第1回仙台地域クラウド交流会(通称:ちいくら)のお手伝いをさせていただきました

2023年8月26日(土)に地下鉄東西線国際センター駅の中にある「青葉の風テラス」で仙台初開催の地域クラウド交流会(通称:ちいくら)に参加してきました。

地域クラウド交流会、今回参加させていただくのも初めてだったのですが、

地域活性化・地方創生に向けサイボウズさん(https://cybozu.co.jp/)がサポートする取り組みだそうです。

地域クラウド交流会は、「つながる。広がる。うまれる。」というコンセプトのもと地域住民が起業家の応援を通して、地域活性化を目指す交流会形式のイベントです。起業家だけでなく、地域の人たちが参加することで、地域全体のビジネスの活性化につながることを目的として全国各地で開催されています。

https://chiiki-cloud.qloba.com/

地域の起業家5名が3分間プレゼンをして参加者が応援したい人に投票する、

オフライン版のクラウドファンディング

今回、ご縁あって票を集計する「投票所」の担当として私山屋がお手伝いさせていただきました。

もちろん集計するにあたってはサイボウズさんのkintone(https://kintone.cybozu.co.jp/)というクラウドシステムを活用しています。

面白いな~と思ったのが、投票所の仕組み。

6箇所の投票所にそれぞれ担当がいるんですが、僕たち投票所担当も1分間自己PRをして

参加者は「この人と名刺交換したい!」と思った投票所でプレゼンターへの票を入れます。

投票を通じて多くの方々と交流させて頂くことができました。


他にもプレゼンターだけでなく参加者どうし交流できる仕組みがたくさんあって、

地域密着のリアルイベントだからこそ出来る取り組みということで貴重な経験となりました。

参加者も100名を超え熱気が凄くかなり盛り上がりました。

【主催】仙台地域クラウド交流会実行委員会 実施主体:宮城第一信用金庫(https://www.miyashinbank.co.jp/)

【後援】仙台市 (https://www.city.sendai.jp/)

東北経済産業局 (https://www.tohoku.meti.go.jp/)

日本政策金融公庫仙台支店(https://www.jfc.go.jp/branch/pdf/015_231122sendai.pdf)

【協賛】サイボウズ株式会社(https://cybozu.co.jp/)



メインイベントで登壇された

プレゼンターの方々についてご紹介させていただきます。

①伊藤俊さん

【脳卒中になった経験を活かして】

現在27歳ですが、14歳の頃に「脳卒中」を発症し、左半身が麻痺し、左手で物を掴むことが出来ず、歩けば足を引きずり、喋れば呂律が回らないような半身不随状態であったそうです。そんな経験から「自分のように病気で苦しむ人を助けたい」という想いで、自身も理学療法士の資格を取得→東北最大の脳卒中専門病院に就職→東北大学大学院で脳卒中の研究を実施。現在は健康増進に特化した会社を設立し、企業の従業員の方の健康増進サポート事業等を行なっていらっしゃいます。今の世の中、「病気になった後には病院に」「病気になった後のために保険に」といった『病気になった後』に関するサポート体制は豊富にあります。その一方で、『病気になる前』に関する施策は、圧倒的に足りていません。そのため伊藤さんが自ら事業を立ち上げました。人は、先進的な健康も肉体的な健康も『失ってから』その大切さに気付きます。それを身を持って知っている伊藤さんだからこそ、人生を懸けてやるべき事業であると熱いプレゼンをいただきました。

株式会社PHYSIPO:https://physipo.net/kenkoukeiei/

仙台市宮城野区原町にあるパーソナルジム「PHYSIO-フィジポ-」:https://physipo.com/


②佐々木敦斗さん

岩手県出身の33歳。東京大学教育学部を卒業後、新聞記者、リクルート(スタディサプリ)を経て、2021年株式会社オーナーを創業。子どもの頃から誰かに何かを教えるのが好きで、高校生の時から「日本の教育をよりよくしたい」という思いで教育を志し、そこから一貫して教育事業に取り組まれています。高校で新たに「総合的な探求の時間」という時間がはじまりました。この「探求」の時間が高校生自身が自らの興味・関心に合わせて自分で研究したいテーマを設定し、調べてまとめて発表するとう学びです。この過程を通し、自分のキャリアや「将来やりたいこと」を探していきます。

