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総合商社/金属トップに聞く/豊田通商 金属本部CEO/斉藤尚治氏/全社横断でDX推進/量・質バランス良い成長目指す

 ――直近の事業を取り巻く環境について。


 「国内自動車生産はここまで比較的堅調で、グローバルでも昨年の同時期から回復傾向で推移してきた。だが、新型コロナウイルス感染症は落ち着く気配を見せず、今後の動向を見極める必要がある。また、鉄鋼関連業界はタイト感を持って推移しており、われわれとしては顧客に安心して生産活動に取り組んでいただける体制の整備に努めていきたい。さらにカーボンニュートラルなど新しい社会課題への対応が、われわれの事業継続性に大きな影響を与えるようになってきた。将来的なインパクトの分析を進めているところだ」

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