【おしゃべり】きんいろモザイク3巻

2022年7月1日にスペースで話したときの記事です。元々は2時間の通話で、まとめるより話すことを重視した会だったものを、私の思い付きで、文字に起こしてみました。想像よりも労力が掛かったので内容端折っています……。

事前に話していた内容…きんいろモザイク3巻を読んで、各々にとって「一番好きな扉絵」「一番好きなファッション」「一番好きなギャグ」「一番キーとなる話」を紹介しましょう。

主に話してた人
ミキさん:一番好きな作品はきんいろモザイク。2013頃からファンになった。
端子さん:一番好きな作品はきんいろモザイク。2015頃からファンになった。
三角ネコ:一番好きな作品はきんいろモザイク。2017頃からファンになった。

扉絵

1-1

ネコ「では早速。私はp111ページですね」

きんいろモザイク3巻,p111,2013,原悠衣

端子「自分もこれにするかで、かなり悩みました」

ネコ「いいですよね、2年C組に3人が遊びに来てる光景」

ミキ「C組に行ってから、綾が陽子の眼鏡に気付く前のシーンとして、すぐ下の4コマに繋がる扉絵として、読むこともできますね」

ミキ「3巻の頃は、扉絵が本編の導入としての機能をしていることも多いですよね」

ちょっと反れて扉絵の話
・扉絵が上半分か下半分かで機能が違うので使い分けてそう
・下半分の扉絵は、4コマを読んでから目に入るので、お話と直接関連する扉絵が多い
・上半分の扉絵は、そうとは限らず、一枚絵としてカラーで良く映える絵がある印象も