佐々木さんはこの「探求」と出会ったときに、これだ!と直感し、この「探求」の時間から日本の教育をよりよくしたい!と感じました。そこで開発したのが「探求百科GATEWAY」というデジタル教材。起業家や経営者など、社会で活躍している大人たちの記事を紹介しています。課題に向き合ったり、自分がやりたいことを実現したりしている方々の事例をまとめ、生徒が持っているスマートフォンやタブレット端末を通して高校生に届けていきます。

実際の教材はこちらです!「GATEWAY 探求」:https://education.ownerjapan.co.jp/

会社名「株式会社オーナー」の由来は、「オーナーシップ(主体性)」。その言葉通りに、「1人ひとりが自分の人生のオーナーとして輝く世界を目指す」というビジョンの実現を目指しています。その中で、「探求」の時間を活用し、高校生自身が自分の視野を広げ、「やりたいこと」を考えることが、自分自身のオーナーシップ(主体性)を広げることにつながると確信しているとのことです。

教育に掛ける熱い思いを感じました。

また詳細な経緯は「PRTIMES STORY」にまとまっていますので興味がある方はご覧ください。https://prtimes.jp/story/detail/zxg3zXUlN3x



③佐藤奈緒美さん

れじりえんと・わーるど代表の佐藤さんは、ある子育てメソッドの創設者の元で20年間学び、子育てに悩む親御さんのサポートや放課後等デイサービスの児童指導員として子ども達への直接的サポートを行いつつ、子育てに関する母親の悩みを解決してきました。2022年秋に創設者よりメソッドの全権を譲り受け、さらに自分の経験から得た知識を組み合わせて「FAM Base System」という名の子育てメソッドを開発。2023年4月、子どものひとり寝に特化した「ひとりdeおねむ」プログラムを立ち上げました。このプログラムは、0歳から6歳までの子どもを持つ親にトレーニングをすることで「親の添い寝なしで15分で子どもがひとり寝できる」ことの達成サポートをします。このプログラムの強みは、「子育ての悩みの根本的な問題を見直し解決していくことで、将来にわたって有効な子育ての基盤を構築することができる」「子どもの自立を促すことができる」という点です。それによって母親の自分時間が今まで以上に確保でき、夫婦のコミュニケーションの時間も取れるようになることで関係の向上を図ることができるようになります。子ども中心の生活から、子育てをしながらも自己実現ができていけるようになり、家族がワンチームとして幸せになる未来を創造していきますという素敵なプレゼンをいただきました。

 実際に2023年4月からモニタリングを開始し、ひとり寝完成率89%、参加満足度95%、子ども達の自立への行動変化85%、子育ての負担軽減率95%、友人へのお勧め度90%という結果を出されているようです。具体的なモニターの声として、

◯子どもの成長や自立する姿が見られた。

◯夫との会話が増え以前よりも関係が良くなった。

◯自分時間の確保ができ、計画的に時間が使えるようになった。ということが寄せられているとのことです。

将来的には、仙台市をはじめ日本全国の親達が直面する子育ての悩みを解決できる事業にしていきたいというビジョンをお持ちです。子育て中で気になる方や応援したい方は是非HPから詳細をご覧ください。

https://www.reservestock.jp/page2/index/41472


④加藤真奈見さん

仙台を活動拠点とし、個々の魅力である『美しさと自信』を引き出すイメージコンサルタントの加藤真奈見さん。まだ馴染みのない「イメージコンサルタント」という仕事は、人々や企業が魅力的な外見や印象を作り出すための専門的なアドバイスを提供する専門家です。ファッション、スタイリング、メイクアップ、コミュニケーションスキルなど、外見や振る舞いに関わる側面を調整し、クライアントの自信を高め、プライベートやビジネスの場で良い印象を与えるお手伝いをされています。

主に、パーソナルカラー診断、骨格診断、顔タイプ診断という3つの診断を通じて、その人に特有の魅力や個性を理論的に導き出し、印象を向上させる方法を提供されています。

 東北出身の加藤さんは、地元の人々が輝き、自己愛を抱き、自信を持つことを支援する使命を胸に独立されました。東北の美しい風土や文化が息づく素敵な地域ですが、まだまだ「あのお洋服は東京にしか売っていない」「あのコスメブランドは東北地方には出店していない」といった課題が存在します。

 加藤さんの診断を通して、自分に似合うものや好きなものはインターネット等で購入可能な今の時代だからこそ、個々に合わせたスタイリングやメイクアップを提供し、多くの人に東北地方で自信に満ちた日々を過ごしてほしいという想いをお持ちです。

