見出し画像

造幣局150年 近代鋼産業の系譜(2) 銅貨幣鋳造場 銅精錬追究した英国人 登山家・考古学者の顔も

 1871年(明治4年)8月、造幣局で金貨・銀貨の鋳造が始まり、2年後の1873年(明治6年)12月、主力工場となる「銅貨幣鋳造場」が竣工した。この工場には反射炉など銅精錬と貨幣用の圧延設備がそろっており、ここに国内で初めて溶解・精錬から圧延まで一貫生産できる近代伸銅工場が誕生した。

ここから先は

1,780字 / 1画像

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?