端子「忍が笑顔な絵が好きなので、この扉絵好きなのかも」

ミキ「目を瞑ってここまで絵になる女も中々いないですよね(笑)変な話」

1-2

端子「カラーの扉絵は、ひみつのきんいろモザイクで見ている印象も強いので、今回は他のところから」

端子「私が目を引かれたのは、p17ですね」

きんいろモザイク3巻,p17,2013,原悠衣

端子「一人だけクローズアップされてるのは珍しい。なんかドキドキしました」

ミキ「背景の余白が広くて、この余白を大胆に扱う原先生はすごい。初期感のあるインパクトを感じる扉絵」


端子「好きなのはp17なんですけど、もう一つ良いと思ったのがp95のカレン」

端子「いろんな姿になってるのが、カレンの自由さを表している様で素敵」

ミキ「これ背景にノートがありますけど、これ白紙で予定が埋まってないというのがカレンとリンクしますね」

端子「あ~~、なるほど~~。めちゃくちゃ納得しました。これうしろノートじゃん」

ネコ「その解釈は面白いです」

端子「自由さは、カレンのテーマですからね。これはすごい。気付いてたら自分も絶対語りたかったと思います(笑)」

ミキ「この頃から、モチーフを象徴化して使うんだなっていうのを、今再確認しましたね」

1-3

ミキ「私は端子さんが挙げたp17と悩んだんですけど、p69ページ」

きんいろモザイク3巻,p69,2013,原悠衣

ミキ「私は、寝っ転がってる綾と誰かが好きで」

ミキ「身を固めてるところから、初期アヤヤの内向的さを感じたり、寂しがりな綾が誰かと繋がって安心してるように見えたり」

ミキ「関連するイラストだと、画集Paradeのp11(陽子と綾が紅葉のなか寝そべっている)や一巻p60(陽子と綾が糸電話している)も良いです」

ファッション

2-1

端子「私はp1です」

きんいろモザイク3巻,p1,2013,原悠衣

端子「金髪少女に白色とスカートと赤と黒と、色の置き方が素晴らしいなと思って。二人の表情も含めてすごい好きなので、3巻の中で言ったらこれだなという感じ」

ミキ「開いて1ページ冥利に尽きますね(笑)」

ネコ「スカートは、原先生が大好きなやつって感じします。チェックやらフリフリやら」

ミキ「凄い空の高い場所にいますよね、雲の上にいるんじゃないかと」

ネコ「これがまさに金髪の天使ってこと?」

端子「原先生のフルパワーみたいな感じの絵です」

ミキ「金と白ってなんでこんなに合うんでしょう」

ネコ「個人的には、金と青の相性もかなり好きです」

端子「ひみつのきんいろモザイクのときから、色のこだわりが強くて、芸術的だなぁと思います」

2-2

ネコ「私はp98のカレンが一番好きです」

きんいろモザイク3巻,p98,2013,原悠衣

ネコ「普通に好きなのもそうですが、ここは珍しく、原先生が見ろって言ってるコマ割りなので」

(きんいろモザイクは服装のバリエーションに富んだ作品ですが、他の日常系四コマのように、キャラと服装を目立たせるために2コマぶち抜く演出は非常に少なく、何なら服装に触れないことがほとんど。という話を以前していました)

