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【空冷ノウハウ】温度・風量どちらで冷やす?冷却機器選定の参考に!

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☆★ 温度・風量どちらで冷やすのが効果的?冷却機器選定の参考に! ★☆
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先週のメルマガでは、液冷と空冷の長所・短所についてたとえ話を交えお話いたしました。
今回は、空冷における温度と風量について話を進めてまいりたいと思います。

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温度?・風量?どちらで冷やす?
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ワークを冷却する際、液冷に比べて簡素かつ安価にシステム構築できる空冷ですが、
反面、周辺環境の影響を受けやすく冷却性能に影響します。
さて、その空冷自体大きく2つの冷却方法に分けられます。

1. 0℃以下の冷気でワークを冷却するもの
2. 温度云々よりも常温レベルの大量エアによって放熱を促すもの
この2つは、目的、環境によって使い分けることが有効と考えられます。

勿論、0℃以下かつ大量の冷気によって冷却するのが最善ですが、
これを満たすためには大掛かりな設備とコストを必要とします。

サンワ空圧機器では、上述した2つの冷却方法それぞれを可能にする小型ユニットを
ラインナップしています。

◇◆ マイナス冷気で冷却 ◆◇
 → 圧縮空気を使用したボルテックス冷却器「コルダー」
 → 最大温度差-75℃の冷気を発生
 → 

◇◆ 大量エアで冷却 ◆◇
 → 圧縮空気をソースに周辺空気を大量に誘因、増幅しブロー「増幅エア発生器」
 → 常温レベルまでの冷却に効果的
 → 

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生産現場での冷却って
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加工したパーツを可能な限り冷却して次の工程へ・・・
生産現場ではよく聞かれる話です。
ここでは、2つのポイントに焦点をあて、空圧機器をご紹介します。

①ワークの大きさ
コルダーが得意とするのは局部的な冷却です。
小さなワークであれば先ずはコルダーを候補に挙げてはどうでしょうか

ワークが大きく、目標とする冷却温度が常温以上であればエア増幅器がおすすめです。

勿論、0℃以下の冷気であれば冷却時間の短縮にはつながりますが、
大きなワークに対してコルダーのみで検討する場合、複数本のコルダー使用、
エア源確保等、課題も多くなりがちです。

②何度から何度まで冷ますのか
常温レベルまでの冷却であれば、コルダーよりも
風量重視のエア増幅器を優先して良いかもしれません。
ただし、これもワークの大きさとの兼ね合いになりますが、
常温レベルまでであっても冷却スピード重視であればコルダーは欠かせません。

次回は、コルダーを代表とする超低温空気発生器群について詳しくご紹介します。

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 東京ビッグサイトから徒歩3分!製品に触れるショールーム
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有明サテライト・ショールームではサンワ空圧機器を常設展示しています。
機種の選定にお悩みなら、ぜひお立ち寄りください。

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