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「Stray」ひとくちレビュー

このnoteではゲーム「Stray」の簡単なレビューをしています。
一般人がゲーム消化時に義務的に付けている感想ですので参考にしたりしなかったりして頂けると幸いです。
ネタバレに配慮しておりますが、ストーリーの核心以外の部分(物語への関わりが浅い、ゲーム後半に登場するシステム、武器、敵、技など)についての表現が含まれる可能性があります。
「ひとくちレビュー」の評価基準などについてはこちらをご覧下さい。


概要

「Stray」はパズルアドベンチャーです。
群れからはぐれてしまい、地下都市に独り落ちてしまった名も無き野良猫を操作し、地上に戻るため行動します。
大きな特徴としては、こだわって作られたネコのモーションとサイバーパンクの融合が挙げられます。

このnoteに関する注意事項

今回取り扱うのは小規模、いわゆる「インディーゲーム」です。ひとくちレビューではかなり簡潔にレビューをお伝えしていますが、「UNDERTALE」等の例があるように、ほんのごく僅かな情報でも実際のプレイでの楽しみを損なう可能性があります。
普段以上に簡潔に致しますが、ご注意下さい。
(これはインディーゲームレビュー全てに記載する文言です。今回レビューするゲームに必ずしも事前情報によって楽しみを損なう要素があることを示すものではありません。)


ストーリー:★★★★☆

群れからはぐれた野良猫が落ちたのは、サイバーパンクとポストアポカリプスが融合したような地下都市、それの最下層スラム。
陽の光も届かぬそこはかなり過酷な環境。ロボットたちの住む最下層唯一の集落もとても狭く、何らかの脅威に晒され窮屈な生活を送っています。
上層への脱出を試みる「アウトサイダー」が数人で結成されたようですが、ネコの到着時には既に挫折している模様。
絶望的な状況ですが、ネコはなんとかしてこの地下都市を脱出するべく、ひょんなことから出会ったドローンと共に動き出します。

大きく前後半に分けられたストーリーは、サイバーパンクとポストアポカリプスのいいところを繋ぎ合わせているように思えます。
それぞれの濃度が濃すぎるわけでもなく、かなり独特と言えるのでは無いのでしょうか。
なお、結構不気味な展開です。
そりゃガッツリホラーではないですが、「バイオショック」「フィンチ家(以下略)」くらいの不気味さです。


ゲームプレイ:★★★☆☆

主に安全な集落で謎解きやフラグ回収で進行するパートと、危険地帯でギミックをこなしつつ進行するパートに分けられます。
また、記憶を失った相方のドローンの「メモリー」を特定地点で回収し、世界の謎に迫るやり込み要素もあります。

私はほとんど事前情報を仕入れなかったので驚いたのが敵性キャラクター。もうちょっとウォーキングシミュレーターに近いというか、「ABZÛ」みたいなゲームだと思ってました。普通にネコちゃんが可哀想な目に逢うんですよね。
パズルやギミックもヒントがかなり少なく、普段アドベンチャーをやらない身からすると結構難しかったです。
雰囲気はとてもいいです。世界観をゆっくりじっくり楽しむことが重要そうですね。


BGM&SE:★★★☆☆

特筆事項無し。ネコの鳴き声が可愛かったです。


表現:★★★★☆

「表現」ではUI、グラフィック、残虐表現、ゲーム外不祥事や炎上、DLC商法などについて総合的に評価します。

HUDの情報を抑え、没入感を高める工夫がされています。
ネコのモーションもよくこだわられています。


総合:★★★☆☆

ゲーム自体はとても質がいいと思います。 
しかし、可愛いネコにホイホイ釣られてそれ以外の情報をシャットアウトすると痛い目に逢う可能性大です。
不気味寄りホラーが苦手な方、謎解きやアドベンチャーがあまり得意でない方は気を付けた方がいいと思われます。

以上になります。
あらためてになりますが、一般人がゲーム消化時に義務的に付けている感想ですので、このレビューで情報収集を終える前にもうひとつどこかでレビューを読むことをオススメします。
ありがとうございました。

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