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24歳、大学生ゲーム実況者(休学中)の行く末は・・・(海沿いをドライブしてきた)

海に来たのはいつぶりだったか。


半年間の社畜生活を終え、ほっと一息ついたのもつかの間、今日から待ち受ける現実に目を向けると心が一気に曇ってくる。


なんか気分転換でもできないかと思い立ったのが、


「そうだ、海沿いでもドライブしよう」


ちょうど出かける用事もあったので、久しぶりに羽を伸ばしがてら愛車を繰り出して(親父の車だけど)海沿いをドライブしてきた。ついでに海も見に行った。(記事の写真はその時撮影したもの)


せっかくだし「映え」を狙って写真やら動画やらパシャパシャ撮りまくって記事中にいっぱい載せようかとも思ったけど、それじゃこのドライブの目的や意味が歪みそうな気がした。

なので写真は少なめに、そのかわりその時見た景色や、嗅いだ匂いや、聞いた音や、体に受けた風の感覚を忘れないうちにここに書き留めておこうと思った次第。


24歳の大学生(休学中)であり、(自称)ゲーム実況者でもある一人の男が今何を思い、どんなふうに未来を見据えているのか。

興味があれば最後までお付き合いいただけると幸い。



最初はそんなつもりじゃなかった


そもそも海を見に行く予定ではなかった。


なんなら出かける用事が終わって家に帰ってる途中まで、

海に行こうか、このままドライブやろうかすら迷っていた。


あれこれ考えているうちに家路を通り過ぎてしまい、「ほんなら行くか」と時の流れに身をまかせて放浪ドライブが始まったのだった。


途中、本屋と薬局と100均に買い物に寄った。


今スマホのやテレビのニュースで大々的に報じられている新型コロナウイルス。

薬局のマスク売り場だけがもぬけの殻状態になっている光景はそれら画面越しから見てはいたが、いざ自分の近所の薬局はどうなっているのか見に行ったら、


まじか。マスクだけガチでない。

100均のマスクすら在庫切れ。


元職場に置かれていたサージカルマスクも不足していて取り寄せが効かない状態ではあったのだけれど、それ以上に新型コロナウイルスの影響を肌身に感じた。

言い知れぬ衝撃をちょっぴり受けた出来事だった。




心変わりは人の世の常と言いますから


そんなこんなで平日の真昼間、3月に入ってから急激に気候が和らぎ、沿道に咲く梅の花を横目に春の訪れをしみじみと噛みしめながら海を目指す。


本当に天気に恵まれていた。最高のドライブ日和だった。

仕事のためでも誰のためでもない。


糸の切れた凧が風の吹くままにどこへともなく流されていくかのごとく、海という目的地はあるにせよ、あてもなくドライブするだけでこんなに伸びやかな気持ちになれるのかと、歯の間に挟まった食べかすが取れた時と同じくらいスカッとした。


ただ海沿いを走るだけにしようと思っていたが、海が近づくにつれやっぱり止まって海を見たいという欲求があふれ出てきた。


小腹もすいていたのでコンビニに寄って食料を見繕って海辺で食べよう―


なんて贅沢な時間を過ごそうとしてるんだと我ながらニヤケが止まらなかった。

人の欲というのは本当に恐ろしい。求めだしたら際限がない。でもこれくらいなら神様も許してくれるはず。というか許せ。




さすがに誰もいないと思った。でも・・・


無事海に到着。正直そんな綺麗なところじゃない。


海に来たのは実にちょうど1年ぶりくらい。


前も少し肌寒い風が吹く季節の変わり目くらいの時期だった。


服装は何も考えずに来ちゃったもんだから、実際浜辺に行くとまだ風が冷たく寒かった。


服装を間違えたと思っても後の祭り。食べたらちょっと散策して海沿いを走って帰ろう。

まぁそれにしても今世間はコロナでてんやわんやになってるからこんな平日の昼過ぎに海に来る人なんておらんやろ。

のびのび食って散策できるぜやっほいこの海の景色は独り占めだと意気込んだのもつかの間、

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え、ふつーに人おるやん。


上の写真じゃ分かりにくいかもだけど、海岸の端から端までざっと3~40人はいた。

犬を連れてるご老人。カップル。親子。老夫婦。高校~大学生くらいの年の友達グループ。


ちなみに僕はぼっち。なのに結構人の目が気になるタイプなんでちょっとだけ肩身の狭い思いをしたような気がした。


それにしても一体どんな気持ちでみんな海に来ているんだろう。僕みたいにこれからの自分の在り方に思いを馳せながら海に来たのだろうか、たぶんいろんな思いを抱えた人がこの場にいるんだろうな、なんて勝手に物思いにふけってしまう。


こんな時期でも誰かしらいる。1年前もそうだった。わざわざこの時期に海に来るなんて、なんてモノ好きなんだと思っているうちに、じゃあ自分もそんなモノ好きのうちの一人なのか?

とか考えていると、独りなのに今海に来ている人たちと何か目に見えないものでつながっているような気がしてきた(勿論彼らと何か話したわけでもないし面識すらない)。どうか気持ち悪がらないでおくれ。


結局あんまり堂々と食べるのも気が引けたので砂浜の端の方まで行って、寄せては返す波の音を無心に聞いていた。ツイッターやYouTubeを眺めながら。

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中のハムが意外と分厚くて結構おいしかった


このあとは砂浜をひとしきり散策してそそくさと車に戻り、海沿いをドライブするという本来の目的も無事に果たしてそのまま家に帰りましたとさ。

最後の写真はその帰り道、山の上から撮影したもの。眼下に広がる海の景色はもっと綺麗でした。僕の撮影の技術不足で雑な感じになっておりますが。

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結局このドライブを通じて何がしたかったのか


うーん、何か「大きな存在」にこの身を委ねてみたかった、とでもいえばいいんだろうか。

海という自然、風に漂う潮の香り、体に吹き付ける風。五感を総動員して「海」という生命の源、大地の母、大いなる自然を感じてみたかった。


そしてこれからどうすればいいのか。

海に来ればその問いに対する答えが分かるかもしれないと思った。

言葉にならないプレッシャーも洗い流せるかもしれないと思った。


でも答えはそんなところになくて、自分のやるべきこともとっくの昔に腹くくって決めたから答えを求めること自体が不毛だった。


ただ一つだけ、今回一人で海に来て強く思ったことがある。

もしこの次に海に来る機会があるとしたら、




その時は自分にとって本当に大切な友人や彼女をとなりに乗せて来たいな。


あ、あと今度は屋久島に行って森の息吹を感じてみたい。


(絶賛彼女募集中。チャンネル登録も待ってるよ~('ω')ノ)



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