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需給・市況を診る/構造用鋼/三菱製鋼 取締役常務執行役員/関根博士氏/車回復見越し納期調整

 ――構造用鋼を取り巻く足元の環境から。


 「1―3月の国内特殊鋼需要は月間ベースで約150万トン、このうち構造用鋼は約70万トンで、それぞれ前年同期比横ばいプラスアルファで推移する見通しだ。半導体不足や新型コロナウイルス感染症影響による自動車関連ユーザーおよびサプライチェーンの混乱が長引いている。2020年度下期からの急激な需要増に対応するため自動車関連ユーザーは鋼材の必要量を確保するため発注を増やしてきたが、今期第4四半期では減産の影響で引き取りの悪化が顕著になっている。トラック向けも状況は厳しい」

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