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ダークパターンの恐ろしさ

note2回目の投稿になりますが、はじめましての方も2回目ましての方もこんにちは、こんばんは。

普段学校でWebやらなんやらと学んでいる大学生のさんみです。

挨拶はこの辺にして、早速本題にはいっていきたいと思います。


ダークパターンとは?

みなさんはダークパターンというものを聞いたことはありますか?

もちろん中には聞いたことがない人もいると思います。
なので簡単に説明させていただこうと思います。

ダークパターンとは、「消費者を不利な決定に誘導する表記やサイト設計」「ユーザーを騙すためにわざと仕込まれた操作的なパターン」のように言われています。

It’s a term for patterns that are manipulative, that you are doing on purpose to get one over on users

引用:The New York Times

ダークパターンを知らなかった人は悪いデザインのUXと思うかもしれませんが、本当は

UXを利用してユーザーではなくブランドに利益が出るように仕向ける手法

のことをダークパターンと言います。

欧米などでは規制が進んでいるダークパターン対策ですが、日本では2022年6月から「特定商取引に関する法律」通称・特商法の改正が行われたことによって規制が始まりました。


過去の事例

ここではみなさんがダークパターンの被害に遭わないために過去の事例を紹介していきます。

  • メールマガジンの配信停止方法が書かれていない、デフォルテで届くようになっていることに気が付かず届いてしまう

  • 広告だとわかりにくい表示の仕方をしている広告

  • ユーザーが負担する費用を隠蔽、料金比較の妨害など金銭的負担を与えてくる

  • 商品購入時に定期購入が初期設定されていて気づかず2回目が届いてしまう

  • サービスの登録は簡単なのに、解約処理がわかりづらい

  • 期間限定価格商品が実は期間限定価格ではなく通常価格だった

などなどです。正直まだまだ他にもたくさんあるのが現実です。

1つ実際にあるダークパターンの過去の事例を紹介させていただきます。

こちらのツイートは日本企業のアイリスオーヤマが、2020年6月に偽装(なりすまし)広告について、ユーザーに注意を呼びかけたものになります。

こちらは偽造広告と呼ばれるダークパターンの一種で、広告を出しているサイトにアクセルし実際に購入してしまうと個人情報を流出されてしまう恐れがあります。

ダークパターンの被害に遭ってしまうと、無意識のうちにニュースレターを購読したり、過剰な個人データを引き渡したり、買い物カゴに不要な物を追加することになってしまいます。

ダークパターンは、ユーザーのためにデザインするのではなく、自社の目標を優先させるように作られています。


見抜くポイント

残念ながらダークパターンに約6割の人が接触したことがあるといわれています。

そこでここではダークパターンのサイトかどうか見抜くサイトデザインのポイントを3つ紹介したいと思います。

  1. わかりやすい

  2. シンプル

  3. ユーザー第1

中でも3番のユーザー第1が最も大事になります。

ユーザーが騙されたと感じてしまうと、利益は出ますがユーザーを欺いたことには変わりありません。
ユーザーからの信頼を得るサイトというのは小汚い手を使うのではなく、ユーザー第1に考えて作られていると考えていいと思います。


さいごに

わたしは今まで恥ずかしながら「なんでこのサイトこんなにも使いにくいんだろう」「メール来るように設定した覚えないんだけどなんでだろう」などと実際にダークパターンに接触していたのにも関わらず、ダークパターンという言葉を知らなかったためモヤモヤして終わることが多かったです。

webについて学んでいるからこそ『ユーザー目線に立ったサイト作りが大事』という当たり前なのに守れていない現実を憤りを覚えました。

みなさんの周りにもたくさんのダークパターンが隠れているかもしれません。
少しでもあれ?と思った時は、この記事を思い出して使うのをやめて別の信用できるサイトを利用してくだされば嬉しいです。

さんみ自身もこれからデザインする際は初心に戻ってユーザー目線に立ったサイト作りをしていこうと改めて思います。

ここまで駆け出しデザイナーさんみの記事を読んでくださりありがとうございました!


(本日ADVENTERから飛んで下さった方ありがとうございました!2日目は1日目と違った内容でお送りさせていただきました。明日からも別の方の記事が上がりますので是非覗いていっていただけると嬉しいです!)


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