解説/大同特殊鋼 2030年見据え新中計策定/成長需要捕捉へ種まき/投資効果で事業体質強靭化

大同特殊鋼は、外部環境の目まぐるしい変化の中、経営理念である「素材の可能性を追求し、人と社会を支え続ける」を実現するため、2030年のありたい姿を「高機能特殊鋼を極め、『グリーン社会の実現』に貢献する」と定めた。それを踏まえ、25日に発表した23年度を最終とした中期経営計画では、30年を見据えた新たな成長分野でのビジネス拡大とともに、知多工場でのステンレス鋼上工程での上方弾力性強化といった設備投資を行うなど、事業体質の強靭化を推進。将来と足元に対する取り組みを両にらみで進めていく方針だ。

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