親のスネかじりの日々

大学に入学してから4年がたった。最初は受験勉強から逃れたいがために受かった大学に適当に進学して、適当にやり過ごすつもりだったが、適当にやり過ごすことすら叶わなかった。思えば俺は、適当に生きることと自堕落な生活を送ることを履き違えていた。今更そんなことに気づいてももう取り返しがつかないのだ…否、気づいたところで取り返す気力がさっぱりないのである。
昔から、「適当に」生きているみんなが羨ましかった。さほど悩まずとも人間関係も社会生活も平然とこなせる周りの人間に憧れていた。自分が何かを頑張ろうとする時、なんでも覚悟が必要だった。覚悟なしではろくな結果が出た試しがないからだ。覚悟があっても目標にたどり着くことが何事においても出来なかった。もう何かを頑張るのはやめよう、そう思いヘラヘラして適当に周りに合わせて生きていくことを誓って滑り止めで受かった大学に入学した。こういう考え方がとんでもない誤謬であることも知らずに、、、
結果的に、俺は留年してしまい就活もしないままコロナ禍で同期から孤立して生活している。バイトもせずに親のスネをかじり続けてなーなーで大学に在籍させてもらっている。ニートも同然のクズに成り果てた。クズでも馬鹿でなければ社会生活は可能だったのだろうが、残念ながらおつむも足りていないことを嫌という程思い知った。
目に見えていることだけを鵜呑みにして、みんなは「適当に」生きてるだなんて決めつけを行っていた。みんなは自分の将来に真摯向き合い必死に生きていたのだ。。。

と3年前に下書きしていた。

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