コミックスゲートの話をざっくり漁ってみよう。

ツイッターで時々目にするコミックスゲートという単語。昨今は日本でもアメリカンコミックスの実写映画が頻繁に公開されているし、togetterであれこれ記事も紹介されたことだし、原作のコミックには詳しくないがここは一つネットから情報を漁ってみよう。

まずはウィキペディアの日本語版から。コミックスゲートというのはアメリカンコミックス関連の政治運動だそうだ。

主張としては

1.スーパーヒーロー(アイアンマン、ソー、ハルク、スパイダーマン)の正体が従来の白人男性から女性や人種的マイノリティに代わるストーリー展開。

2.理想化された体型から外れた女性の描写などである。

3.現代的な社会問題を扱ったストーリー

以上のような点を批判しているということだそうだ。

一つめに関しては大きな設定変更があれば賛否あるのは当たり前の事だろう。アメコミのメインストリームは作家が交代したり作品をリブートしたりしながら長期の連載を続けるスタイルらしい。だから、加齢や時の流れをリアルにしたら代替わりを用意しないと連載を続け難いという事はあるだろう。それは仕方ない。しかし、代替わりした奴を受け入れられるかどうかは別問題だ。性別や人種まで変われば受け入れがたいという人がいてもおかしくはない。俺は007はピアーズ・ブロスナン世代でダニエル・クレイグはイメージと違いすぎてジェームズ・ボンドと認識できなかったから良く分かる(あれは性別や人種の変更はないが……)ホワイトウォッシュとかも問題になっているだろう?有色人種を白人にするのも白人を有色人種にするのも同じ事だ。それは違うというのは通らない。実写映像化する時に人材難で変更を余儀なくされたというなら理解できるが、漫画から漫画のリブートでそんなことしなくていいだろうに。たまにマイノリティが「メディアで代表されてない」って主張してるのを見るけど実現方法として既存IPの乗っ取りじゃダメだろう。前にゼルダ姫を黒人にして欲しいというようなネット記事を読んだが異人種のIPにフリーライドしても恥にしかならん。そういうのは自分で作って自分で成功すべきだ。アメリカでは新規IPを立ち上げるのが難しいというわけでもないだろう。

二つめ、これ本当にそんな事を主張しているのか?おばさんとかお婆さんとかいるだろ?いくらなんでも言葉足らずでは?そういうわけで出典を当たってみた。「胸が小さくなっている」という一文がある。既存キャラクターのデザインに変更があれば、反発があるのは当たり前というのは先述の通り。どのような内容であれ今まで好きだったものが変わった時に不満を口にするのは何もおかしな事ではない。それに対して人種差別主義者とか性差別主義者とかレッテル貼りをするのはどうかしてる。そして、こういう話を聞くと逆の懸念が出てくる。理想的な体型の女性を登場させることを許さんという勢力がいるのではないか?確かワンダーウーマンの実写映画が公開された時に主演の人の体型を見て「現実的ではない」とか訳のわからない抗議をしていた連中がいたように記憶してる。実写版だぞ?現実そのものじゃないか。俺は英語は良くわからんが、ひょっとしてアメリカでは平均的じゃないって意味で現実的じゃないって言うのか?日本の漫画キャラクターを修正するとか言って胸を小さくしたり太らせたりする人もいるから理想化された体型の女性を許容できない勢力は実在するように思われる。最近だと宇崎ちゃん騒動が思い出される。原作絵とほぼ同じ体型の実在女性を見た事が有るから、ああいう騒動は正気の沙汰とは思えない。男のキャラクターは大体ムキムキマッチョにしてるんだから女のキャラクターがスタイル良くても受容すべきだろう。ついでに言えば何かしらの女性ヒーローが実写版でムキムキの女性が演じた時も「現実的ではない」って抗議しなけりゃ筋は通らない。そこの所、大丈夫なのか?妙な価値観の話に持っていくより「実写化作品の収益は事業全体から見て極めて比重が大きいわけだが、原作で胸のサイズが大きいとまともな演技を行えてビジュアルが近い女性を連れてくるのが困難になる。だから原作を女優の平均に合わせた。」とか言った方が周りも納得するだろう。原作に似てないのを連れてくると文句が出るのは日本も同じだ。

