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鉄鋼新経営/新たな成長に向けて/合同製鉄社長/内田裕之氏/電力高騰対応が最大課題/価格変動制と納期明確化 奏功/日刊産業新聞 22・12・6

 ――上期(4―9月)に黒字転換した。

「第2四半期中に高騰していた鉄スクラップ価格が調整局面を迎える一方、製品価格の改善が進んだことなどで黒字を確保することができた。安定操業をベースにありとあらゆる操業努力、コストダウンに一段と取り組んだことも収益に寄与しており、製造工程で発生するスラグやダストといったいわゆる『静脈』部分の処理費用削減などにも着手した。下期(10月―来年3月)は電力単価の高騰への対応が一番の課題となる。23年3月期の経常利益見通しは上期の約10億円の上振れ分を含めた90億円に上方修正しており、電力単価の高騰を加味した上で収益確保に取り組む」

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