シティリーグベスト8 雷バレット(全文無料)
2022年5月29日のシティリーグ参加と決勝トーナメント進出を果たせた記念にnoteに書き残します。
今回のデッキ構築の過程や練習できる環境がほぼ無い中で取り組んだことも後半備忘として書き残していますので、良ければ読んでください。
環境考察
使用頻度・強さのデッキタイプは概ね以下の認識で考えています。
Tier3以下は最近の傾向だと有象無象になってきているため割愛します。
Tier1
ミュウ、パルキア
Tier1.5
アルセウス(うらこうさく)、ゾロアークVSTAR
Tier2
アルセウス+Vポケモン系統、フーパファイヤー系統、アイアントLO
その他の環境考察として、
・ダークファンタズマが発売されてから何度もシティが開催されてある程度勝ち上がるデッキや構築パターンが見えてきている
・Tier1にあたるミュウ・パルキア両方に有利となる明確なデッキタイプが見えてきていない
と考えていました。
使用デッキ
コンセプト
・雷軸でパルキアに強くでる
・ゼクロムのマヒで相手を止める
・ミルタンクで相手のアタッカー(Vポケモン)を縛る
・クワガノンVのグッズロックで相手を止める
・ライチュウVをフィニッシャーにする
基本プラン
・モココを2-3体立てる
・クワガノンのグッズロックで相手を止めて盤面を整える
・ゼクロム or ミルタンクで攻める
・場にエネルギーを溜め、ライチュウVで相手の高HPポケモンを倒すタイミングを図る
採用カードと理由
■ポケモン
・メリープ4枚-モココ3枚
このデッキのメインエンジン。最初は4-4でしたが、盤面形成の練習を経てモココは3体用意しなくても大丈夫そうだったのでサイド落ち考慮して3枚にしました。
メリープは個人的にHP70で良いと思っています。
逃げる手段はふうせんか回収ネットで足りていますし、HP60のメリープのワザ(雷1エネのバチバチ20)を必要とする状況にはなりにくいためです。
・ゼクロム 3枚
ゼクロムの130ダメージ+マヒをメインプランにしているため3枚の採用。2枚にしてふつうのつりざおで拾うプランもアリだと思いますが、現物を用意しやすくするため3枚にしています。ミルタンクもいるため4枚は不要と判断。
逃げるエネルギーが3必要なのがネックなので、バトル場スタートした場合はエネルギーを貼り、ふうせんで逃げられるようにするか、ベンチにアタッカーの用意ができたら回収ネットで入れ替えます。
あとこのイラストのゼクロムがかっこよくて好きです。
・ミルタンク 3枚
ミルタンクは2枚でも良いかもしれませんが、盤面に2体維持することであなぬけのひも対策にもなります。
また2枚は突破できるが3枚目は無理といったデッキも多いようなので、場への出しやすさを考慮して3枚採用で良かったと思います。ふうせんで逃げられる点も良いです。
・ビッパ2枚-ビーダル2枚
手札枯渇問題を解決してくれる前歯。手札や盤面と相談してビッパを用意しておきましょう。しんかのおこうやハイパーボールから手札補強に繋げられるのは強いです。ビッパ・ビーダルもふうせんで逃げられます。
・ライチュウV 1枚
フィニッシャーとして使いたいので、最後まで場に出すのは控えたいポケモン。ゼクロムやミルタンクしかいないと思わせて急に出てくるライチュウは意表をつけます。
バトル場スタートしたときは、ファストチャージか逃すかは相手の盤面次第で考えたいです。
・クワガノンV 1枚
グッズロックで相手の行動を制限できるのがエラいポケモン。逃げるエネルギーが3つ必要なので、バトル場スタートしたら逃さずそのままエネルギーつけてロックを狙います。
このデッキは動き出しが遅いため他の非V系統に弱いので、グッズロックで相手に止まってもらうことも狙い採用しています。
・ライコウV 1枚
対VMAX用にゼクロム130-ライコウ220で倒せるプランを考えて採用していましたが、正直別のカードの方が強いかもしれません。少ないエネルギーで200前後のダメージが出せることや逃げエネ1な点は強いですが、必要な場面があるのか疑問が残る1枚でした。
弱くはないですが、他のカードと天秤に掛けて良い枠だと思います。
・ネオラントV 1枚
手札が弱いときに博士に繋げるのがメインの役割です。ボスに繋げることもありますが、10回中1回あるかないかという感じです。負け筋になりやすいので、手札補強が間に合うのであれば採用しないほうが良いと考えています。
・マナフィ 1枚
れんげきウーラオスが減ってはいるものの、かがやくゲッコウガというカードが存在しているため採用しなければいけないカード。パルキアの特性から即起動できる点も考慮しなければいけないので、パルキアVが見えたらベンチに出すことを心掛けたいです。