で、三つめ。これは良くわからんな。漫画にしろ小説にしろ時事問題を扱うのは良くある話だ。紹介された記事を読んでみよう。

なるほど、わからん。というわけでDeepL翻訳に頼ってみよう。

「コミックスゲイターは、以下のような問題がコミックブック業界に蔓延していると考えています。

1.進歩的な政治の影響だけを受けたアートスタイルの採用と、文脈が要求するかどうかに関わらず、政治的なメッセージをストーリーにぎこちなく注入すること。

2.実力や親和性、技術への熱意に基づいて採用するのではなく、純粋に表面的な特徴や「抑圧された層」(女性、マイノリティ、LGBT)に基づいて採用すること。

3.プログレッシブや左翼的な政治に迎合するために、新しいキャラクターを作るのではなく、愛されてきた古典的なキャラクターを変えたり、完全に置き換えたりすること。

4.”進歩的ではない”ものをエリート主義的に排除すること。

5.ハラスメントや差別として流される、正直な批判の拒絶。」

DeepL翻訳は完全に信頼できるというわけでは無いが、とりあえずこれを元にしていこう。これを見ると日本語版ウィキペディアの主張と一致するのはウィキの1とこっちの3だけでは?まぁ、wikiにしろFandomにしろ素人が大した責任も負わずに書いてるからな。そんなもんだろう。

とりあえず、見ていこう。まずは一つめ。これはアメコミというか映画で覚えがある。2017年のパワーレンジャー……あれは酷かった。社会的に抑圧されているマイノリティをヒーローにしようというコンセプトなんだろうがキャラの薄暗い私生活にどれだけの時間を割くつもりなんだ?アメリカでローカライズされてるとはいえ戦隊ヒーロー物だろう?そりゃ世の中には色んな奴がいるだろう。怪我でスポーツを断念した奴も自閉症も性的マイノリティもいるだろう。俺だって怪我でスポーツを断念した経験はある。でも、そういう人たちが映画の中で面白くない部分を司る存在として登場させられて愉快な気分になるとでも思ってんのか?娯楽を舐めてんのか?多様性はビジネスの為って話はよく聞くが「多様性が有れば見るんだろ?」なんて安易な考えはやめろ。絵の具をただ混ぜてもヘドロにしかならない。そもそも、作品としての面白さが犠牲になっていては登場したマイノリティにヘイトが向きかねない。スターウォーズの8がそうだ。ローズは何なんだ?結果的に演者にヘイトが向かったのはアジア人女性だからじゃない。あんな糞みたいな役だったからだよ。ローグワンに出てたアジア人は彼女の様にヘイトを集めたか?集めなかったよな。敵に対する味方の特攻を特攻で止めて、都合よく両者生き残り、特攻を止めたせいで爆発する味方基地をバックにキスとかふざけてるの?まぁ、ローズがいるいないに関わらず、あの三部作は面白く無かったろうけどな。

二つめ、これは最近アニメであったな。Yasuke。英語版は知らんが、日本語版の予告編は酷かった。主役の弥助がセリフ棒読み。黒人声優なんていないから黒人と日本人のハーフで役者の経験はあっても声優初挑戦の人が主役だ。その辺を歩いてる素人黒人を連れて来るよりはマシだったろうけど技能で選ばずに人種で選ぶからこうなる。画面に映らない声優の人種なんて合わせなくていいだろうに。キャラと声優は同じ人種であるべきなんて考えは日本で広まって欲しくない。海外映画の吹き替え版が全部ダメになる。特に登場人物の大半が黒人の映画とかどうするんだよ?ガーナ映画とか。https://www.youtube.com/watch?v=NUjbvPaO-eI

