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OpenAIの文字起こしWhisper。試したらすごかった。

どれくらいの精度かを、皆さんにも味わってほしいので、以下事例。

6分半の音声(約6.5Mbyte)を、Whisperに投げる。1分弱で処理が終わる。

audio_file= open("/mp3/パリルーベ2023.mp3", "rb")
transcript = openai.Audio.transcribe("whisper-1", audio_file)
print(transcript["text"])

対象はこちらの動画

結果はこちら。95%は正しい。
※おかしいところは、私が手で「ふりがな」として修正してある。

GCNプラスがお届けするサイクリングロードレースハイライト 世界5大モニュメントの一つ第120回パリルーベ 北のクラシックの締めくくりソビエルにそびえるは クラシックの女王か、はたまた北の地獄か コロナ禍や昨年のフランス大統領選などの影響で ロンドファンフランデレンの1週間後の開催は 実に2019年以来となる今回のパリルーベ ロンドを制したポガチャルの名前こそないものの マチューファンデルールに ワウトファンアール、ラポルそして昨年の 初のディランファンバーレンのユンボビスマ3人ら 豪華なラインナップがスタートラインに顔を揃えました パリ北部の町コンピエニュから ルーベのベロドロームまでの256.6キロのうち 石畳セクションが54.5キロ 実にレース全体の5分の1以上が 石畳区間というのがこのレースの特徴で 石畳は星1つから最高難易度の星5つまで分類され 中でも最高難易度5つ星の アランベールとモンスアンペベル さらにハルフールドラルブルは 選手たちのセレクションさらには勝負どころとして 悪名高き石畳です スリッピーな路面やメカニカルトラブルら 多くの不確定要素を乗り越えて 地獄の日曜日の勝者となるのは果たして誰か
スタートからは強い追い風でなかなか逃げが決まらず ようやく4人が飛び出したのは 最初の石畳セクター29に入る手前でした ここからカウントダウン形式で 全29箇所の石畳が選手たちに襲いかかります メイン集団ではいきなりの落車 巻き込まれたのは2018年のパリルーベの覇者 ペテルサガンでした サガンはロンドに続いて最後のパリルーベも 残念ながら落車でのリタイアです スーダルクイックステップのバレディーンのリタイア さらにチームメイトのアスグリーンやセネシャルがパンクなど 様々なトラブルが降りかかる中 勝負どころのアランベールの一つ手前の セクター20でユンボが動きました ワウトとラポルトの2人が飛び出してチェックに入ったのが アルフェシンのマチュー グルパマのキュング 2015年の覇者DSMのデケンコルたちでした この強力なメンバーが戦闘先頭とのタイム差を縮めながら セクター19アランベールに入ります 残忍な石畳はタイヤが外れてしまうほどの強度 さらには大きな落車も発生 この中に巻き込まれていたのが去年の覇者 ユンボのディランファンバーレン スーダルのアスグリーン バーレンのフレットライトもここでリタイアです 集団からはトレックのピーダスンがなんとか前にブリッジをかけようと動く中 前を走っていたユンボのラポルトがパンクでストップ メイン集団からはさらにガンナも合流して 戦闘先頭集団が大きく膨れ上がる中 ラポルトを失ったユンボは ワウトファンガールと短期アールト単騎の戦いになりました 一方でアルフェシンアルペシンはマチューに加えてスプリントのあるフィリプセン さらにグラベル世界チャンピオンのフェルメールスという 強力な3人が戦闘先頭に残っています セクター16に入ったところで 逃げから戦闘先頭に残っていたゴーラボーラのコッホやモビスターのホルマンらがドロップ メイン集団からはなんとかワウトを助けたいユンボのラポルトとファンフォイドンク さらにはロットのフェルメールスが追走をかけますが タイム差が縮まりません セクター14では逃げメンバーから唯一戦闘先頭に残っていた UAEのバックスにトラブル これでオリジナルの逃げメンバー4人は全ていなくなりました 集団の戦闘先頭ではマチューファンデルクールプールが 石畳とは思えないスピードでの加速 走行そうこうしている間に今日2つ目の5つ星モンスタンサンペベルが迫ります この勝負どころでやはり集団の前方ではマチューとワウトが加速 戦闘先頭メンバーも絞り込みが行われ コビティスコフィディスのバルシャイとアンテルマルシのローレンスレックスらが遅れました 戦闘先頭に残ったのはマチューとフィリプセンのアルペシンコンビの他は