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三井物産 鉄鋼製品本部長に聞く/藤田浩一執行役員/モビリティー・エネ・インフラ・流通/4領域に照準/ゲスタンプ通じ北米EV強化

 ――2020年度は連結純利益が19年度の47億円から21億円に後退したが、上期が58億円の赤字で、下期は79億円の黒字と急回復した。


 「海外事業の1―6月の業績を反映する上期は、新型コロナウイルス影響で世界中のビジネスが軒並みストップし、事業会社の収益が悪化した。第2四半期は赤字幅が45億円に拡大し、上期としては大幅な赤字が残った。特に自動車用プレス部品製造でグローバル展開するゲスタンプはインパクトが大きく、通期で24億円の黒字から67億円の赤字に後退した。7月以降、中国や米国の自動車生産などが回復に転じ、9月以降は国内や近海の物流も正常化に向かい、事業本部として何とか黒字を維持できた」

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