三つめは先述したのとほぼ同じなので割愛。

四つめと五つめは元の文章量が不十分でどういう事なのか今一つわからんな。先述のウィキだと二つめに当たる話だろうか?そういえば外国ではプラスサイズモデルとか言って明らかに不健康に太った人をモデルとして採用したりするらしく、痩せ過ぎで健康が問題視されたのに今度は逆方向の健康問題が起こっているとか。しかし、それを健康だとか美しいというのが進歩的な価値観だとかいう話を耳にした事がある。日本人には余りにも理解できない話だな。それをアメコミの中にも持ちこんでるという事か?まぁ、これはそもそも四つめと五つめが主張したいことであるかはわからんので置いておこう。そもそも、その話を聞いたのはコロナ禍以前。肥満だとコロナのリスクが高くなるから多少は意識も変わったんじゃないか?……書いていて思ったが、医学ではなくイデオロギーで肥満を健康と主張しているんだから変わってないかもな。

さて、他にコミックスゲートの主張という事で紹介された記事を読む。https://g33kp0rn.wordpress.com/2020/04/26/no-covid-19-did-not-cause-the-comic-book-industry-collapse/

アメコミ業界がやばいのはコロナのせいじゃないよというようなタイトル。技術より何かしらのマイノリティだとか属性で人を雇ってるから品質が低下してるとか。例として出てきた画像が下の物。

画像1

ギャグ漫画か?細かい所はともかくバスタブとドアの位置関係がおかしいのは一瞬で分かるだろ。描いてておかしいと思わなかったのか?誰も指摘しなかったのか?新人漫画家がおかしな構図を描いてくる事はあるかもしれんが、編集が指摘して修正させるものだろうに。仮にこのドアが締め切りで出入り口は別にあるのだとしても隙間に水が入ってカビが湧くぞ。そして、記事では登場人物の人種が変更されたりプロパガンダ的な内容に文句をいうとレイシストやらナチやら言われると嘆いている。最近は何処の国でもそういう言葉が気軽に使われる様になってるから実際そうなんだろうな。続いて、ここから過剰出荷の問題について書かれている。内容としては漫画本屋に無料で注文以上のアメコミを出荷して、市場規模を大きく見せる工作らしい。日本で言うと新聞を出版元が販売店に無理やり出荷して金を払わせる押し紙問題に近いだろうか?あれは公正取引委員会に怒られてたな。まぁ、アメリカは無料で渡す分はマシかもしれない。とはいえ、物理的にスペースを占有するから問題は問題だろう。アメリカにはこれを禁止する法律がないのか?とも思ったが、無料なら法律の外なのかもな。日本には委託販売制度というのがあって、一定期間以内なら自由に返品して良い(新聞は対象外)これは日本が出版社と書店の間に取次業者を挟むことが一般的なんだけど、その上で取次業者が書店の意思を無視して配本する契約が横行してる。その状態から書店を守ってくれるような制度になっている。記事は業界の流通システム改善と実力主義になってくれ説教臭いのはやめてくれというような主張で終わり。

もう一本記事を紹介されている。https://medium.com/@charlesrobertrodriguez/pr-disasters-comic-book-pros-are-not-professional-3a47b7eb78bc

概ねJawbreakersって漫画を扱ってる出版社と製作者のRichard MeyerやEthan Van Sciverって人が繰り返し嫌がらせをされてるという内容。そして、その犯人はメディア業界の人達らしい。日本にも脅迫で逮捕された漫画家とかいるけど、そんなのが結構な数で存在するのか。辛そうだな。企業側は雇ってる連中を管理しろと主張してる。まぁ、そりゃそうだ。