ワウトとフィングキュング、ガンナとマッチフィーダスマッツピーダスンそしてジョンデゲンコルの合計7人です そしていよいよ今日最後の5つ星カルフールドラルブルに入ります 戦闘先頭行くフィリプセンがラインを変えたところ避けようとしたマチューとデゲンコルがまさかの接触 この後なんとかリスタートはしたものの残念ながらデゲンコルは勝負権を失いました 一方で最大の勝負どころで加速していくのはワウトファンアルト 後ろからはライバルのマチューファンデルールも来ています いかにトラブルを回避できるか運も実力のうちと呼ばれるのがパリルーベンルーベ このまま2人でのタンデム走行2人での勝負ということになるかと思われましたがワウトが失速 まさかの勝負どころでワウトファンアルトがパンクに見舞われました これで戦闘先頭はマチューファンデルールだけです マチューはしきりに後ろを振り返って距離感を確認しますが ワウトのリスタートによって生じたタイムギャップは小さくありませんでした ワウトは後ろから来たフィリプセンやマッツピーダスン、キュング、ダンナラガンナらと合流 マチューファンデルールを約30秒差で追います 一方でマチューは残り少なくなった石畳 ギリギリのところでコーナーをこなしながら通過していきます 追走集団からワウトが諦めない走りを見せますがマチューのチームメイトフィリプセンがしっかりとチェック たとえマチューが捕らえられてスプリンクルスプリントになったとしても 万弱の体勢盤石の態勢をアルペシンが整えます さあ大監修大観衆が迎えるルーベのベロドロームに単独でマチューファンデルールが戻ってきました 様々なトラブルを乗り越えてそしてチーム力も発揮した アルペシンとクーニングドゥクーニンク、マチューファンデルールがパリルーベ初制覇 後ろではチームメイトのフィリプセンも残り1周がありながらもまずはマチューを祝福するガッツポーズを見せました そして最後はワウトとのスプリント対決 後ろから仕掛けていったヤスペルフィリプセン 最後は昨年のツールのシャンゼリゼを制した足を見せつけました アルペシンとクーニングドゥクーニンクが完璧なレース運び マチューとフィリプセンのワンツーフィニッシュ3位がワウト 4位以下はピーダスン、キュング、そしてガンナ 落車があって遅れたデケンコルプも7位でフィニッシュをしています 今年のミラノサンデもサンレモそして過去2勝しているロンドファンフランデルデレンに加えて 3つ目のモニュメント制覇になったマチューは 僕の優勝とフィリプセンによるワンツーフィニッシュ、これ以上の結果はないだろう 足に力を感じたし、だからこそ早い段階でアタックを仕掛けた デケンコルプの落車に関しては前にいたフィリプセンが急にハンドルを切って行き場を失った僕も右に避けた 正直あの落車がどうやって起こったのかはわからない その後ワウトを必死に追いかけて追いついたと思ったら彼が急に失速をした 何かおかしいとは思ったがパンクだとは思っていなかった 運もこのレースを勝つための要素の一つ 今日の僕には勝利を飾る足とその運の2つが揃っていた 本当に素晴らしいクラシックシーズンになったし この最後を勝利で締めくくることができて本当に良かった 夢が叶ったと振り返っていました 熱狂を迎えているクラシックシーズン 舞台は北のクラシックからアルデンへと移っていきます GCNプラスではブラバンツペイルやアムステルゴールドレースといった 注目のレースを日本語実況付きでライブ配信です 詳しくは概要欄をチェック

どーよ!(←私は何もしていない)

補足)Requestでのオプションの指定方法は以下。(あんまりサンプルソースが転がってなかった)

transcript = openai.Audio.transcribe(model="whisper-1",
                                     file=audio_file,
                                     response_format="text",
                                     temperature=0.2,
                                     language="ja",
                                     prompt="This is a transcription of the live broadcast of a European bicycle race.")

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