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QuizKnockの連載記事を読んで因幡はねるの魅力を再認識する

近年のクイズブームの火付け役であるQuizKnock公式サイトにて、VTuber因幡はねるの連載【#更新予報】が始まった。

◆ VTuber因幡はねるの新連載!ワンオペ「クイズ企画」の楽しい裏側
https://web.quizknock.com/inabahaneru-koshinyoho-1

VTuberのクイズ番組で求められるのは次の要素。

  1. 問題作成

  2. 画面構成

  3. 出演者選び(キャスティング)

  4. 司会進行

  5. 画面操作

因幡はねるはこれをすべて一人で行っている「ワンオペ」クイズ企画を得意としている。しかも、それを生配信で実施しているのだ。

読者が気になるのが、3の「出演者選び」であろう。配信が注目されるためには、視聴者の気を引く豪華なゲストが欠かせない。彼女は企業勢VTuberだが、キャスティングで運営の力を借りていないと思う。その証拠に、出演者は彼女が属する774.incが中心ではない。

クイズ配信に出るとなると身構えてしまう人が多いだろう。その緊張を解くべく、因幡はねるはゲストに負担を求めないエンターテイメントとしてのクイズを心がけているのだ。その意図が、この新連載を読めばわかる。

ほかにも、生配信だからこその杞憂もあるはずだ。トラブルがあったらどうするのか? 中だるみしないのか? だが、このワンオペのクイズ企画に成功しているからこそ、クイズのプロであるQuizKnockに認められて、公式サイトで連載記事が始まったのだ。

僕のnoteでも、因幡はねるのクイズ企画の面白さについて記事にしている。

◆因幡はねるの漫画クイズに人気配信者が挑む【#Vtuber漫画王】
https://note.com/sanzanzenki/n/nce249d745482

僕の記事で取り上げたのは「#VTuber漫画王」というクイズ配信。

漫画クイズには、権利問題で公式画像を使うのが難しいという問題が出てくる。しかし、「#VTuber漫画王」では、公式画像を使えないことを面白さに変える問題形式を企画しているのだ。特に、素材画像を活用した「敵に塩クイズ」は当時QuizKnockだった山上大喜が賛辞を送っている。

また、上記エントリでふれている「因幡はねるアンチ王」も、特筆すべき企画だ。ファンへの監視力と嫉妬深さに定評のある因幡はねるだが、その性質を逆手にとって「自分の嫌いなところ」をファンに募って、それをクイズ形式でゲストに答えてもらうという内容である。

上の切り抜き動画を見れば、この企画の面白さがわかるだろう。特に、回答者の夕刻ロベルが喋り達者ゆえに罠にはまってしまう様子が楽しめるはずだ。

このほかに、因幡はねるのクイズ配信といえば、プロ漫画家を招いたお絵かき伝言ゲームも記憶に残っている。僕のnoteの紹介記事はコチラ。

◆プロだらけのお絵かき伝言ゲームで私利私欲を満たそうとする因幡はねる
https://note.com/sanzanzenki/n/n25f3cbd741ef

なぜ、この配信を僕はクイズに含めてしまうのかというと、この企画、因幡はねるがプロの漫画家に自分のファンアートを量産してもらおうという私利私欲にまみれたものだったからだ。しかし、その実現のためには、プロ漫画家を招くだけでは成功しない。はたして、この私利私欲を満たすために、彼女はどんな立ち回りをしたのか? それがわかれば、彼女がクイズ企画者だけでなく司会者としても優れている理由が見えるはずだ。

さて、ここで僕が紹介しているのは、いずれも2021年に配信されたもの。実は最近の因幡はねるの配信は僕は追っていなかったのだが、彼女のQuizKnockの連載を読んで、改めて「クイズはエンターテイメントの王様である」ことを認識した。面白い配信をしたい人にとって、この因幡はねるの新連載は一読の価値がある。

つい先日(2023/02/25)も、【#保護者付きクイズ王】が配信されたばかり。因幡はねるの人脈が光るジャンルを超えたゲストだけでなく、MCが二人であることも注目すべきだ。はたして、QuizKnockの「こうちゃん」こと渡辺航平と、どんな問題を作成し、どんな司会進行をしたのか。自分の目で確かめていただきたい。


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