大体、ここまではウィキとコミックスゲート側の主張を読んできた。ここからは反対側を読んでみるか。

まず、「コミック業界の多様性推進派は、作品内で女性やさまざまな人種、LGBTコミュニティを多く取り上げていこうと考えている。」とある。しかし、どのようにしてかは書いてないな。重要な事だぞ?旧来のIPを上書きしてではなくきちんと新規IPを立ち上げる形で行っているかどうかは。そして、記事ではこういう動きがコミックスゲートの標的になっていると指摘している。内容を見るに大体コミックスゲートもやられてる手法だな。報復合戦になっているんだろう。誰が最初に殴り始めたかは誰も分からない。まぁ、ネットってそういうもんだ。続いてモッキンバードというフェミニズムを全面に押し出した作品が人気不振で打ち切りとなってネットのオモチャにされたという話。日本でも打ち切り漫画とかはオモチャにされるものなので、どこも同じような部分はある。ただ、直接からかいに行くのはやめたほうがいい。この作品がどうやら既出のキャラクターを使ったスピンオフ的な作品らしいのと先述の過剰供給問題があるから直接言いたくなる気持ちはわからないわけではない。でも、やめたほうがいい。一線を超えると碌な事にならない。凍結されてしまうぞ。

記事はオーブリー・シッターソンという作家の話に移る。911同時多発テロに関するツイートで仕事を干されたとか。問題のツイートは……

画像2

よし、DeepLで翻訳しよう。内容は「よかった、今日は自己中心的な国家の悲劇を、ニューヨークの近くにいなかった人たちが思い出す日だ。」記事と発言した本人は2017年7月のLGBTQプライドを記念した「G.I.ジョー」向け別バージョンの表紙と、従来と異なる容姿をしたキャラクター「サルボ」の件が原因だって考えてるようだけど、これはアメリカなら作品がどうあれ失職する類の失言では?サルボってキャラクターを女性にした事や別バージョン表紙とやらはきっかけに過ぎないだろう。ところで記事にはサルボについては画像があるが別バージョン表紙とやらは掲載されてない。だからググった。転載はしないが毛深い男が数人取っ組み合いをしている。日本でも雑誌の表紙や扉絵なんかは内容と関係ない場合も多いが、これで売上が上がるのかね?いや、別にこういうのを描くこと自体にはどうこういうつもりはないけどな。下の画像みたいなアニメが放送されてる国の人間なので描くこと自体はどうこう言わない。

画像3

アニメではここから発情した漢たちの相撲大会が始まる。ところで、記事の中に「2017年には、コミックスゲート活動家たちを喜ばす出来事があった。マーベル幹部のデイビット・ガブリエル氏が販売業者向け集会の場で「人々は多様性を求めていない」と述べ、販売の落ち込みの原因として多様性を非難したのだ。」とあるが、中身を見てみると一部の小売業者がそう言ってたというだけで本人が非難しているようには見えない。少しでも自分達に不利になる事をいう奴は敵扱いというのは良くある話か。しかし、絶対止めておいたほうがいいぞ。社会の分断をより深くさせるだけだ。さて、記事の続きだが、ここからは延々とコミックスゲートと反コミックスゲートの報復合戦を伝えているだけなので割愛。ただ、記事内で親トランプだのトランプ派の極右だのという言葉が出てくる。アメリカの反トランプ層がトランプ前大統領だけじゃなくて支持者まで悪魔化してたのは日本からでもわかる。仮にコミックスゲートの人々とトランプ支持者の層が被っていてアメコミの中にまでそういう空気を持ち込まれていたとしたら面白くないだろうな。恐らく、ウィキの三つめはそういう事について書かれていたのだろう。まぁ、この記事は古くてバイデンさんに代替わりする前のものだから今の話じゃないという点は注意すべきか。とりあえず、この記事はここまで。