■グッズ
・クイックボール4枚
メリープ4、ビッパ2、ゼクロム3、ミルタンク3、Vポケモン4種と対象が多いため4枚採用。雷エネルギーをトラッシュする手段にも使えます。
・ハイパーボール3枚
全ポケモンが対象なので4枚採用でもアリですが、手札に余裕がないことが多く、進化先を持ってくる方が多いためしんかのおこうに1枚枠を譲りました。
・しんかのおこう2枚
モココ3、ビーダル2と対象は少ないですが、ノーコストでサーチできる点が優秀だったので2枚採用としました。最初は1枚でしたが、ハイパーボールの枠を削りました。
・レベルボール2枚
メリープ4、モココ3、ビッパ2、フィオネ1をノーコストでサーチ。主にメリープかモココのサーチに使います。最初はモココ優先で3枚にしていましたが、使用感から2枚で問題なかったため枠を削りました。
・ふうせん2枚・回収ネット2枚
このデッキにはポケモンいれかえ・あなぬけのひもが入っていません。ふうせんと回収ネットしか入れ替え手段がないため、雑に使うことはできません。
ふうせんはなるべくモココ・ビーダルにつけます。
回収ネットはバトル場に入るゼクロム回収がメインの役割ですが、バトル場でモココがエレキダイナモを使い、回収してベンチのメリープがモココに進化してエレキダイナモを使うプレイをすると上手いです。
(ジメレオンのうらこうさく→回収ネット→ベンチメッソン進化と同じような動き)
・こだわりベルト2枚
ゼクロムにつけて160×2回、または2回目の攻撃で付けて130-160を狙えます。ミルタンクやクワガノンにつけて打点アップをすることや、ライチュウにつけてワンパン狙いもできます。
・ともだちてちょう1枚・ふつうのつりざお1枚
博士の研究で巻き込んだサポートやポケモンをデッキに戻します。ゼクロムやミルタンクを複数回使うこともします。ともだちてちょうで博士の研究を戻して素引きしやすくする役割も持たせています。
■サポート
・博士の研究4枚
デッキを回さないと盤面形成できない構築なので4枚採用。モココを巻き込む場合はつりざおが山札にあるか確認しておきたいです。
・マリィ2枚
博士が打てないときに使うドロサポ。相手の手札事故の誘発も兼ねて使います。
・ボスの司令1枚
本当は2枚欲しいカードですが、ともだちてちょうで誤魔化します。盤面形成優先なので、序盤に引いたら迷わず博士でトラッシュし、ともだちてちょうで戻して後半の利用が良いです。
・とりつかい1枚
個人的MVPカード。ゼクロムがワザを打ったあとにエネルギーを3枚維持したままベンチに戻せるためライチュウのダメージが伸びます。ポケモンいれかえと迷いましたが、3枚ドローできる点も優秀です。
・ソニア1枚
タネ2枚か基本エネルギー2枚を手札に加えられるカード。盤面のポケモンが足りないかエネルギーを手札に持ってきたいときに選択できるため、博士などで素引きが期待できないときにはソニアを使います。
1枚はネオラントVにしておき、次のターンにルミナスサインを使うこともできます。
博士と同時に手札にきたときは、先にソニアを使って次のターンに博士を使えるようにしておくと進化先を引きやすくしたりエネルギーを手張り・トラッシュしやすかったりと使い勝手の良い1枚でした。
■スタジアム
・嵐の山脈1枚
2枚採用したいカードですが、相手のスタジアム貼り替えや自分で使いたいときに1度使えれば十分なので1枚のみの採用。その分ボールやデッキを回すカードに割いています。
余談ですが、今回どの対戦でも相手に嵐の山脈を使われませんでした。必要なかっただけかもしれませんが、山札確認できるため必要札の確認に使って損は無いと思いました。
■エネルギー
基本雷エネルギー9枚
8枚でも良いかもしれません。手張りやトラッシュすることを考えると増やしたい思いもあります。練習と練度で微調整ですが、自分は9枚での運用が安定していました。
不採用カード
不採用カードは理想と現実の対比で書かせてもらいます。一人回しをして現実的にこうなったので採用しなかった、と理解してもらえればと思います。
・かがやくゲッコウガ
理想
かくしふだでエネルギートラッシュ&2ドローは強い!
モココと相性ばつぐん!
現実
ベンチに枠が無い。うらこうさく+たっぷりバケツじゃないから都合良くエネルギーが手札に無い。
・トレッキングシューズ
理想
デッキ圧縮してあわよくばエネルギートラッシュできるの強い!モココと相性ばつぐん!
現実
デッキ圧縮以上に手札枯渇が深刻。ドロサポ入れよ。
・レスキューキャリー
理想
博士でトラッシュしたモココ回収!
現実
つりざおでゼクロムとミルタンク回収できるようにしたほうが汎用性高い。
・バトルVIPパス
理想
最初のターンの盤面形成大事!
