ちくせう

あるある、あったあった、屈辱的な、惨めな気持ち。あんな体験こんな偏見そんな冒険どれもこれも今に貢献。

僕らのようなネガティブモンスターズは、生きていれば必ず気まずい瞬間、恥ずかしい瞬間、逃げ出したくなる場面に出くわす。待ってなくても向こうからやってくる。まるでクリスマスのように。

先生のことを間違えてお母さんと呼んでしまう、店員さんが見やすいように小銭を並べたけど自動精算機にぶち込まれる、バナナはおやつに入ると思ったら九州の十州目にすら入らなかった、川かと思って飛び込んだら皆様のおかげだった。などなどちゃんちゃかちゃんちゃんちくせうちくせうしたくなることも、これからたくさんあるだろう。

だがしかし、たかしまさし、どれもこれも向かい風の中自転車漕いで通勤し、追い風の中やってくる憎きやつらとのすれ違いに比べれば、痛くも痒くもない。向かい風の中僕らは必死にペダルを回し、もがき苦しみながら仕事や学校へと走っていく。しかしあいつらは、「なにをそんなに必死に漕いでいる？」「私達は漕がなくてもこんなに進みますけど？」と、僕ら向かい風組を見下すような視線を送りながら通り過ぎていく。

僕らだって好きで風に逆らっているわけではない。朝から風だけでどこまで前に進めるか遊びがしたいし、進みすぎて自転車レースの才能開花しちゃったかのか！？と一瞬だけの勘違いをしながら走りたい。

追い風だからって調子乗って見下してくる君たち、笑っていられるのも今のうち、帰る頃にそっちは向かい風だ。と憎しみを堪え、帰りの追い風と晩ごはんのグラコロを楽しみに仕事をこなし、僕らはまた向かい風の中家へと向かう。

#グラコロ #グラコロを世界一美味しく食べる方法選手権 #さんたさんきて #さんたさんと繋がりたい