インドネシア錫 官民銘柄で価格乖離 値差最大15%に拡大

 インドネシア産の錫価格が官民ブランドで二元化している。民間品を扱うインドネシア商品取引所(ICDX)価格はトン4万ドルを上回っているが、国営品のジャカルタ先物取引所(JFX)価格は3万4000―3万8000ドルを上下し、同じ産地で価格差が最大15%に拡大。価格引き上げによる利益優先と、出来高回復を図りたいそれぞれの狙いが見え隠れしている。今後の両取引所のバランスが変化すれば、世界需給にも影響が出る可能性がありそうだ。

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