造幣局150年 近代銅産業の系譜(4) 本所鎔銅所 新天地・東京の銅産業築く 電線業に銅線供給 日刊産業新聞 2021年4月30日 06:00 ¥300 明治時代の前期、住友家の別子銅山と並ぶ規模の足尾銅山を有していたのが古河市兵衛だった。京都の豆腐商から身を立てた市兵衛は、東京で商才を発揮して政商の番頭に上りつめ、独立後は廃山同然だった足尾銅山を取得し、鉱脈を蘇らせて一代で巨財をなした。その市兵衛が次なる目標が国内最大の銅精錬工場だった。 ダウンロード copy ここから先は 1,673字 ¥ 300 購入手続きへ ログイン この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート