ウキョウ 解散について


事務所から発表がありました通り、この度ウキョウを解散することになりました。

まずは、この度一連の騒動についてご迷惑おかけしました関係者の皆様、大変申し訳ございません。

毎日必死に生きていたら、突然こんなことが起きてしまいました。

皆さんに嘘をつきたくなく、事の経緯を説明させていただきます。体調不良と誤魔化していて本当にごめんなさい。


まず、本人も話していましたが、相方には借金があり、それを理由に親に怒られ勘当されるということがあったそうです。そのことをきっかけに2/3の月曜から相方は僕を含め事務所のスタッフや周りの芸人など全員と、連絡が取れない状態になりました。

火曜日に僕が相方の家に行った時はおらず、数日後、家の管理会社を介して相方の母親となんとか連絡が取れ、母親を通して相方の無事が確認できました。

そして、母親を通して相方の状況を把握しながらも本人から事務所や僕への連絡はなく全く話せない状態が続き、やっと2/9の日曜日の夜、相方の家の前で数人で待っていたら会うことができました。

そこで、事務所の方を交え、相方と話しました。相方から借金が原因で今後ウキョウとして活動を続けられないということを伝えられました。

相方曰く、借金がある状態でライブに出ることが精神的に耐えられず芸人を続けることはできないと。これ以上この状況が続いて借金が原因でお笑いを嫌いになりたくないと。親とも話し、これからはお金を返すためにお笑いではない仕事だけをする生活をすると。借金は芸人を始める前からあったものに加えて、東京に来てバイトをサボりほぼやらないでいる中で生活費や家賃を払うためにいろんな所から借りたと。

それを受けて、事務所からしっかりとした金銭面の援助を提案して頂いたり、どう返していくか、どう芸人を続けていくかということをそこにいる全員で考えたり、僕からもどうしてもウキョウを続けたいと何度も何度も説得をしました。そして心配してくれる先輩方の思いや、ファンの方の声も彼に伝えました。解散は考えられなかった。絶対解決できると思った。

しかし、全て聞いた上で相方は辞めるという判断をしました。そして、今回の解散発表に至ります。


いまだに信じられないし、とても残念です。

本当にさみしいし、腹立つし、悲しい。こんなことあるんやって。

あいつにはあいつなりの考えがあってのことだとは思いますが、僕としては残念だと、それ以上の言葉がありません。

普段から何に関しても聞かないとなにも言わないやつなのですが、やっと言ったと思ったら辞めます、って。

お金がないなら俺に頼ってくれたらよかった、事務所に相談してくれたらよかった。借金をたくさん抱えている気持ちを考えるとそれは無理だったかもしれないけど、それにこんなことが起きてしまっても今からでもやり直せるし、どうにでもなるのに。解決できるのに。

素直になるチャンスは何度もあった。でも変なプライドが邪魔して、辞めますって決め込んじゃって、差し伸べられた手を振り払って、最後には、僕は今までの人生で自分の選択に後悔したことないからこの決断も後悔しない、って、待たなくていい、って言って。なんだよそれ。かなしかったよ。


僕らは小学校1年からずっと友達で、同じ中学で、高校生の時は漫才の大会にも出たし、大学生の頃はサノライブという僕の単独ライブを一緒にやっていました。僕が就職しても、相方には僕とお笑いをやりたいという気持ちがあったらしく「誘われるのをずっと、待っていた」と相方は話していました。結局は僕が脱サラして相方を誘いました。僕も、お笑いをやるなら一ノ瀬しかいないと思っていました。

芸人になってK-PROに入れてもらえて、ライブにたくさん出させて頂く中で知り合いも増えてきて、いざこれからという時です。今年に入ってからも2人でウキョウについてたくさん話もしたし、やりたいことはまだまだありました。本当にこれからだった。だから、こんなことで終わるのが、本当に残念です。本当に。

毎晩寝る前に「決勝進出5組目は、ウキョウさん。おめでとうございます。」と頭の中で呟いてから寝るようにしていました。アホみたいな夢ですが常にそんなことを思って日々を生きていました。ウキョウなら叶えられると思っていた。

ずっと、コントを思いついたらすぐあいつに聞いて欲しかった。あいつが笑うのが、それが僕にとってのお笑いでした。小学校の時からずっと。 ここまで書いて、涙止まってないの、知ってるかお前は。なぁ一ノ瀬。思い出が多すぎる。


ただ、僕はお笑いを辞めません。これからどう活動していくかは、じっくり考えていきます。K-PROには一旦残してもらえるそうです。すみません。

応援してくれたファンの方々、気にかけてくれていた皆様、ご迷惑おかけして本当に申し訳ございません。

音信不通になった時も、みんなで相方のことを本当に心配してくれて事務所の先輩芸人の方々、児島さん、松本さんをはじめとするスタッフの方、いろんな人が動いてくれました。本当に本当に申し訳ございません。

ウキョウがいたことは変わりません。これからの更新はありませんが、無かったことにはなりませんし、楽しかったままで大丈夫です。悔しいけど、僕もいつかこのことをそう思えるようになりたいと思います。

こんな状況になったからこそ、笑える何かにしないと、と思います。『この逆境をバネにしてこそ』のお笑いだと思います。

最後にわがままを言うなら、K-PROライブや他のライブにいる大好きな先輩方や同期にこれからも変わらず会いたいです。僕の前から、その人たちもいなくなるのは、寂しすぎるな。

長文となり失礼しました。売れてもないのにツラツラ自分ごとばっかりすみません。

どれもこれも、何もまとまってないですが、僕は前を向くための準備をしたい。必ずまた上がる時がくるから、と尊敬する先輩が言ってくれたので、信じてやっていきます

みなさま本当にごめんなさい。今までどうもありがとう。

これからも、よろしくお願いします。

サノライブ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?