LME価格 EV向け金属上昇鮮明 銅・アルミ大台を回復 供給不安も下支え要因

 電気自動車(EV)向けに多く使われる非鉄金属の上昇が鮮明となっている。ロンドン金属取引所(LME)では、10年ぶりの高値水準で上値を追うニッケルがけん引する形で、銅がトン1万ドルの大台、アルミはトン3000ドルの節目をそれぞれ回復した。EV関連の需要が伸びるとの期待感から買われている。エネルギー価格の高止まりなどで製錬が伸び悩むといった供給不安も、非鉄相場の下支え要因に働く。

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