まぁ、大体こんなもんか。

ちょっと運動の流れを追っていくか。ウィキからこれに入ってDeepLで翻訳して読んでいる。まず、このコミックスゲート以前にゲーマーゲートというゲーム系だが似た性質のコミュニティがあった。ゲームだけして漫画見ないとか珍しいだろうから構成員は概ね同じだろう。そして、米国のコミック出版社であるDCとマーベルがアイデンティティ政治を意識した改革を進めていて、内容としてはソーやアイアンマンなどのキャラクターを女性やマイノリティのキャラクターに置き換えたり、2016年の選挙に関する政治的なコメントをストーリーに挿入したりすることらしい。やっぱり、トランプ前大統領と支持者を悪魔化しようとする世間の動きに同調したんじゃないか?これは。そして、先述の記事にもあったJawbreakersなどクラウドファンディングで独立系クリエイター達が成功を収めていると……ふむ、最終的に非常に建設的な所に流れ着いているな。大変良い事。しかし、そっちに移ろうというよりもこの流れに危機感を覚えて欲しいと願っているようだ。

流れを追って気付くのはメインストリームに対する執着心の違い。日本において漫画のメインストリームといえば週刊少年ジャンプの作品などだろう。しかし、基本的に数年で最終回を迎えて次の連載が始まる。作者が交代しながら何十年も続けている作品は業界全体を見れば例外はいくつかあるが多くは無い。お気に入りの作品とは樹海の中で目立つ木でしかなく、最後は枯れるのが大体わかっている。だから、気に入らなくなれば直ぐ別の木を眺めるようになるし、気に入らなくなった作品がどうなろうと大して気にもならない。要するにメインストリームに当たる存在が相対的にそこまで強くない。木は無限にある。一方でアメコミはシェアードワールドやクロスオーバーが複雑に絡み合い、会社が倒れない限りは不滅のユグドラシルに見える。母なる大樹が歪んできていると感じるのは耐え難いのだろう。変な宗教にはまった親に嫌気が差して独立したが縁を切りたいわけではない状況に近い愛憎入り混じった感情だな。個人的には独立系のクリエイターが育ってきているのであれば、そちらの作品を見るようにしてメインストリームは切り捨ててしまえばいいのではないかとは思うが、こんな事を言うとアメリカ人に「お前は日本人だからそんな事が言えるんだ!」と怒られてしまいそうだ。実際その通り。

ここまで雑に感想文を書いてきたが、コミックスゲートの話をする上で重要な点が二つある。一つはゲーマーズゲート発生ぐらいから現在までを中心として話をする姿勢。もう一つは同時期のアメコミ内容に対する詳細な知識。前者は概ねその時期に打ちたてられたDCとマーベルの経営戦略から発生する問題だから。コミックスゲートを端的に言えば「今のアメコミ界隈の経営戦略は良くない」となるので歴史レベルのスケールで問題を語りだすと焦点が合わなくなるし、そもそもアメコミの歴史には出版社の経営戦略が読者に受け入れられずに人気を落としたことも何度かあるのでは?そして、後者はこの感想文が中途半端な内容になっている原因。俺にはアメコミの知識がほぼ欠落しているので内容を交えて話をするという事が出来ない。コミックスゲートが「ここが問題だ」と主張した時に”どの作品の””どのページの””どのコマが””どんな流れで”を確認し、それに基づいて論ずる事が出来ない。まぁ、俺は所詮フォロワーが話してるのを聞いて、ちょっと覗いてみるかと思っただけだから浅いのは当然。アメコミに詳しい日本人が居たらこの二点に留意して記事を書けば良い記事になるだろう。

そろそろ終わるが、コミックスゲートの記事を追う上で見た過剰出荷問題は政治思想に関わらず話し合われるべきだろう。日本では既に問題が法律上発生しえないので注目している日本人がいないのは仕方ないな。そして、経営戦略の問題というのはまだアメリカの様に大きくはならないだろう。何故ならすぐ見捨てるから。先述の通り漫画は大半が数年で終わるし代わりは幾らでもあるので読者は割と冷淡。政治思想に関わらず作品内容に文句をいう人はいるがアメリカの様に運動として大型化するほどではない。メディアミックス時の改変に文句を言う人の方が多いが、それも運動と呼べるほどになると原作者が制して下火になる。アメリカが日本と同じような状況になるとは思わないが、独立系クリエイターがどんどん育ってメインストリームに対する善き競走相手となれば、こうした運動も下火になっていくかもな。以上。

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