 加藤さんのモットーは、「内面から輝く美しさを外面に表現する」ことです。お客様と共に歩み、皆さんのポテンシャルを最大限に引き出し、自己愛を育むお手伝いをしていただけます。独立したばかりだそうです。私自身ぜひ診断してもらいたいと思います。


⑤阿部美貴さん

【子ども達に楽しいICT体験を!】

東松島市出身、仙台育英OB。旅行業を学びたくて進学上京し、新卒で旅行会社に勤務して5年。FacebookやYouTubeが出始めた頃、自分でも作れるのかな?と興味を持ち独学でWebを学びIT業界へ転職。東日本大震災の3ヶ月前に宮城へUターンし、仙台のWeb制作会社に勤務。

現在「子どもたちに”楽しいICT体験”を提供する」社会活動団体PCN仙台のメンバーとして活動し、代表を務める阿部さん。

阿部さんたちメンバーは、ICTを教える「先生」ではなく、「一緒に楽しむ大人」というスタンスだそうです。センサーやIoTなど、暮らしを便利にしているモノづくりを通して、子どもたちと一緒に失敗しながら試行錯誤されています。これまで体験を届ける中で、

◯不登校だった子が、学校に来るようになった

◯自分に自信がなかった子が、積極的になった

◯行きたい高校が見つかった!

◯将来、ゲームプログラマーになる!

など、小学校や孤児院など様々な場所で体験をきっかけに「好き」や「夢」を見つけ変わっていく姿をたくさん見てこられたそうです。これからのAI時代を生きていく子どもたちにとって、ICTは必要不可欠であり、しかしながら阿部さんたちだけでは全ての子どもたちに届けることはできません。どんな環境の子でも、体験できるきっかけをつくりたい。そんな思いから、「地域全体で子どもたちを育む社会」を実現するため、現在様々なコンテンツを展開されています。

■〜君たちのアイディアが未来をつくる〜「とうほくプロコン2023」応援サポーター募集中!https://tohoku-procon.jp/2023/supporter/

■放課後ICT体験教室

など、現在これらの事業を中心とした新会社の設立準備中だそうです。サンリクテックも応援していきたいと思います!


優勝者は株式会社オーナーの佐々木敦斗さん。おめでとうございます。

kintoneが1年間プレゼントされていました。


仙台地域クラウド交流会の後は

東北で唯一の独立系VC スパークル株式会社さん(https://www.spurcle.jp/)

が主催した芋煮会に参加させていただきました。

スパークル株式会社福留社長と株式会社サムライアロハ櫻井社長(https://samuraialoha.thebase.in/)との対談で創業・経営に関する赤裸々な話を伺いました。サムライアロハは「東北のみんなで作った、世界で一つだけのアロハシャツ」という着られなくなった日本の伝統衣装である「着物」(ライフスタイルの変化から国内で約2億着が着られずに眠っていると言われているそうです。)を選別し、宮城県のお母さん達の手で一着ずつ丁寧にほぐして洗い、裁断し、福島県、岩手県の縫製工場の皆さんの手で一着ずつアロハシャツに仕立て直している商品です。侍の不屈の精神と、復興に立ち向かう東北の姿を重ね合わせ「サムライアロハ」と名付けたそうです。ネットで国内外に販売しているほか、仙台ではフォーラス1階にも店舗をお持ちで、弘進ゴム東京支店様の1階でも取り扱っているそうです。


優勝者である株式会社オーナーの佐々木敦斗さんが持込でビールやおつまみを差し入れしてくださり、盛岡のベアレンビールや北海道限定のサッポロクラシックビールや酒田米菓のおつまみや北海道の「ホタチー」などを参加者の方々に率先して振る舞っていて、多くの人に応援される理由を垣間見た気がしました。もちろん、芋煮も最高に美味しかったです。夕暮れの涼しい風が吹く中楽しく美味しく交流することができました。


今回のイベントで多くの出会いが生まれ、交流することができ楽しかったです。今回頂いた縁を大切にしてこれからも事業に取り組んでいきたいと思います。ちなみに第2回仙台地域クラウド交流会の開催は、2024年夏頃を予定しているようです。

サンリクテックは新たなチャレンジをしたい方、チャレンジされている方を応援しています!直接取材させていただける方を募集しております。動画として撮影・編集し、自身のサービスや想いを伝える強力な手段としてご活用できます!ぜひ、お気軽にご相談ください。

(ありがたいことに複数のご相談をいただいております。対応できる件数には限りがございます。お早めにご連絡くださいませ!)

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