鉄鋼新経営 新たな成長に向けて/大和工業社長/小林幹生氏/米国、直需の大型案件好調/国内マザー工場、攻めの投資
――2022年3月期の連結経常利益が前年比2・6倍の560億円と、過去最高だった08年3月期以来14年ぶりの高水準になる見通しだ。
「国内鉄鋼事業はヤマトスチールが回復傾向にある鉄骨需要を取り込む形で物件向けH形鋼の販売を3割ほど伸ばしたが、鉄スクラップ高などから厳しい収益環境が続いた。一方、海外では国や地域で濃淡があったものの、新型コロナウイルス禍からの経済回復が進む中、鋼材需要が増え製品市況も上昇基調に転じたことが大幅な収益拡大につながった」
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