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4月初めての投稿です

おはこんばんにちは。母ちゃんです。この書き出しも久しぶりで、前の記事を見ながらあぁ~そうだったと確認して書いてます。

最近更新が出来ておらず申し訳ございませんでした。母ちゃん業務が忙しくて日々を振り返ることすらできずにいましたが、4月に入り色々と変化があったのでまたここで書いてみようと思います。たまたま見つけてくださった方、ありがとうございます。あんまりお得な情報はないですが、よかったらお付き合いいただけると嬉しいです。

長男(ASD・ADHD)の高校受験の話

以前の記事で母ちゃんの長男の中学受験の話をしたところ、割と伸びていたので、読者の方に高校受験の話も伝えられるところは話したいと思います。

長男は4歳の頃に自閉スペクトラム症、ADHDの診断がつきました。
保育園では集団行動が全くできなくて、集合写真は養護の先生が抱きかかえるようにして何とか写真に収まる感じでした。
保育園から就学までの話もそのうち私の記憶が無くなる前に書きたいと思います。

小学校に入り行き渋りから順調に不登校となり、ADHDからの反抗挑戦性障害となり4年生で児童精神科に入院しています。その後保健室登校や学習支援センターでの登校、多目的室でzoomで授業参加や本人が入れそうなときは教室で授業に参加するなど、長男の通っていた公立小学校は柔軟な対応をしていただき、6年生の時は修学旅行に参加することが出来ました。
この辺の話も需要があればそのうち書きたいと思います。

中学は受験をして、4つの学校を受けています。
一つは難関中学と言われる学校。鹿児島のラ○○中学でした。
結果は合格
を頂いています。しかし、学費の高さ、本人の内服管理の不安さがあり、入学を辞退しています。

二つ目・三つ目は県内の私立中学で奨学生という枠でした。
どちらもとても素晴らしい学校で有難く合格を頂きました。一つはキリスト教系、もう一つは仏教系の私立中学でした。

四つ目は国立大学附属中学でした。
ここが本命で、しかし一番不登校の本人にしてみれは難関校でした。
偏差値だけで考えると鹿児島の私立が高いのですが、国立中学というのは通っている小学校からの調査書が30点程度点数に入ります。
通っていた小学校からは不登校というこもあり、書けないと担任から話がありました。また、同じ小学校からもたくさん国立中学受験をする生徒がいるため、余計に長男を特別扱い出来ない(私たちもそれは望んでいませんでしたが)ということでした。

受験結果は不合格でした。本人が解いた感想は「簡単だった」と言っていたので、恐らく調査書が影響したと思われました。
本人が落ちたのは相当ショックで、しばらく落ち込んでいましたが、県内私立の奨学金が頂ける中高一貫が合格していたので私たちも私立で頑張ればいいかなぁ。不登校になっても手厚いかもしれない等と思っていました。

数日後、国立中学がから辞退者が出たので繰り上げ合格の連絡を頂きました。どうやら長男が辞退した鹿児島の私立中学に行く合格者がいたらしく、次点の長男に声がかかったようでした。
本人に「行く?」と聞くと、「もちろん!!絶対にいくよ!」と笑顔で言ったので、そのお電話で「ありがたく行かせて頂きます」と返事をしました。

長男が受験した時はコロナ感染症が猛威を振るっていた頃で、鹿児島の中学には親は同伴せずに塾の先生が他の受験生と一緒に引率してくださり1泊二日で本人は旅行に行ったみたいで楽しかったと話していました。

県内の私立・国立は校門まで私が送りました。コンサータというADHDのお薬を飲んでいるので副作用の食欲抑制があり、お弁当は食べられなかったのでカロリーメイトやウイダーインゼリー等補食を持たせていました。

国立大学附属中学に入ってからも長男は脱走、行き渋り、不登校、集団行動が出来ないなど問題はありましたが、担任の先生がとても熱心に向き合ってくださり3年間担任をしていただきました。

中学に入ってからの長男の話も忘れないうちに書きたいと思います。

さて、高校受験ですが、長男は中学3年生の後期から学校にあまり行っておらず、本人の不安感も強く中学受験で合格した鹿児島の私立高校は受けないという気持ちがありました。
私は「受かっても通わせられない学費だから、そこの努力はしなくていいよ。それより県内で自分が行きたい学校に一番力を入れてはどうかな?」と伝えていました。
長男の通う塾は鹿児島の塾なので、ひょっとしたら挑戦してほしい気持ちもあったかもしれませんが、塾の担任の先生も長男の特性を理解しており、たくさん受けるより行きたいところだけでいいという考えでした。

結果、県内の公立高校、私立を2校受けることになりました。

3年生の後期となると、塾でも小テスト、模試が毎週あり、本人の負担も大きかったようでした。塾に行く日もベットから出てこなくて行かないことも多く、行ったかと思えば塾に行かずスーパーの裏の公園に数時間座り込んで時間を潰すということも多かったです。
そのたびに、塾や私が長男を探すということも度々で、ブログをお休みしていた頃は私は長男の事でいっぱいいっぱいになっていた頃でした。

