【投資の話】損切りできない人へ〜絶対に損切りできる方法、お伝えします〜
こんにちは。さんぺーです。
今回はいつものETF紹介とは趣向を変えて、僕がやっている、「絶対に損切りできる方法」をお伝えします。
僕は、老後への資産形成やこどもの大学進学に備えた教育資金の貯蓄を、NISAを活用し資産運用していますが、余剰資金の範囲内で、趣味として短期的な取引もやっています。
株式投資を始めて数年は短期取引メインでやっていたので、たびたび「損切り」で苦い経験をしてきました。
『損切タイミングを見失い、損失が日に日に拡大。
もう切りたいんだけど、額がでかすぎて躊躇。。
果ては、切るに切れず含み損は膨れ上がるばかり。。。』
結局、「最初の含み損なんて可愛かった」と思える損失で損切り。
思い出すだけで吐き気がします><
「僕は損切ができない人間だ・・・、投資なんて向いてないんだ。。」
そんな思いを抱え、「もう辞めたい」と思うこともしばしば。
それでも、株式市場にしがみつき経験を重ね、とうとう損切の奥義を体得することができたのです。
その頃の損失を未だに取り返せていませんが、それだけ損を被ってきたからこそ言えることでもある、と自負しております。自慢になりませんが^^;
それでは、結論からお伝えします。
その方法とは、
「逆指値を必ず設定する」
ということ。
方法としてはいたって単純ですが、今では、事前に想定した価格を下回ったら確実に損切をしています。
そりゃ確実に切れますよね。注文いれてるんだもん。笑
ワンポイントアドバイスですが、注文の際に【期間指定】という項目があるので、できる限り長い期間を選択します。
そうすれば、いちいち毎日注文を入れる必要もありません。
その期間を過ぎてしまったら、再注文する必要はありますけど。
ちなみに、時期や銘柄で指定できる期間が異なるようで、1~2か月先まで有効な注文ができることが多いようです。
逆指値を入れるポイント
この記事に興味を持ってくださった方が最も気になるのはコレですよね。
どのような価格に逆指値を入れるのか。
それは、
①許容できる損失額の価格
②この価格割ったらマズいな、という価格
というものです。
それぞれ深掘ってみます。
①許容できる損失額の価格
短期取引をされる方は、僕が体験したような苦い経験がおありではないでしょうか?
なので、‘’恐ろしくて切れない金額”になる前に手を打つ!
ということ。
ただ、”損失の許容量”は人それぞれ違います。
なので、〇万円以上の損失までなら許す!という地点に逆指値注文。
執行は「成り行き」での注文が無難かと思います。
指値で注文すると、注文が執行されない可能性がありますので。
〇万円、でなくても、”買値から〇%下の価格”でもいいと思います。
とにかく、損切できればいいのです。
損切は正義!笑
②この価格割ったらマズいな、という価格
短期トレーダーには、テクニカルを駆使して取引される方も多いかと思います。
短期取引ではファンダメンタルズよりテクニカルが効いたりしますよね。
そんなかたは、
・〇日移動平均を割ったら
・ボリンジャーバンドの〇σを割ったら
・過去の主要な安値を割ったら
・昨日の安値を割ったら
など、「ここ割ったらマズそう」とか、「これ割ったら大きな売りが降ってきそう」という感覚的なものでもいいと思います。
短期取引であるのならば、逃げ足は速いに越したことはありません。
「騰がる」と思って買った株が想定を超えて下がったのなら、逆指値でも何でも、売りましょう。
シナリオに反したら売却
そのほか、損切り考える上で大事なことが、事前に「なぜ騰がると思うのか」、その理由を具体的にしておくことです。
例えば、
・「業績の成長が◯%を維持しているから」が購入の理由なら、決算でそれが崩れたら売却。
・「上場トレンドに入ったと思うから」であれば、直近の主要な安値を割ったら売却。
などですね。
ここを明確にしておくことで、「その理由に反したら損切りだ!」という判断がしやすくなります。
シナリオに反したら即損切り。
もしくは先に挙げた①、②で、逆指値をすぐさま入れましょう。
もちろん、シナリオ崩れの前に逆指値入れておくのもいいと思います。
時間軸の想定
そしてもうひとつ、大事なこと。
【時間軸の想定】です。
「1〜2週間で値幅をとりたい」と思って購入したはずなのに、株価が下がって「いずれ騰がるはずだから、もうちょっと持っていよう」とか、想定期間過ぎたのに「もう少し騰がったら損切りしよう」と時間軸を変更すること。
これが、地獄への入口です。笑
僕はこれでやられたんですね〜。泣
なので、「そうなる前に、逆指値。」
逆指値のデメリット
この方法、じつはデメリットもあります。
それは、逆指値にかかり、切られたあとに騰っていくという、「逆指値狩り」
これ、めっちゃ悔しいんですが、結果論なので水に流しましょう。
東証上場企業は約4000社もあります。
後悔に時間を使うより、新たなシナリオを検討するなり、同業他社の出遅れ株を探すなり、時間を有効に活用しましょう。
当然、狩られたあとにさらに下落して「切っといてよかった!」と思えることも多々ありますしね。
これをやり続けることで精度もあがってくると思います。
こんな僕が、損切り前はあんなに悩んだのに、逆指値にかかって切れちゃうと、意外と「まいっか」と思えるようになりました。
だって、執行された注文は、もう二度と元に戻りませんもんね。
なので、みなさんもきっと大丈夫です!
まとめ
ここで、今回の内容をかんたんにまとめておきます。
まず、「短期取引では逆指値は必須!」ということ。
そして、その逆指値は、
①許容できる損失額の価格
②この価格割ったらマズいな、という価格
で期間いっぱいで設定しましょう。
損切りに抵抗があるかたは、含み損がどんどん膨らむ恐怖を思い浮かべましょう。
合言葉は、「そうなる前に、逆指値。」です!
さいごに
書き出すと、伝えたいことが溢れてしまって、想定より長くなってしまいましたが、いかがでしたか?
いろいろとお伝えしましたが、この手法で逆指値で損切りばかり続くと、メンタル的にまいってしまうこともあります。
そんなときには、トレードをお休みしましょう。どうしてもできないのなら、取引の頻度を落としましょう。
相場格言にもあるように【休むも相場】です。
いずれまたチャンスはやってきます。
頭を冷やして相場を俯瞰すれば、新たな投資アイデアが浮かぶかもしれません。
ということで、この記事がどなたかのお役に立てたのなら幸いです。
それでは、最後までお読みくださりありがとうございました!
また次回も読みに来ていただけると嬉しいです!
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