現実
Vメインじゃないから1ターン遅れは大丈夫だわ
2ターン目以降腐るしトラッシュしにくいし使い勝手悪い
・頂きへの雪道
理想
ゲノセクト・アルセウス・パルキア止めないと!
現実
こっちのネオラントが止まって動けない…
博士でトラッシュしがちだから邪魔なだけだわ…
・スピード雷エネルギー
理想
雷デッキ最強のエネルギーだよね!
現実
エレキダイナモできないのキツい
ミルタンクに貼ったらドローできない
自分の中で他のカードを試せていないため、それにより上記から採用に挙がるカードも出てくると思いますが、今回の自分の試行錯誤ではこのような結果でした。
対戦レポートと当日の対面で意識したこと
1戦目 ゾロアークVSTAR 勝ち
・大口の沼を貼られるとゼクロムをベンチに置いたときに20ダメカンが乗るため2回攻撃すると自滅してしまう
・ゼクロムは先に出す、回収ネットを使う、嵐の山脈で張り替えが必要
・ゾロアークにダメカンが乗っていればゼクロムの130×2回で倒せる
・ミルタンク突破手段がキャンセルコロンとボスしかないのでトラッシュに送られるリソースも意識
・ゼクロムマヒ→ベルト込みの2回ワザ宣言で倒す
・とりつかいを使いゼクロムのエネを残しつつ次のゼクロム・ミルタンクで削る
・ライチュウでワンパンを狙う
2戦目 ゾロアークVSTAR 水軸 勝ち
・意識やプランは1戦目と同様
3戦目 アルセウス(うらこうさく) 負け
・ミルタンクを押し付ける
・クワガノンでうらこうさくからのグッズ利用を止める
・チェレンのきくばりで回収されないようにダメージ調整(結局回収されて追い切れなくて負け)
4戦目 アルセウスはくば 勝ち
・ミルタンク押し付け
・お相手ビーダルのワザ+ダンデでヒヤッとするもコイン裏でセーフ
・その後も相手ビーダルのワザ3連裏でミルタンク突破されず運勝ち
5戦目 アルセウスジュラルドン 勝ち
・お相手の初手事故気味なのでクワガノンでロックしつつ盤面形成
・ミルタンクとゼクロムでダメージ稼ぎ
・時間切れた直後の番でアルセウスVSTARをボスで呼びライチュウで5エネ300ダメでサイド取り切り勝ち
決勝1戦目 ミュウ 負け
・対ミュウは自分上振れor相手下振れしないと難しい相手
・メロエッタ→ゲノセクトor進化前ミュウ(ボスで呼ぶ)→ミュウVMAX(ワンパン)が要求値も含めて理想のサイド取得
・事故ってはいないが相手もデッキの回りが良く劣勢
・オドリドリ・エイチ湖の軽減40がキツく、こちらプラン崩壊しそのまま手も足も出ず負け
感想
ゼクロム・ミルタンクをメインと思わせつつ、不意に出てくるクワガノンやライチュウで相手のプランを崩すことは概ね成功していました。
ミュウやパルキア、アルセウス軸で練度高い相手に対して初見殺し要素でプランを崩す・ミスを誘発させることが運良く勝ちに繋げたと思います。
練習方法
家の都合で対面練習・リモート練習する時間が取れないため、アプリを使った一人回しをメインに練習しました。
対応していないカードもありますが、今の環境であれば最低限の初動や盤面形成の練習はできるためフル活用させていただきました。
初手から2ターン目までの盤面形成
初手事故、及び、2ターン目までの盤面形成はなるべく避けたいです。後攻1ターンや先行2ターン目から高いダメージを出してくる(出せる)環境なので、初動の遅れはほぼ負けに繋がると考えています。
一人回しアプリで先行後攻両方自分のデッキにし、2ターン目までの動作練習を10回程度やり、微調整してはまた10回程度やるといった方法で安定度を高めていきました。
その結果もあってか、シティリーグ対戦中は幸い100%手札事故という状態はありませんでした。
採用候補カードの検討
バトルVIPパス、ポケギア3.0、トレッキングシューズなど試しに入れてどういう動きをするか確認したい場合、とりあえず無理矢理4枚採用して試しました。1枚だと使用感が掴めないと思っているためです。
ドロサポであれば、博士の研究4枚をそのままヒガナの決意4枚に変えたりもしています。
結局そのカードが引けて嬉しい場面はどういうときか、嬉しくないときはどういうときかをイメージしやすくし、採用・不採用の理由を明確にすることを意識しました。最終的には1枚単位で微調整を行って使用感を確認できれば良いと思います。
さいごに
今回のnote・自分への備忘録としては以上となります。
また次回チャンスがあればこういった大会に参加したいと思いますので、対戦する機会がありましたら宜しくお願いします。
最後に、noteの「スキ」を押してもらえると今後の励みになるのでお願いします。
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