「未来へ 見出す活路 溶接鋼管・引抜鋼管メーカーの戦略」 次なる需要のヤマに備え「変化への対応」「挑戦」が鍵

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 溶接鋼管は建設・土木やプラント、造船、自動車、建設機械と非エネルギーの分野で主に使用される。シームレス鋼管含む受注は2016―18年度と堅調だったが、その後に東京五輪・パラリンピック向け需要が一服。米中貿易摩擦などによる世界の景気減速が影響して19年度の全国受注は308万トンと前年を10%強下回り、コロナ禍を受ける20年度は同10―20%減る見込みだ。メーカー各社は生産を調整するが、次なる需要のヤマに向け、生産の効率化や品種・販路の拡大など対策にも乗り出している。

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