Base Ball Bear愛




先週の日比谷は前々日に足を怪我してしまってチケット買ってたんですがいけなくて、上京して来てからは割と毎年行けてたからめちゃくちゃ後悔してたんですが、3回目の武道館が発表されて、すごく嬉しかったし武道館か〜って今までのこのバンドへの思いとかが溢れてきてここ2日ずっと考えてて、この気持ちを僕のプロフィールとして残しておきたいなと思って書き始めました。Base Ball Bear大好き。Base Ball Bearはマイライフでありマイストーリーです。本当に僕にとって大事なバンドです。

出会いは中学生3年の時。当時FM大阪で聴いてたSCHOOL OF LOCK!でおそらく「Stairway Generation」とか「LOVE MATHEMATICS」を知っていて、バンドとしての認識はあまりなかったけどなんとなくカッコいいな〜って感じで。最初は。で、たまたま正月に兄が東京で大学アメフトの試合に出るから家族で見に行くみたいな機会があって、そこでほんとにたまたまホームページ見たら1回目の武道館のチケットがまだあって、ほとんど曲も知らなかったけど行ったんですよ。音楽のライブに初めて行ったのがその中学3年の年で、802のイベントの「REQUESTAGE 7」とかPerfumeの「直角二等辺三角形ツアー」とか、それこそSOL!の「YOUNG FLAG 09」とか「閃光ライオット2009」の予選とかで、ライブ自体にどんどん行きたいって関心があって、ほんとに偶然Base Ball Bear武道館1回目に行くことができました。15歳。

家族で東京に来て初日はなんか多分飯食ったり色々して、2日目が兄の試合だったんですけど試合見てるのを途中で1人で抜けて、もう東京で孤独な探検隊な気持ちで「九段下」ってとこを目指すんだって気持ちで武道館に向かって。Perfumeの武道館を映像で見て知っていたから、武道館自体に対しての憧れとかはめちゃくちゃあったからもうほんとにドキドキして、なんとか1人でたどり着いて2階席でライブを見ました。DVDで何回も見直したから勿論内容は覚えてるけどあの時の印象として強かったのは「海になりたい part.2」のアウトロがめちゃくちゃカッコよくて2階席で頭振って踊ったのを覚えてます。最初からら最後までずっとカッコよかったし、小出さんはそう言わないだろうけどあの日は凄く良いライブだった。最後の「BOY MEETS GIRL」も知らなかったけど、今では一番好きな曲だし本当に大好きなバンドになりました。今までの人生もこれからの人生も含めて絶対に忘れないライブだったと思います。凄く楽しかった。

で、そっから「HALL IN MY LIFE」の大阪公演に行ったり、3.5枚目のツアーで磔磔に行ったり、Base Ball Bearを見にいろんなフェスに行ったり、ずっと追いかけるようになりました。ライブは数えきれないほど見てるし余裕で全てのアーティストの中で一番多くライブを見ています。Base Ball Bearは本人も言っていたと思うんですが見る度に最高を更新する、「今が一番カッコイイのが一番良い」というスタンスでライブや音楽をやってくれていて、そういうところが本当に好きです。「うちらのライブはかなりフィジカルが強い」みたいなことも言っていてそれも好きです。だからずっとライブを見てきました。ワンマンもツアーも、Talking Rock!FES、ビバラ、人間交差点、RIJF、RADIO CRAZY、CDJ、色んなところで見てきました。一番好きなバンドです。

中学の卒業式のあとに1人で家に帰りながら当時Amazonで買ったPHILIPSのイヤホンをしてiPod Classicで「BOY MEETS GIRL」を聴いて、17歳の誕生日には「17才」を聴いて、親友とカラオケに行ったら絶対最後に「ELECTRIC SUMMER」を一緒に歌って、高校の時に彼女ができて「short hair」を聴いて、大学生になったときに「PERFECT BLUE」が出て、十九才の時に「二十九歳」が出て、社会人になった時にベストアルバムが出て上京してきて入社式の前の日にZeppで弓木さんがいたライブを見て、会社を辞めた月に仙台のツアーを見に行ったり、みたいな、まだまだ語り尽くせないほどずっと僕の人生はBase Ball Bearと共にあります。

