鉄鋼新経営 2030年に向けて/東北特殊鋼社長/成瀬真司氏/「開発機能型」の基盤整備/自動車大変革 製品ポートフォリオ変える

 ――2020年度は減収減益となったが、21年度は増収増益を見込んでいる。


 「新型コロナウイルス禍の影響を受けて、インドのエンジンバルブ素材製造の子会社『トウホクスチール・インディア』の減損も大きかった。ただ、当初想定したよりも改善した。現在は自動車の回復により、生産規模もコロナ以前に戻っている。半導体関係では18年がボトムで本年に入ってから好調。まだ活況が続き、本年度は良い状態が続くだろう。今年度は全体としてコロナ前に戻ると想定している」

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