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低炭素アルミの未来/ルサール・ジャパン 村上歩社長に聞く/ゼロカーボンアルミ量産へ

 脱炭素社会の実現に向けて水力発電など再生可能エネルギー由来の電力を用いて製錬したグリーンアルミが世界的に注目されている。露アルミ大手のルサールはグリーンアルミに加え、不活性陽極を用いたゼロカーボンアルミの量産を目指している。日本法人のルサール・ジャパンの村上歩社長に低炭素アルミの未来について聞いた。


 ――日本でグリーンアルミは広がるのか。


 「以前は低炭素地金に興味を持っているが、浸透していない状況だった。現在は普及が進んでいる印象を受けている。多くの日本企業が低炭素アルミに興味を持ち始めており、うち何社かは2022年の年間契約で取引を検討している。脱炭素化に対するサプライチェーンを通じた要請がきっかけとなっているようだ。温室効果ガスの排出低減のためにはサプライチェーン排出量のスコープ3に低炭素アルミは欠かせない」

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