ホープフルステークス予想

ホープフルステークス予想

まず馬場状態ですが、おそらく例年よりもタフな状態になっております。

まず、先週のターコイズSを参考にしてみますね。

ターコイズSの2014年の馬場改修以降の平均走破時計は1分33.6秒です。直近2年は1分32秒台の決着が続いていたこともあり、今年の1分34秒6は遅い印象を受けます。

しかもこれ、ドスローでタイムが出なかったわけではなく、46.5-48.1の前傾ラップで計時したものなんですよね。前半そこそこ流れたにしては時計がかかっています。

また、全体的に上がりもかかっていて、

「土日の全レースを確認しても、上がり34.5秒以下の脚を使えた馬は1頭もいません。」

(これ、有馬でも重要な話です。)

この馬場傾向が継続する前提で予想するなら、やはりタフなレースで走れた馬を上位に狙って、高速馬場での勝ち上がりや、速い上がりが出るレースだけで勝ってきた馬は疑問視するという方向で良いのではないかと考えます。

また、タフな条件であることから、使い詰めの馬や間隔が短い馬にも辛いレースになると見て減点。しっかりと体制を整えて来た馬を狙いたいと思います。

では、印いきますね。

◎ランドオブリバティ

最も条件に合致するのはこの馬。上がりが35秒以上かかるレースでこれまで2戦2勝。そしてしっかりと間隔をあけてここに使ってきました。倒してきた相手は微妙といえば微妙ですが、前走は0.6秒差をつけて圧勝していますし、素直に戦績を評価しても良いかなと思います。また、この馬は15頭という多頭数戦を経験済みであることも強調材料。

条件合致、同コースで勝利、多頭数も心配無し、内枠ゲット、先行して脚もある。

あとはG1未勝利の騎手が鞍上ということくらいでしょうか。でもこれは乗り馬に不遇な部分も結構ありましたからね。佐々木オーナーにいいように使わたりしてましたから。ここでチャンスを掴んでくれると信じて本命を打ちたいと思います。

○マカオンドール
単穴は人気薄のマカオンドールを指名。唯一の勝利は中京2000の未勝利戦しかありませんが、これが結構内容的に優秀なんです。

この日の中京競馬場はイン先行有利の良馬場。それを終始外を回り、かつコーナーから早めにしかけた上で最後まで伸び続けてのレコード勝ちならかなり強い内容。こういう持続力のある脚は今のタフな中山にも条件的に合致します。

また、その後の戦績も言い訳ができる敗戦ばかり。ヨーホーレイクに負けた前々走は完全な外差し馬場を勝ち馬より内を回しての敗戦で、直線半ばでムチを打つのをやめて流してましたから、着差ほどの差は無いと思いますし、前走はラストの直線詰まっての3着。岩田Jがスペースを突こうとしたところを前をいくグラティトゥーがよれてしまい、一度ブレーキを踏む形になっています。それでいてワンダフルタウンと0.2秒差なら普通に強い。不利なく岩田Jのイン突きがハマれば一発まであると思います。

▲ダノンザキッド

スケール感はNo.1。素質は間違いない馬だと思います。新馬戦ではひどい馬場を先行して上がり最速で勝利しており、スタミナ面での強調材料がある上に、次走は軽い馬場でも上がり最速の勝利。しかも24kgも馬体を増やしてです。

たったの2戦で好走レンジが広いことを証明しており、どう考えてもこの馬が1番強そうなのですが、今回は距離延長の外目の枠発進で折り合いが気になるところ。前走も強いとはいえかかってましたから、2000への距離延長がどう出るかという不安はあります。どのみち人気しますし、他に買いたい馬もいますから単穴までの評価としておきます。

△ヨーホーレイク

条件には合致する馬。2戦続けて渋った馬場を勝ち上がってきており、上がりのかかる1戦は向く。ただ、倒してきた相手のその後の戦績が微妙。しかもランドオブリバティと違ってタイム差をつけて勝ってきた訳ではないだけに、どこまでこの2戦を強調できるかといった感じ。しかも2戦とも少頭数戦ですからね。それなら不利を受けてこの馬に負けたマカオンドールの方がオッズ的にも妙味がありそう。連下でお茶を濁したい。

△オーソクレース

エピファネイアxマリアライトで血統的にはドンピシャ。ただし、これまでのレースは速い上がりを使って勝利してきたもので、実績的にはここで条件が合うかは微妙。ルメールJが乗る限りやはり抑える必要は感じるものの、そもそも前走で1度ルメールJが手放している馬です。(その時ルメールJは同レースのバニシングポイントに騎乗)その点を考慮すれば、いくらルメールJに戻るとはいえ、超素質馬の期待は無いのかなと考えてしまいます。

また、とにかくこの馬はスタートが下手で、最内発進はリスクが高すぎると思います。これまでは少頭数戦だったのでまだ良かったが、今回は多頭数戦。出遅れて外を捲くってくるが、ロスが大きく坂で止まってしまうというイメージです。

△タイトルホルダー
ダノンザキッドに破れはしているものの、父ドゥラメンテで姉がスタミナのあるメロディーレーンならこの舞台は向くはず。もう少し内枠が欲しかった感はあるものの人気も薄いですし買っておきたい。

以上です、最後までご覧頂きありがとうございました!

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