資源インフレ/及ぶ業界変革の波/非鉄編(9)/アルミリサイクル/高付加価値リサイクルの動き/求められる流通形態の大幅変化
日本のアルミ二次合金業界は、資源相場や混迷する世界情勢に翻弄された状態が続いている。21年には半導体不足による自動車減産や副資材の金属シリコンの高騰があり、22年に入ってからはロシアのウクライナ侵攻で海外アルミ新地金相場が最高値を更新、業界に大きなインパクトを与えた。足元では自動車の挽回生産の動きが遠のき、合金需要は不透明感をぬぐい切れない状態が続いている。
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