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鉄鋼新経営2030年に向けて 大同特殊鋼社長 石黒武氏 次期中計コスト削減と差別化 重点 顧客の商品力アップへ素材開発

――足元の状況および今後の見通しから。

「2021年3月期は、新型コロナウイルスの影響で4月から7月までの売り上げが大幅減となり、通期では厳しい業績となる。しかし、第3四半期だけでは自動車や産業機械の需要が戻り、売上高が1080億円と前年同期比90%程度まで回復した。第4四半期も売上高、数量ともに前四半期を超え、前年同期も上回る見込み。ただ来年度は、自動車用部品の不足やコロナ感染状況などから楽観はできず不透明感もある。このため来年度当初は、数カ月先の需要を的確に把握したフレキシブルな生産対応を図ることになる」

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