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「ENDER LILIES:Quietus of the Knights」ひとくちレビュー

このnoteではゲーム「エンダーリリーズ:クワイタス オブ ザ ナイツ」の簡単なレビューをしています。
一般人がゲーム消化時に義務的に付けている感想ですので参考にしたりしなかったりして頂けると幸いです。
ネタバレに配慮しておりますが、ストーリーの核心以外の部分(物語への関わりが浅い、ゲーム後半に登場するシステム、武器、敵、技など)についての表現が含まれる可能性があります。
「ひとくちレビュー」の評価基準などについてはこちらをご覧下さい。


概要

「エンダーリリーズ」はソウルライク・メトロイドヴァニアです。
「果ての国」と呼ばれる王国に、突如降り始めた「死の雨」。それは、生きとし生けるものを全て狂暴な不死の怪物「穢者」に変える災厄。
何もかもが滅び去った後、とある教会の奥で、主人公の少女「リリィ」は目覚めます。
大きな特徴としては、高い難易度と探索システムの融合と世界観が挙げられます。


ストーリー:★★★★☆

大筋はダークファンタジーです。

全てが滅亡した後の世界で目覚めた、全く戦闘能力を持たない純白の少女「リリィ」は、不死身の「黒衣の騎士」と共に、世界の謎に迫る旅に出ます。
その者の味わう苦痛を引き受ける代償に、穢者を不死の呪縛から解き放つ力を持つリリィは、穢者となった過去の騎士たちを救い、その力を借りて「穢れ」の真実へ辿り着かなければなりません。

何故果ての国は滅んだのか?
死の雨の元凶は?
リリィや黒衣の騎士は何者なのか?

この世界に秘められた謎を追うリリィと不死身の騎士たちですが…リリィの純白の身体は「穢れ」に蝕まれ、徐々におぞましい姿となっていきます。
この献身の旅の果てに、リリィたちを待ち受けるものは…?


ゲームプレイ:★★★★☆

俗に「メトロイドヴァニア」と呼ばれる広大な2Dマップを探索するシステムと、「ソウルライク」と呼ばれるトライ&エラーを軸に据えた高難易度のそ戦闘が融合しています。

最大HPを増やすアイテム、装備すると特殊能力を得られるレリックなどを集めてリリィを強化していき、各地のボスを倒すことで新たな技やアクションが解放され、探索範囲がどんどん広がっていきます。

メトロイドヴァニア部分に関しては取りこぼしや隠しルートがあるかどうかはマップの色が変わることによりひと目で分かるようになっています。
ソウルライク部分に関してはしっかりアイテムを集めてレベルを上げれば比較的難易度は低くなり、サクサク進めれば難しいです。
デスペナルティが無いのも特徴。

メトロイドヴァニア・ソウルライクと言えば「ブラスフェマス」が思い浮かぶ方も居そうですが、あちらと比べると難易度は控えめで、万人にオススメできるゲームとなっています。

レベルの上がり幅、探索範囲の広がり方、難易度など全てにおいて高い水準です。


BGM&SE:★★★★★

ピアノを主旋律とした物悲しいフレーズのBGMが多く印象的です。
同じエリアでも地下や休憩地点などではインスト風にリアルタイムに変化したり、水中では音がくぐもるなどのこだわりも感じられます。

全ての大ボスのテーマに「Intro」「Outro」と違うバージョンがあるのも特徴。前者は戦闘開始時、後者は形態変化などのクライマックスで別れています。

メインテーマ。ボーカル無し版も随所で流れます。


表現:★★★★☆

「表現」ではUI、グラフィック、残虐表現、ゲーム外不祥事や炎上、DLC商法などについて総合的に評価します。
全体的に好印象です。
崩壊した村や地下墓地、幻想的な森など美しくも悲しげな世界が描かれます。
休憩地点間を瞬間移動できるファストトラベルが少し見にくいかな、くらいです。


総合:★★★★★

稀に見る大傑作です。
あらゆる面が丁寧に作り込まれており、バランスの取れた一作です。
万人に今すぐオススメ出来る良質なアクションゲームですので、是非色んな方にプレイしていただきたいです。

以上になります。
あらためてになりますが、一般人がゲーム消化時に義務的に付けている感想ですので、このレビューで情報収集を終える前にもうひとつどこかでレビューを読むことをオススメします。
ありがとうございました。

余談

久々に熱中してしまいました…!本当に面白かったです。続編(次のプロジェクト)も制作中らしくそちらが楽しみでなりません。

ところで「ブラスフェマス」の話題が出たと思うのですが…
あちらも「一応の」クリアはしたのですがレビューするに値する領域まではやり込めませんでした。なのでレビューはありません。

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