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軽金属素材の展望/熊井真次・軽金属学会会長に聞く/期待される環境負荷低減

 軽金属学会は昨年70周年を迎えた。2050年のカーボンニュートラル実現に向けた取り組みの中で、輸送機の軽量化などアルミニウムとマグネシウム、チタンといった軽金属が果たす役割は非常に大きい。熊井真次会長(東京工業大学教授)に軽金属素材の展望について聞いた。


 ――軽金属学会と軽金属が社会で果たす役割について。


 「軽金属学会が今後も社会に恵みをもたらす『恵金属学会』として発展し、創立100周年を迎える2051年には、皆さんで祝えるよう『慶金属学会』に育っていることを願っている。軽金属は物理的に軽いという利点に加えて、今後は環境負荷にとっても軽いという特長にますます社会の期待が集まるだろう」

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