘者として外せないのが原作BGMだろう

熱き決闘者達」で対戦前のモチベーション向上に使用するもよし

悲しいデュエル」で暴力的なデッキを作るもよし

Clearmind」を聞いて絡みつく時間を振り切ってもよし

華麗なる戦略」でマジックコンボを決めるとこや

追い詰められたデュエリスト」で不審者を気取ること

ファイアウォール・ドラゴン」で採用カードに3つの採用理由を考えることだっで可能である


自信のモチベーションを爆上げし、デッキ作成におけるもっとも重要な「やる気」を維持してくれる非常に効果的なBGMと言えるのではないだろうか

画像5



しかし、一つ問題がある


それはテンションが上がりすぎてBGMに引っ張られることだ


例えばデッキを作成しているときに「遊星のテーマ」を聞いているとしよう

このBGMを聞いた時に思い浮かべるのはなんだろうか


そう、彼の決闘スタイルである「不動式ソリティア」だ

画像6

(この繋がりかたは嘘やろ)


墓地やデッキ、手札に残っているカードから複数枚のカードを経由してエースへと繋げる彼の戦い方はあまりにも印象に残りすぎる

それは少なくとも今行っている作業に少なからず影響を与えてしまうだろう。

あまりにも綺麗なソリティアに心を惹かれ、気が付けば当初予定になかったクソ長い初動や展開を組んでしまったり

画像7

(イメージ画像です)


エクストラデッキに出せもしないスターダスト・ドラゴンが入ってしまったり、くず鉄のカカシを最強の防御札と思ってしまうなど少なからず悪影響となってしまう場合があるのだ

画像9


本末転倒と言えるだろう


エントリーナンバー2 遊戯王以外のコンテンツBGM

では遊戯王以外のコンテンツから話を持ってくることも択も考えられる。
自分が昔好きだったゲームやアニメ、ドラマで使用されたBGMが該当するだろう

例えば
ロマンシングサーガ3より「四魔貴族バトル1」を聞けばテンションを爆上げすることは簡単であり

アニメジョジョの奇妙な冒険第5部より「il vento d’oro」を聞けば対戦相手を詐欺罪と器物損壊罪で訴えることだってできるし

ドラマ「ガレリオ」メインテーマである「vs. ~知覚と快楽の螺旋~」を聞けば凄まじく計算高いデッキをくみ上げているような錯覚を得られ、思わず左手でフレミングの法則を作ってしまう

画像12

遊戯王以外のコンテンツであるためデッキに直接影響を与えることはなく、用途に合わせてBGMを選べば素晴らしい効果を生み出してくれることは確実のように思える


しかし、一見完璧に見えるこの選択にも弱点があった


それは元ネタを観たくなってしまうことだ


例えば思い入れのあるゲームのBGMを聞いていれば自然と機体に電源を入れてしまったり、アニメ・ドラマのBGMを耳にすればいつの間にかコーラ片手にネットフリックスやdアニメストアを開いてしまう

こうなってしまえば作業どころではない、ミイラ取りがミイラになっているのと同じだ

画像8

エントリーナンバー3 環境音

作業用BGMといえば環境音を想像するだろう

雨の音や風が吹く音、潮騒といった自然界の音から暖炉の燃える音やカフェの雑踏、マニアックなものだとファンタジーの世界を意識した空想の環境音など幅広い

環境音というだけあって自然と耳に入ってくるBGMだからこそ作業の妨害もせず、デッキ構築にも影響を与えない

さらに言えば懐かしむ要素もほぼなく、よほど故郷の田舎での思い出や上京の際に離れ離れになった幼馴染がいない方でなければ川の音等で実家に帰りたくなる人もいないだろう


ここまで話すと、先ほど挙げた2つのBGMの課題をクリアした最もデッキ構築に適したものだと確信が持てるかもしれない


しかし大きな落とし穴があった


そう、地味なのである

画像11


社会人であれば仕事を終えた後の自由時間、学生であれば学業やバイトで体力を消費した後、いざデッキを作ろうとした際に環境音を聞いてみよう

確実に寝てしまう


気づけば携帯の日付が翌日になってしまうことは明らかだ

最適解とは?