ネコ「あと、これだけ足が見えるカレンって、ここが初めてだと思うんですが、"やらしさなしに描けるぜ"っての見せつけられてる気もします」

端子「勇の影のかかり方がいいですね」

ミキ「これもかなり象徴的なファッションですね」

2-3

ミキ「私はp96の私服のアリスですね」

きんいろモザイク3巻,p96,2013,原悠衣

ミキ「アリスは、クラシックな海外っぽい子供服?が似合う」

ミキ「さっき私が挙げた扉絵も、アリス子供っぽい。穂乃花とカレンがプレゼントした服も子供服なわけだし」

ギャグ

3-1

端子「この巻は、自分の中ではもう一択なんですけど、p71です(左側3コマ目)」

きんいろモザイク3巻,p71,2013,原悠衣

端子「不良の話ですね、この回は飛びぬけて面白いと思います」

端子「p70で「不良になろうよ」っていうところから面白いのに、勇さんが言うなら間違いないって言って、どんどんずれてって、最終エアたばこってのが最高に面白くて」

ミキ「お笑いとして枠組みが出来てて面白い。この後のバナナ与えて受け取るってのも面白い」

ネコ「この話は、どんどん盛り上がっていく笑いがありますね」

端子「個人的に、すごく面白い回のことを原先生に神が降りてるって言ってるんですが、この回は降りてると思いました(笑)」

ミキ「笑神様になぞらえて、原神様?」

3-2

ミキ「自分は、この流れが面白いっていうので選んだんですけど、p113-p114」

きんいろモザイク3巻,p114,2013,原悠衣

ミキ「このホンワカしてて可愛くて面白いのが、3巻らしいと思って選びました。3-1と比較して、
細かいギャグを繰り返していくというのも3巻らしい」

端子「まずp113の1コマ目が面白いですね(笑)」

ミキ「個人的にスマイル1つっていうと、このシーンが思い出されるくらいに印象的かな」

ミキ「後半の巻と違って、3巻だとまだ忍がボケていってるのか判断ついてないところありそう(笑)」

3-3

ネコ「私はp88ページが大好きなギャグです(左側)」

きんいろモザイク3巻,p88,2013,原悠衣

ネコ「陽子が二人に掴まれてポピーとして捧げられるけど、アリスに全然違うって言われる。この流れが、女子高生のわちゃわちゃとして超好み
です。」

ネコ「当事者として見たら死ぬほど面白いだろうなって思います。カレンか綾の立場で見たら爆笑だし、このギャグ繰り返してやりそう。楽しいから」

ミキ「被せていく感じの?」

ネコ「そうそうそう。あれ?アリス元気なさそうじゃん?陽子早く早くって言って(笑)」

ミキ「全然違うっていって(笑)」

ネコ「ギャハハハっつって(笑)これ何回でも笑える。女子高生のやるくだりとして、最高だなって」

ミキ「妙な勢い、バカバカしさ、に自分も女子高生のノリがあると感じるかも」

端子「地味にショックだってツッコミが、アニメだと迫真で面白かった記憶があります(笑)」

ネコ「陽子を生贄に捧げるみたいなくだり、絶対面白いよなって。内山夕実さん(陽子の声優)が被るところも大きいのかも知れないけど」

ミキ「損な役回りが似合う(笑)」


キーとなる話

4-1

端子「好きな話という視点で選んできたんですが、p3の話が好きです」

きんいろモザイク3巻,p7,2013,原悠衣

端子「これ凄い好きなんですけど、一切アニメ化されていない3巻唯一の話」

端子「"あれ…?もしかしてここ天国ですか…?"、"大宮家の庭よ"とか好きです。他にも個人的好きポイントの多い話です」

端子「イギリスでは雪があまり降らないから、アリスが興奮していると、昔フォロワーに教わったのを思い出しました」

ネコ「イギリスって雪降らないんですか?」

ミキ「コッツウォルズは積もるほどは降らないですね」


端子「3巻一番最後の話も、今後アリスとカレンが夏に規制する前の心構えとして、重要だなと思いました」

ミキ「結構原先生は、やんわりと予告しますよね」

ネコ「物語後半は特に沢山予告していますよね。でも最初はこれかな?これの前のクラス替えは大きなイベントでしたが、予告全く無かったですね」

4-2

ネコ「私は普通のことを言うだけなんですが(笑)」

ネコ「私はp51です。別の視点で選ぼうかなとも思ったんですが、やっぱこの話しかないかなと」

きんいろモザイク3巻,p52,2013,原悠衣

ネコ「何といっても進級してクラスが変わったのは物語として、とても大きい変化」

猫「新しい関係性にも触れていますし、この話の最後のコマも進路でとても関わってきますし」

ミキ「"教室の壁も越えればいいんだよね"、"え?"っていう(笑)」

ミキ「こうやって見ると、最後の4コマ、キーなのにめっちゃ起承転結が整ってる4コマですね(笑)」

端子「この4コマ、最後のコマ無くても面白そう(笑)」

ネコ「理不尽感でますね(笑)」

4-3

ミキ「自分はその次の話のp59です」

きんいろモザイク3巻,p65,2013,原悠衣

ミキ「久世橋先生が登場する話で、何が重要かっていうと、カレンにとって新しい存在が出てくる」

ミキ「後に穂乃花が出てきますが、最初に登場するカレントの1対1の関係。これ以前の5人組では(アリスとはイギリスからの強い結びつきはあるものの)1対1が強調される組み合わせがなかった」

ミキ「カレンの行動原理が明確に描かれるのも珍しい回だと思います」

ネコ「カレンにとっての1対1の関係性、かなり強調されていますね…」

ミキ「カレンは中継役。綾と陽子と一緒にいる時の感じだったり、人と人とを取り持つような関係でもあったので。ちょっと例外的な存在ですよね」

ネコ「この次の話の最後のコマでは、それぞれの二人組の関係に触れて終わりますが、ここではカレンが久世橋先生と烏丸先生の仲介役として描かれていますね…」

ミキ「ここは仲介役としての側面もですが、久世橋先生に憧れてると示唆している?とも取れる1対1の関係の側面もありそう」

端子「きんいろモザイク後半は、カレンとの関係性と言えば穂乃花というところもありますが、久世橋先生もまた別でいい関係性ですよね」

ミキ「カレンは、久世橋先生に対してはグッと迫っていく感じがあって、穂乃花に対しては待ちの姿勢を取っているような印象もあります。相手によって対応を変えているところがあるな、と思います」

ネコ「さっき私がキーとなる話に挙げた進級の話って、読み返してみるとカレンにとっては全く重要じゃない話ですね…」


挙げたページまとめ

ミキさん

p69
p96
p113-p114
p59

端子さん

p17
p1
p71
p3

三角ネコ

p111
p98
p88
p51

画像の引用について

この通話を記事に起こす上で、原作から画像を引用するか悩みました。

通話中は画面を共有していないのですが、全く不便に感じておらず、むしろ画面なしの方が良いかもと個人的には感じています。スペースに参加してる人は、すぐにきんいろモザイクを取り出せる人しかいないですし()

一方、文字に起こしてみると、人に伝えるのに情報が不親切すぎる印象で、半分仕方なしの気持ちで引用することにしました。

本記事では引用に関するルール(引用元の明記、コンテンツの独自性など)は押さえた上で、著作者の不利益とならないよう、なるべくの配慮をしています(画質を下げる、原作の改変とも取られかねない部分的な引用をしない、など)。

著作権や引用のルールを守りさえすれば、現実に全く問題が発生しない、なんて風には考えていません。もし問題点や改善点ありましたら、ご連絡くださると有難いです。


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