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私が出会ったNFT詐欺

最近よく耳にするNFT詐欺、自分のところにも来たので日記形式でまとめてみようと思います。
残念ながらメッセージ等は削除してしまったので、やりとりの画像はないです。またメッセージのやり取りはすべて英語で行われているため、訳が少し変かもしれません。ご了承ください。

事の始まりはインスタグラムに来たダイレクトメッセージ。

「あなたのこのNFTを買いたい」とメッセージがきました。
僕は何点か写真のNFTをOpenSeaというNFTサイトに載せていて、そのうちの一点の画像が共に送られてきました。

現在はその写真は販売状態ではなかったので
「お値段幾らくらいがご希望ですか?」と返信
すると
「とても素晴らしい作品なので3ETH(イーサリアム、NFT関連の取引に使われる仮想通貨の一種です)で買いたい」とのこと。すでにめちゃくちゃ怪しいです。この時の3ETHは日本円でおよそ740,000¥。無名の一作家の写真につく値段として異常に高い。

いつもならここでさようならなのですが、せっかくなのでもうちょっと乗ってみることに。

「3ETHですね、設定します」と返信。
返信も時差があり、相手のインスタグラムのアカウントもフォロワー、被フォロワー1500人ほど。
本人が全く投稿していないものの、上のほうのフォロワーは投稿も含めてリアルアカウントのように見えました。

次の日
「購入したのでチェックしてくれ」と二次元バーコードと、取引が終わりましたと書いてあるOpenSeaっぽい画面のスクショが送られてきました。
当然ながらこの購入は真っ赤なウソ。OpenSeaから何も通知はないし、OpenSeaのサイトでチェックしても例の写真が動いた様子はありません。

「購入できてないですよ」と打つと
「おかしいな二次元バーコードの取引記録をチェックしてくれ」の一点張り。

メインのスマホで知らない二次元バーコードを読み取るのはさすがに怖すぎるので、家にあるお古のスマホで読み込んでみました。

実際のサイトの画像の一部です。
この画像にはないですが僕のOpenSeaでの名前や実際の写真も載っていました。


OpenSeaっぽいサイトに飛び、あなたのウォレットを接続してください、と表示が出ました。
24時間以内に接続されないと売り上げが失われるとも。

もちろん本物のOpenSeaにはウォレットは接続済み。
二次元バーコードURLはtransaction***nsel.me(*の部分にはアルファベットが入ります.meはモンテネグロのドメイン)。OpenSeaのサイトには.io(イギリス領インド洋地位域のドメイン、実際はスタートアップやゲームなどがよく使うドメイン)が入るので偽サイトでしょう。URLをネットのチェッカーで調べてみるとサーバーのURLの最後は.ruつまりロシアのサーバー。

おそらくここでウォレットを接続させることに詐欺の目的があるように思います。

簡単ですが以上でまとめを終わりたいと思います。

日々新たな手口が増えてきています、皆さんも気をつけましょうね!


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