英会話教室に通う

この記事は、「留学経験なしで、外資系で通訳ができる英語力を身につける方法5選」の第四弾です。

英会話教室って意味あるの?

私が英会話教室に通っていることを話すと、たまに同僚にびっくりされます。

「英会話教室で英語できるようになる人がいるなんて信じられない」

と言われるのですが、 That's what English conversation school is for! (英会話教室はそのためにあるんじゃないか!)というのが私の答えです。

ちなみに私は英会話教室の回し者でもなんでもないのですが、参考までにお伝えすると、通っている英会話教室の名前は Berlitz (ベルリッツ)です。

ベルリッツは高いのですが、DMM英会話や Native Camp などの激安オンライン英会話なども体験レッスンを受けて(1か月くらいはお金を払ってレッスンも受けて)比べた結果、やっぱり高くてもベルリッツが私には合っているなと思い、今に至ります。

この記事では、ベルリッツに通い始めた経緯と、なぜ今もベルリッツに通っているかをお伝えします。

マンツーマンレッスン

初めて外資系企業での採用が決まり、前職の日系企業で有給を消化している期間に、私はベルリッツでマンツーマンの英会話レッスンを受けました。

月曜から金曜まで、40分のレッスンを1日8コマ、9時から5時までほぼみっちりレッスンを受けるという生活を、有給消化期間の1か月ほど続けました。

このときはオンラインの英会話は検討しておらず、GAVA や Rizap English などいくつかの英会話教室で体験をした結果、通いやすくて先生がいいという理由でベルリッツに決めました。

この1か月のレッスンを通じて、英語で話すことの抵抗感がかなり減り、会話での自然な返答や相槌の打ち方を覚え、色々な話題についていけるようになりました。

そもそもなぜ、英会話教室に通ったのか

私が英会話教室に通い始めたのは、外資系への転職が決まった後です。

その前から、採用の面接やエージェントとのやりとりなどで、すでに英語は使っていました。

「英語で面接ができる英語力があるのに、どうしていまさら英会話教室に?」と不思議がられることもありましたが、私は「英会話教室に行くのは、採用が決まった後にしよう」と決めていました。

外資系といってもいろいろな会社があるので、たいして英語を使わない会社に行くのに英語を習っても意味がないですし、転職後の収入がわからなければ、英会話教室にいくら投じられるのかも計算できないと思ったからです。

結果的に、転職先が英語をみっちり使うような職場環境で(直属の上司がオーストラリア人)、年収も上がったので、その上がった年収を投資して英会話教室に通いました。

エージェントとのやりとりや面接の英語は、だいたいパターンが決まっています。
自分の今までの仕事の経験や、転職の理由、転職先で何がしたいか(できるか)など、面接で聞かれるであろう内容を英語で言えるように準備しておけば、面接では準備した内容を話せばいいだけだからです。

ですが、実際の仕事となると、そうはいかないだろうと思っていました。

仕事の現場での話題の幅は、面接よりもかなり広いですし、相手も忙しい中で会話をするので、面接のようにじっくり自分の話を最後まで聞いてもらえるとも限りません。

様々な話題についていけるように、実践的な会話力を磨くことは、私にとってマストの課題でした。

グループレッスンへの切り替え

有給消化の期間が終わって、転職先での仕事が始まってからは、ベルリッツでのレッスンをグループレッスンに切り替えました。
先生が一人に生徒2~3人で、1回40分x2コマ というレッスンを、毎週日曜日の午前中に受けています。

「グループレッスンだと、話す時間が減るのではないか」と懸念する人もいますが、私はグループレッスンにはグループレッスンの良さがあると思っています。

自分と似た英語力を持つ仲間と一緒にレッスンを受けることで、刺激になりますし、仲間とワイワイ楽しく話している感じが私はとても好きです。
レッスン仲間が口にする英語は、先生が話す英語よりもむしろ耳に残りやすく、そこから使える表現を学ぶということもよくあります。

私の場合は、同じグループで学んでいる方が私と同じように、仕事で英語を使っている方だというのも大きいと思います。
(趣味や旅行で英語を話したい人とは、おのずと使う語彙などが変わってくるからです)

なぜオンライン英会話にしないのか

ベルリッツのレッスン料は高いです。
先生の給料という意味で考えれば適正価格なのですが、今はやりの激安オンライン英会話に比べたら、やはり高いです。

ベルリッツのグループレッスンは、激安オンライン英会話のマンツーマンレッスンの何倍もします。

私もさすがにその価格差は大きいと思い、オンライン英会話に切り替えようと思ったことがありました。
DMM英会話と Native Camp を体験し、1か月ほど普通にお金を払ってレッスンも受けたのですが、結局ベルリッツに落ち着きました。

激安オンライン英会話を体験したからこそわかるベルリッツの先生の良さは、「生徒に話をさせるのがうまい」ということです。
もちろん、会話はキャッチボールなので先生が話すこともありますが、こちらが話しやすいようにうまく質問を投げかけてくれますし、こちらの話をじっと最後まで聞いてくれます。

それに比べると、激安オンライン英会話の先生たちは、「先生自身が話しすぎる」という傾向があるように思いました。
25分のオンラインレッスンの中で、ほぼ25分ずっと、私が先生の話を聞いて(ちょっとだけ相槌を打って)終わりということもありました。
どんどん割り込んで話せばいいという考え方もありますが、それはそれで別のエネルギーが要ります。

もちろん、激安オンライン英会話の中にも、こちらの話を引き出すのが上手な先生もいると思います。
ですが、何千人もいる先生の中からそういう先生と出会うまでにはかなりの時間がかかると思いましたし、その先生と確実に毎回レッスンできるように指名料を払うことなどを考えれば、もうベルリッツでいいじゃん、ということで、私は今もベルリッツに通い続けています。

英語力を「維持」することの重要性

「週1回、英会話教室に行くくらいでは、英語力の維持はできても向上はできない」と言う人もいます。

私もそれはそのとおりだと思いますが、「維持」することに大きな価値があると思っているからこそ、英会話教室に通っています。

私の場合は仕事で英語を使う機会にムラがあり、1週間、毎日英語の会議がある週もあれば、まったく英語を使わない週もあります。

みっちり英語を使った週のあとは、「英語力伸びたなー!」と感じますし、逆に英語を全く使わない週が続くと、英語力がジリジリ下がっていくような感覚に陥ることもあります。

それでも、最低週1回は英語を話す機会を確保することで、最低限のレベルを維持する/英語力の落ちを最小限に食い止めることができていると思っています。

以上、「留学経験なしで、外資系で通訳ができる英語力を身につける方法5選」シリーズ第四弾は「英会話教室に通う」でした。

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