東京新聞杯考察
【東京新聞杯考察】
種牡馬傾向がかなり強く出る重賞競走です。
過去20年で上位4頭の種牡馬は
ディープインパクト 3- 5- 1-27/36
サンデーサイレンス 3- 3- 2-17/25
タニノギムレット 3- 0- 1- 4/ 8
ハーツクライ 2- 2- 1- 2/ 7
ディープインパクト 勝率 8.3%
サンデーサイレンス 勝率12.0%
タニノギムレット 勝率37.5%
ハーツクライ 勝率28.6%
ディープインパクト 連対率22.2%
サンデーサイレンス 連対率24.0%
タニノギムレット 連対率37.5%
ハーツクライ 連対率57.1%
ディープインパクト 複勝率25.0%
サンデーサイレンス 複勝率32.0%
タニノギムレット 複勝率50.0%
ハーツクライ 複勝率71.4%
タニノギムレットには
(アブソリュート、スマイルジャック
ブラックスピネルが勝利)
勝率部門で敗れてしまいましたが、
ハーツクライ産駒の
連対率57.1%、複勝率71.4%は驚異的。
(イルーシヴパンサー、リスグラシューが勝利)
今年のメンバーでは
シュリがハーツクライ産駒。
インダストリアは"母の父"ハーツクライ。
穴馬として押さえるべきかと思います。
★過去10年で年齢別の成績を調べてみました。
4歳馬 5- 5- 3- 25/ 38
5歳馬 2- 3- 5- 29/ 39
6歳馬 3- 1- 1- 31/ 36
勝率、連対率、複勝率すべてで
"4歳馬"が断然いいですね。
★過去10年で牡馬・牝馬の成績も調べてみました。
牝馬は4勝(プリモシーン、
リスグラシュー、スマートレイアー、
ホエールキャプチャが勝利)
20頭の出走で
【4/3/1/1/1/10】ですから
"好成績"と言えるでしょう。
4歳馬+牝馬には大いに注目しましょう。
それでは発表します。
2月5日【日曜・東京11R】
東京新聞杯
15◎ナミュール
3○ジャスティンカフェ
2▲ウインカーネリアン
4△ピンハイ
16△プレサージュリフト
13△サクラトゥジュール
12△シュリ
5△インダストリア
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それでは詳しく見ていきましょう。
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【東京新聞杯】
本命◎はナミュール
何度も何度もテープが擦り切れるまで
エリザベス女王杯のパトロールビデオを見ました。
やはり最後の最後で右側へモタれています。
最後の最後で
ようやく"左手前"へ替えたのに
もうひと伸びするどころか、
逆に内へモタれてしまい…
だから繰り返し繰り返し
前方から映した映像をチェックしたのです。
調教VTRを見ていても
このエリザベス女王杯を見ていても
ナミュールは
"右手前が大好き"という説が成り立ちます。
隙あらば"右手前"を使っています。
フルスピードの直線で
"右手前"主導となるのは左回りコース。
実際、左回りコースの方が
軸ブレが少なく、集中して走れています。
左回り/距離短縮/良馬場
これだけプッシュ材料がそろいました。
自信を持ってナミュール中心でいきます。
○ジャスティンカフェの前走は
スムーズなら2着。3着はあったはず。
うまく捌けず、
苦しまぐれに馬場状態の悪いインコースを選択。
はっきり言いまして"下手くそ"でしたね。
近親には
エアジハードという
マイル王者がいますが、
ペインテドブラックは
青葉賞で制裁金を喰らいましたし
祖母ギミーシェルター
(サンデーサイレンス
×オークツリー)もかなりの気性難でした。
かなり操縦が難しいのでしょう。
ジョッキーだけの責任ではありません。
実力上位でも危うさを抱えています。
▲ウインカーネリアンは
面白い?馬でゲート内で散々暴れて
他馬に迷惑をかけるのに
自身はなぜかいいスタートを切ります。
ただ、さすがにもうJRAは許してくれませんでした。
当然ですよね。
暴れるウインカーネリアンを
他馬が物見してしまい、
遅れる事象が続いています。
前走はシュネルマイスターが被害馬でした。
発走調教再審査を課されたことで
『パシュファイヤー』
という新兵器を着けて調教しています。
網状の馬具を
目を覆うように装着することで
落ち着きを維持させる効果があるようです。
今のインコース有利の東京で先行力は驚異です。
ただし、
発走調教再審査明けということで
馬体増には気をつけたいところ。
△ピンハイはこの中間、
ウッドコースで
5ハロン74.4秒、72.8秒
坂路コースで
4ハロン55.1秒、55.8秒、58.0秒
さすがに時計平凡です。
馬体考慮とはいえ、平凡すぎます。
これはひと夏越しても
"期待ほど馬体が成長しなかった"
ことの証でもあります。
相当走る馬ですが、
まだ心身ともにつぼみということ。
正直言いまして"半信半疑"。
△プレサージュリフトの前走は
結果論ですが、早仕掛けでした。
スタートで安めを売り、
手綱を押して位置を取りに行くきつい形。
直線は抜け出しにかかりましたが、
完全に前崩れの流れに泣きました。
テン乗りの外国人騎手に多いレース内容ですね。
ただ、どんな競馬でも
できることがわかったのは収穫。
前走時のパドックは
非常にデキが良く見えたので
今回も期待できるでしょう。
△サクラトゥジュールは
今まで輸送すると終わっていた馬。
まだ油断はできませんが、
6歳=ベテランになり、
極端なイレ込みは改善しています。
作戦はイチかバチかの
後方追走→"イン突き"でしょう。
うまくはまれば穴発生です。
△シュリ
△インダストリア
この2頭は冒頭で話したように
"ハーツクライ"血統内包馬ですね。
開幕してまだ2週目。
コーナーの緩いDコース使用。
どうしても"イン"有利な気がします。
難解な一戦ですが、うまく当てたいところです。
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