ここまで3つの例を挙げてきたが、そこから見えてきた課題は

①構築に影響を及ぼす

②思わず元ネタに見入ってしまったり聞き入ったりしてしまう

③地味だと寝る

(④こんな糞見たいな考察をする前にデッキを作れ)


の3点だろう

ものすごく高度な論理を求められているように思えるが用は

「環境音くらい自然に耳に入って聞き流せる程度のものであり、かつ寝ない程度の刺激」

があればよいのだ


すでにここまで冗長な文章を読み切った賢明ではあるが聡明ではない読者の方なら条件に合うBGMは言わずとも理解いただけるはず


そう

「日常アニメ」


である

日常アニメである

画像10


エントリーナンバー4 ○○アニメ


とりあえずこの段階で「これお前がただ好きなもんについて話しているだけやろ」
と至極ごもっともな感想を持った方もいると思うが一旦棚の隅に追いやってそのまま忘れてほしい


日常とは常日頃起こることを指す、今我々が生きているこの瞬間を指す言葉である。

普段から過ごしている日常において、それを雑音のように思ったり、何か異質なものだと思う人間はいるだろうか


思う方は重度の中二病か凄まじく意識高い系の人間だけであろう

画像13

ここで先ほど述べた作業用BGMについて重要なことが何か思い出してほしい

「環境音くらい自然に耳に入って聞き流せる程度のものであり、かつ寝ない程度の刺激」だ


常日頃から我々が享受している「日常」は当然、環境音のように自然に耳に入り聞き流せるものだ

それは「日常」の名を関する日常アニメにおいても当然当てはまる

画像18

次に我々は常日頃から寝ているだけであろうか。

日常生活がつまらないものであれば我々はほぼすべての時間を睡眠に費やしているということはない

仮に日常が退屈だとほざく輩がいれば話は別だが大勢の方はそうでないはずだ


それはなぜか、適度な刺激があるからである

画像14

(適度な刺激)

ここで日常アニメを見てみよう、大半の話はキャラクター達の毎日を淡々と描いているものだが1クールと2クールの間や最終話等では大きなイベントを起こす作品が多くある

そう、刺激だ

また本編以外にもオープニングやエンディングによって常に一定の刺激を得ることができる


まずこれで寝ることはないだろう


だがここまでクソ長く対して役にも立たないこの記事を読んだ人物ならエントリーナンバー2での内容が脳裏をよぎるだろう

アニメである以上、本編に見入ってしまう心配だ

安心してほしい、ここで取り扱っているのは「日常アニメ」なのだから


日ごろから日常を凝視し、興味関心をもって作業している方はいないだろう

そう、日常は聞き流せるのだ

つまり日常アニメも聞き流せるということだ


Q.E.D

画像15

おすすめ

では何を作業用にすればいいのか

とりあえず2クール以上あるものをおすすめしたい


というのも、デッキ構築とは長期戦になる場合もある

1~2日から長ければ半月以上かかるケースもざらだ

画像17

そのため作業用をアニメ11話を聞き流した時に終了し、続きは明日からとした場合途中で見るものがなくなって次の作業用BGMを探すことに出鼻をくじかれてしまうことが発生してしまう

話数は多ければ多いほどよいだろう


では何を観ればいいのか ここでは何を観ればいいのか

ここでは一つの回答を提示したい


ひだまりスケッチ


「ひだまりスケッチ」である

なぜこのチョイス?

このアニメを知らない方のために死ぬほどざっくり説明すると芸術学校に通う女子学生の日常を描いたアニメだ

なんといっても話数が多い

驚異のアニメ4期に加え特別編まで用意されている

まず話数で困ることはないだろう

そして制作会社が悪名高い「シャフト」であるため独特の演出と静かなBGMが作業効率を上昇させる

話の内容も日常を淡々を描いたものからどこか少し感動するような話もあるため適度な刺激という面でも申し分ない


実際、ひだまりスケッチを作業BGMとしながらいくつもデッキを作成してきたためその効果も実証済みである

(作成したデッキたち)


そんなひだまりスケッチはdアニメで絶賛配信中!

みんなも見よう!!


画像17

あとがき

ここまでお付き合いくださった方、また記事を読み飛ばしてここだけ読んでくださった方誠にありがとうございました。

本当に内容の無い中身ですが年度の最後くらいはふざけてみようと思いこの記事を執筆しました

最後に本年度お世話になった方々にこの場を借りて御礼申し上げます

今年からリモート環境を利用して人生始めてのオフ会にも参加できたのはひとえに環境を提供してくださったサーバー管理者様方、オフ会主催者様

そしてなにより対戦してくださった皆様のおかげでございます。

本当にありがとうございました

来年度も対戦よろしくお願いします。


お相手は別にサンゾクぽいこと一回もしたことない系決闘者、サンゾクでお送りしました。

来年はこの記事でお会いしましょう

次 囘


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?