もちろん2016年のあの日のことも覚えています。一体どうなるんだろうってすごく不安になったし悲しかったし悔しかった。初日の仙台の日は気が気じゃなかったし。それにあのことに関しては正直まだ祈っているところもあります。無理だとはわかっているし前を向いている3人に対して野暮なんですが。どうしてもね。一ファンのただの我儘です。

あと芸人が書くのもあれなんですがBase Ball Bearが好きな理由として、小出さんが饒舌で本当に面白い。宇多丸さんに目が笑ってない落語家、みたいに言われていたこともありました。内容も角度も好きで人としてずっと話を聞いてたくなる。ライブは曲を聴くのも楽しみですがMCも同じくらい大好きです。すごく面白いから。磔磔のMCで聞いた「京都の鰻屋の店員の態度が悪くて最悪だった話」とか、「てんやの揚げ具合が悪すぎて本社にクレームを入れたら揚げ具合がよくなったから俺があのてんやを救った」みたいな話とか好きすぎました。「海鮮丼は死んだ魚の破片が温かい白米の上に乗っているから有り得ない」とか小出さんのそういうところが好きです。福音声もめちゃくちゃ好き。あと堀之内さんの短くて的確な丁度いい声量のツッコミも、関根さんの突っ込まれがちな雰囲気も、MCやトークになると最高でそういうところも好きです。

で、Base Ball Bearというバンドを好きで追いかけていると同時に僕はずっと小出祐介さんに憧れています。考え方とか生き方にすごくリスペクトしていて、僕みたいなタイプの人間と小出さんはまた方向性が違うとは思うんですが心の底から憧れて目指していました。きっかけがひとつあってそれが「ベボベLOCKS」というラジオで、SOL!内のコーナーで当時4人でラジオをされていたのですが、その初回の放送で「学生の悩みなんて、俺らが相談に乗っても、どうしても大人の視点でアドバイスとかをしちゃうから、本当の意味でわかってあげられないことがあるから、そこを気をつけてやっていきたい」ということをおっしゃっていて、なんて人なんだと。一生ついて行きます、となりました。高校生の頃はBase Ball Bearのドキュメンタリーで一瞬映った小出さんのカバンと同じものを探して買ったり、服も真似して買ったり、アイドルを好きになったりマーベルもJホラーも全て小出さんの影響です。雑誌のインタビューも全部読んで、考え方とか全てを知りたかった。社会人になる前くらいまでの7.8年間くらいは本当にただの小出さんのコピーでした僕は。「真夜中のニャーゴ」みたいな配信を学生の頃に元相方とやってましたし、笑 それくらい憧れていました。今もリスペクトしています。

僕がソニーミュージックに新卒で入ったきっかけもBase Ball Bearでした。Base Ball Bearのマネージャーになりたい、とエントリシートに書いて、なんとか奇跡的に面接に受かって新卒採用されて、結果的にはレーベル配属になって叶わなかったのですが配属希望もSMAのマネージャーとして「Base Ball Bearのマネージャーになりたい」と提出しました。だから僕がもし芸人になっていなければどこかで一緒に仕事ができていたかもしれません。恐れ多いですが。

とにかく、Base Ball Bear無しでは有り得なかった人生です。色んな思い出がありすぎます。僕はずっと小出さんを見てきたからわかる部分があるのですが、僕はもしかすると小出さんに嫌われてしまうようなタイプかもしれません。ガサツでうるせぇ、ってなるかも。笑
ですが、いつか芸人として売れて一度でも会えてお話ができたらいいなと思っています。僕にとっての永遠のスターです。

11月の武道館楽しみです。15才のあの日のワクワクと、今Base Ball Bearを好きでいる気持ちと、色々持って遊びに行きたいと思います。


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