ブラック企業とレゲエミュージック

私の青春はレゲエだったと言っても過言ではありません。ということはレゲエを聴いている時は、私はいつでも青春に戻れるということです。

ブラック企業に勤めている間も友達とレゲエサウンドグループを作って毎月イベントを開催していました。

よく考えるとすごい労力だったと思います。ブラック企業で青春を捨てましたが、青春の半分はブラック企業にその半分はレゲエに捧げたというのが、本当のところです。

元々、私が独学でグラフィックソフトの使い方を学んだのも自分たちのサウンドグループのイベントでかっこいいフライヤーを作りたいって動機からでした。

そんな私も最初からレゲエに興味を持った訳ではありませんでした。私は元々、高校二年の頃ターンテーブルを買ってヒップホップを中心にスクラッチの真似事などをやっていました。ターンテーブルを買ったきっかけは後に一緒にサウンドグループを結成するK君の兄貴がターンテーブルを持っていて、家に遊びにいった際に目にしてからです。その兄貴はレゲエをやっていたのですが、私は最初はあまりレゲエに興味を持ちませんでした。

それから、時がたち二十歳の成人式の日に私とK君でヒップホップとレゲエのイベントをやって、そのあとにもまたイベントを何件か一緒にやって、K君からの提案でサウンドグループを結成するにいたりました。

結成したすぐあとに、ブラック企業にも勤めるのですが、本当にいま考えてもめまぐるしい日々でした。

毎日徹夜で眠いのに、イベントのために告知用のフライヤー作ったり、イベントで配るCD作ったり、若いからできたことだと思いますね。

必死にレゲエの事を勉強しイベントも毎月こなして、どんどんとレゲエの魅力にとりつかれていきました。

レゲエの音楽の魅力を語るときりがないのですが、自分にとってはあのころ本気で情熱を傾けたものとして常に心の中にあって勇気づけてくれる友というか、とにかくすごくあたたかい存在です。ただの音楽のジャンルとしては到底くくれない、とてつもなく大きなものです。

ブラック企業とレゲエミュージック。

この相反するものが、私の青春を埋め尽くしていました。

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