長男はナルコレプシーがあるのでバスで眠り込んでとんでもなく遠いところで目覚めることもしばしばで、近くでさぼっていたらまだいいのですが、いつだったか、某温泉街までバスで行くこともあったり、寝ている間に財布をすられたりなど睡眠障害でのトラブルも多かったのが中学3年生でした。
思えば本人のストレスもかなり大きく、そこからナルコレプシーが悪化したのかもしれません。

1月・2月の私立高校(一般、奨学生)はどちらも合格したのですが、本人の思っていた奨学生のランクより下で合格していたので、公立高校の受験がさらに不安になっていたようでした。公立高校希望を変えられる最後のチャンスの時には志望校を変えると言い出し、本人の行きたいA高校から理数科のあるB高校へ変更する可能性が出てきました。
親や塾はA高校を受験した方が後から受けたらよかったとなるのでは?と心配しましたが、本人はB高校でトップで大学は推薦とかあったら行けるからという考えでした。
それもいいかもしれないなぁと思いつつも、長男の表情を見ているとなんだか本心ではないような気がして、気持ちが落ち着いているときに本当はA高校を受けたいのではないの?と尋ねると、「俺だってA高校がいいよ、でも落ちたら、その次に行きたいB高校にも行けないとダブルで悲しみがくるから、悲しみは一つでいいから」と話してくれました。長男の通う国立大学附属中学からはA高校に毎年70人位合格があり、友人の多くは公立高校はA高校を受験するため、長男も友達がA高校に行くから自分も行きたいという考えでした。
また、自宅から自転車で10分くらいの場所にあるので朝が弱い長男はギリギリまで家で寝れるのもA高校を希望する理由でした。

長男の「二兎と追うものは一兎も得ず」にも納得したし、「みんなと一緒に行きたい」も理解したうえで、私立高校は二つ合格しているから挑戦してみたらどうかと伝えました。

進路は親が行けというところに行くのではなく、自分で決めなさいとも伝えました。
結果、A高校を受験することを自分で選びました。

文字では簡単に書いていますが、間に色々あって、壁に穴も何か所か出来ながら(笑)何とかかんとか、自分で決めてもらいました。

しかし、公立高校を受験するうえで心配事がありました。それは、私立高校受験の際、過敏性腸症候群のある長男は朝から腹痛の訴えがひどく、送迎途中にコンビニエンスストアでトイレに寄ったり、受験校でトイレに籠もるなど体調が悪化しており、受験の際に2回不安から嘔吐しました。
私立高校の教頭先生が保健室で受験を許可してくださり、配慮してもらい、学校を通してお礼をお伝えしています。
そういったこともあり、中学から県の教育委員会へ合理的配慮の申請をして頂き、少人数の部屋で別室受験を許可していただきました。

長男が言うには別室は4部屋程あり、10人位の生徒さんが色々な事情を抱えて受験をされていたようでした。

合理的配慮は長男の大学受験の時には申請した方がいいのかなと思っていましたが、今回長男のケースのように私立高校はその学校で柔軟な対応がある場合もあるし、公立高校は県の教育委員会へ中学から意見書を提出するというルートがあるようです。

病名についてはみなさんそれぞれなのでここでは触れませんが、もし中学生のお子様で合理的配慮が必要な際は県の教育委員会や中学校に相談してもいいのかもしれません。

長男は公立高校に合格して、行き渋りもあり昼から登校することもありますが、自由な校風の学校なので先生方もとても大らかで長男の特性も理解してくださって有難い限りです。

4月から母ちゃんは県の教育委員会でスクールカウンセラーとして働いています。去年までは公務員フルタイムだったのが、非常勤公務員で時間管理は自分でしないといけないので、忘れっぽい母ちゃんはGoogleカレンダーに予定を書き込みながら、ダブルブッキングしないようドキドキしながら働いています。笑
スクールカウンセラーは県内の小学校・中学校を6校担当します。
新しい出会いに不安もあり、楽しみもあり、ボチボチやっていこうかなと思っています。

医療従事者のユニットままっとでは夏くらいからイベントできたらなぁって思ってます。ママと子供たちの学んで、食べて、体験してがテーマで偏食の多いお子様向けの薬膳レシピを薬剤師の先生が考案して、みんなで食べて、悩みも相談できるそんなイベントを考えています。

Leilaniこころの相談室は私の私設カウンセリングルームです。忙しくて開店休業状態ですが、スクールカウンセラーと並行して週1回開設のペースで考えています。こちらも曜日が確定したらお知らせしていきます。

最後に、児童発達支援で子どもケアハウスPRABAで非常勤心理師をしています。主に未就学児のセラピーを担当しており、週1回1コマ程度やらせていただいています。子どもケアハウスPRABAでは私が保育園や小中高校に訪問する保育所等訪問支援を4月から開始予定です。
受給者証がある方でしたら、保育所等訪問支援の契約をすると利用可能だそうです。月1~5回親御様の代わりにお子様の行動観察、先生とミーテイング等行う福祉サービスになります。手続きは子どもケアハウスPRABAにお問い合わせいただけると説明してもらえるそうです。

この記事が私と同じような悩みを抱えている保護者様に届くことを願っています。




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